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GOMA28

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テール しっぽのある美女

THALEl001.jpg

THALE
2012年
ノルウェー

アレクサンデル・ノダース監督・脚本

シリェ・ライノモ、、、ターレ(尻尾をもった種族の美女)
アーレン・ネルヴォル、、、エルヴィス(犯罪現場の清掃夫)
ヨン・シーヴェ・スカルド、、、レオ(犯罪現場の清掃夫)


北欧に伝わる尻尾を持った妖精“フルドラ”伝説から作られたダークファンタジーか。
人類の他にもそれにとって替われる力を持つ種族が存在するという噺にもとれる。

犯罪現場の清掃夫でありながら、死体とか肉片を見ると直ぐにゲボゲボ吐いてしまうエルヴィス。
とてもニヒルで冷静に見えて、肺が悪く(肺癌で)やはりゲホゲホ咳込んで、遂に吐血までしてしまうレオ。
この名コンビで、森の山小屋で惨殺された老人の遺体回収に向かった。
その家の地下に別のしっかりした部屋を二人は見つける。
本や書類、研究の為の設備が完備された部屋に二人は驚く。
これを上司に連絡するが、そこに行くまでには時間がかかるとのこと。
二人はその場所で待つことになった。

THALEl002.jpg

この貴重な発見現場を現状維持する為、レオは何度もエルヴィスに何にも手を触れるなと忠告する。
しかしこのエルヴィス、直ぐに吐くわりに、何にでも素手で触れまくる。
好奇心が強いのか、規範意識が乏しいのか、何にも考えていないのか、、、。
ともかく面白い北欧の兄ちゃんであることは違いない。

カセットレコーダーとSonyのテープを見つけると早速、巻き戻しては再生する。
そんなことをしているうちに、白濁タイプの入浴剤で満たされたようなバスタブから、プハーッと特殊ゴーグル付けた美女が飛び出した。二人は呆気にとられる。
美女はケーブルが色々とついた尋常でないバスタブから出て、苦しそうに全裸の為か寒そうにもしている。
すると突然エルヴィスを後ろから首を絞め、二人に対し警戒する。
レオは落ち着かせ、彼女に服を渡す。
彼女は落ち着き、エルヴィスはカセットテープから彼女と惨殺された博士のやり取りを幾つも聞き取り彼女についての情報を得てゆく。
彼女がスッと消えたと思うとベッドの下におり、エルヴィスは彼女と並んで床に寝ころび、彼女の手に触れた瞬間、電撃的に彼女のこれまでの生きて来た光景を生々しく脳裏に浮かべることが出来た。

どうやら彼女は赤ん坊の時、捨てられていたのを博士に拾われ、彼に大きくなるまで極秘に育てられたのだ。
何故、秘密に育て二人だけで過ごしてきたのかというと、彼女は人類ではなかったから、そして彼女目当てに襲い掛かって来る彼女の種から彼女を守るためであった。
博士はとても大事に彼女を育てて来たのだが、、、
成長につれ非常に強い力が制御できなくなって来た為、博士は彼女の尻尾を切り落としてそれを冷蔵庫にしまった。
また人とは代謝機能が異なる為、特殊なバスタブで長時間入浴をするルーチンになっていた。
この入浴で彼女は一見人類と見分けのつかぬ身体になっていたのか。彼女の名はターレという。

THALEl003.jpg

外の森から、彼女のネイティブの同胞がたくさんこの山小屋にやって来て様子を窺っていた。
そんな時にこの小屋に突然乱入者が現れる。
これはレオが携帯で連絡した上司ではなく、ターレのお友達でもなかった。彼女は酷く怯えている。
誰かの元で独自に動いている特殊部隊のようであった。
ターレの素性も細かい情報をもっている連中のようで、彼女を捉えに来たらしい。
レオもエルヴィスもテロリストの捕虜みたいに頭に袋を被され縛られた。
だが、彼女を探しに行った正体不明の特殊部隊は例の地下室で彼女に皆殺しにされてしまう。
更に二人といた隊長も彼女の種族に殺される。
確かに戦闘力が凄い。人数で人類が繁栄したのか。この種族が今後、どのような動きに出るのか、、、。
森の妖精の位置に留まっていてくれれば、問題ないのだが。

ターレは今やフリーとなり、そこを出てゆく前に目隠しされたままのレオの目の前で、手を翳していた。
彼女は枯れた花を元の活き活きとした生花に戻す能力ももっていた。
彼女は、二人の前から完全に姿を消す。
森の高台から彼女は何体もの同士を確認し、彼らを追って明るい表情で歩き出す。
随分、骨格や肉付きが彼らとは異なるが、彼女は人に育てられたことでかなりの身体的変形もしてしまったように思われる(まるで美しい人の女性そのものなのだ。もう尻尾もないし)。

レオは、病院の検査から戻り、主治医から癌が消えていると聞かされたことを相棒のエルヴィスに伝える。


説明はほとんどなく謎の残る不思議なファンタジーであったが、北欧のロケーションの元、淡々とした静かな雰囲気は素敵であった。







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