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GOMA28

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陰陽師

onmyouji003.png

2001年

滝田洋二郎 監督
福田靖、夢枕獏、江良至 脚本
夢枕獏 『陰陽師』原作


野村萬斎、、、安倍晴明
伊藤英明、、、源博雅
今井絵理子、、、蜜虫
夏川結衣、、、祐姫
宝生舞、、、瓜の女
矢島健一、、、藤原師輔
石井愃一、、、藤原兼家
石丸謙二郎、、、陰陽頭
国分佐智子、、、任子
螢雪次郎、、、源忠正
下元史朗、、、小野清麻呂
八巻健弐、、、橘右近
木下ほうか、、、垣武天皇
立原瞳、、、綾子
萩原聖人、、、早良親王
柄本明、、、藤原元方
岸部一徳、、、帝
小泉今日子、、、青音
真田広之、、、道尊



以前、TVで観た覚えがあるが、なかなか面白かった。
時代考証とか文化思想的なことは、さておき。
この世とあの世の繋がり具合が良い雰囲気で出ていた。鬼や怨霊が人々の日常のなかに跋扈していた様子は窺える。
全体の明るさも丁度良い加減か、、、。

onmyouji002.jpg

野村萬斎の凛とした佇まいと所作がミステリアスでもあり良い。泰山府君祭の舞いも良いが、竹藪の中を下って走るところなども、、、何とも言えない。
真田広之の貫禄ある凄み。やはり彼が物語の心となって動かしていた。
夏川結衣の怨念。その怪しい魅力が良い。
伊藤英明の頼りなさ。笛が上手いということでキャラにあっている。特殊な中空存在の雰囲気が出ていた。
今井絵理子の蜜虫は中国から渡って来た蝶だという感じがよく分かるアーティフィシャルなマスコットか。
小泉今日子の年齢不詳の重厚さもピッタリな雰囲気に思える。青音は結局何百年年生きているのか、早良親王を成仏させないうちは死ぬことも出来ぬ宿命を抱えた諦観が漂っている。

安倍晴明VS道尊の終盤の闘いは何とも面白かった。
口元に人差し指と中指をたて、呪文を唱えつつ闘うところが新鮮でシュールなものであった。
最後は結界を張って道尊を閉じ込めとどめを刺す。
道尊は己が操った祐姫と同じように自ら刃で首を切って果てる。
この辺の件を観ても、真田広之でなければ物語全体が軽くなってしまうことがよく分かる。

この晴明、先見の明というか洞察力に問題があるか。ほとんど禍々しい空模様などで異変に気づく。
闘いとなると様々な力を発揮するが、いつも先手を打たれて、後手に回ってばかりというのは、如何なものか。
源博雅はいつもぼんやりしているし。
ふたりで力を合わせて都を守るというのとは、どういう関係においてだ。
源博雅という存在は何か?

onmyouji001.jpg

「博雅はいい男よのう」といつも謂われているように、博雅が都にいることで、もともと人や都などどうでもよい晴明が手を貸すようになっていた。
博雅が思いを寄せていた祐姫が彼の腕の中で息を引き取った際に、晴明が道尊に向け文字通りの一矢報いたところは、かなり晴明の入れ込みようが分かる。ここはとてもカッコよいシーンであった(あまりそう感じさせる場面がない中で)。
晴明にとって源博雅は、特別な存在であり守らなければならぬものなのだ。
(その割に、のんびりしていて一度死なせているが)。

つまり一度博雅は殺され、青音の生命を貰って生き返ることで、青音の霊魂の言葉が道尊に取り憑いた早良親王に伝わり、2人ともそろって成仏して逝くことになる。その結果、道尊は利用しようとしたその巨大な怨念の力を失う。無敵ではなくなる。
博雅はまさにその時の器としての役割を果たす存在であったのだ。
ふたつの大きな霊を成仏させるための存在。結果として晴明と共に都を救う。

onmyouji004.jpg

橋の下の女の屍に纏わりつくヘビの生々しさに対して、蜜虫の蝶や道尊の偵察鳥、呪いをかけられた赤ん坊や悪霊の煙などは当時のVFXの限界というより、あやかしや機械仕掛けを誇張して魅せるためのぎこちなさか。
道尊が額に射られた矢をズブズブ押し込んで口から出してくるシーンはおどろおどろしさよりというより、イリュージョン的な御ふざけに見え、ちょっと白けさせた。この辺の演出、何とも言えない。
今のVFXで作ってしまうとかなり異なる印象になるはず。臨場感はやはり格段に違っていたはず。


迫力やスケール感はないが、平安京独特の世界観を醸そうとしたことは分かる。
Ⅱは、観ようかどうしようか迷っている。







ここのところ、毎日BlackPinkを聴いている(Vを観ている)。
呪術的なサウンドとパフォーマンスに魅せられる。
また、素晴らしいK・ポップグループが活躍していることを知った。
このグループは病みつきになりそう。

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