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GOMA28

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Anastasia: Once Upon A Time - アナスタシア・イン・アメリカ

Anastasia001.jpg

Anastasia: Once Upon A Time
2019年
アメリカ

ブレイク・ハリス監督・脚本


エミリー・キャリー、、、アナスタシア(ロマノフ王朝の皇女)
ブランドン・ラウス、、、ロシア皇帝ニコライ2世
アミア・ミラー、、、メイガン(1988年アメリカの女子高生)
ドナ・マーフィ、、、魔女のヤラ
アルマンド・グティエレス、、、ラスプーチン
ジョー・コイ、、、レーニン


アナスタシア伝説が色々とあり、確かアニメやミュージカルでもあったような~というところで、ちょと気になって観てみた。
(イングリッド・バーグマンの「追想」も原題は「アナスタシア」だった)。
17歳で二月革命の際に成立した臨時政府に監禁され家族、従者と共に銃殺された皇女である。
悲劇の少女でもある為(いや、ロマノフ王朝の遺産目当てでもある)、密かに彼女は救出され逃げ延びたという伝説~ドラマも沢山生まれ話題にはなった(わたしも知っているくらいだし)。帝政崩壊しソ連になった後、沢山出て来たアナスタシアであったが、埋葬された場所が分かり、家族と共に遺骨が確認された為、全てが偽であったことが判明する。
とても有名な偽アナスタシアに関してはDNA鑑定を彼女の遺骨(彼女も故人となっていた)に対して行ったが別人であった。

ニコライ2世がハンサムであった為、子供も皆美形揃いと言うが、皇太子のアレクセイは確かにそのままハリウッド映画で子役が務まりそう。皇女たちも、、、皇女は4人おり彼女は一番下のお転婆娘とのこと。

Anastasia002.jpg

さて、この映画の方であるが、舞踏会の最中に急襲してきたレーニン一派から逃れ地下室から、アナスタシア独りラスプーチンの作ったポータルに飛び込み、1988年アメリカの公園に着地する。ソ連もゴルバチョフ政権(ペレストロイカ~グラスノスチ)になっている。アメリカとも雪解けムードにはなっているが、、、。
かと言ってめんどくさいタイムリープものではない。
シリアスなものでもなく、所謂(青春友情モノ)ファンタジーである。
ラスプーチンは、何と普段はニコライ2世に忠誠を誓う極めて善良な僧であり、ここではアナスタシアを逃がした後、魔女のヤラに魔法をかけられレーニンの謂う通りに動く手下にされ、アナスタシアを捕えるために同じ時空のアメリカに自らも飛ぶという設定。

アナスタシアがラスプーチンに貰ったネックレスの光(青く光れば善人、赤いと悪人)を頼りに出逢ったアメリカ少女がメイガンである。
彼女は好都合なことに、本の虫で特にロシアの歴史に明るい。
しかし本ばかり読んでいる為、クラスでは友達もなく、虐められている。
この女優、「猿の惑星 聖戦記」のヒロインで鮮烈な印象を残したノバを演じた美少女である。あれから結構育っているが。
今回はライトなコメディで、ごく普通の地味な女子学生役であった為か、綺麗な笑顔は際立っているにせよ、特別冴えた雰囲気は見られない。演出のせいか、演技もクサイ(この次はもっと自分が活かせる役を選んで欲しい)。
ともかく、ちょっと不自然な出逢いで直ぐにアナスタシアとメイガンは親しくなり、彼女の両親も抵抗なく古風なドレスを着た少女を受け容れてしまう。アナスタシアは普通に英語を喋るし。もう何にしてもご都合主義と謂ったレヴェルではない。

ラスプーチンときたらもう、子供騙しのクリーチャーキャラである。
車を念力で蹴散らす程のパワーを持ちながら、見つけたアナスタシアを捕えるのに一苦労である。
メイガンにちょいと小突かれ暫く倒れていたり、、、キッズ映画にしてもそれは無いというわざとらしいレベル。
これで噺のテンションもダラダラである。
追いかけられているのにスリルも緊張感など何処にもない。
遊具を挟んでワオ~とか言って鬼ごっこである(監督はホントにこれを指示したのか、、、)。

悲劇の皇女アナスタシアがアメリカの美少女と楽しく過ごすシーンは、こんな経験もあって欲しいという気もちも誘い同調できるが、何とも、、、。
アナスタシア自身とても快活な女の子であったそうで、メイガンが実際に身近にいたらそれは嬉しいものであったはずだが。
そんな架空のパラダイスを夢想するような感じで観ていく分には良いとしても、やはりラスプーチンに出逢ってからのやり取りは子供騙しにも程がある。
ラスプーチンが単独でアメリカのあちこちで珍騒動を仕出かすところなどそこそこ面白いが、このパタンならもう少し他にもあるだろうと言う気がする。ちょっと物足りない。コサックダンスくらいしっかりやってもらいたい(笑。

時折入る歌~ポップスは、とてもフィットしていて~"A Life Like This"などちょっとはっとさせるチューンもあり~良かった。
かなりこの時期のサウンド・ポップスがシーンにスッと入って来るが自然に溶け込んでしまう。
そういう画面なのだ。
シンディ・ローパーの”Time After Time"は郷愁を誘い特に心地よかった。もっと曲を入れても大丈夫だったように思う。

最後に我に返ったラスプーチンと共にアナスタシアはポータルから還って行ったが、歳をとってメイガンの家の隣の空き家に越してくる。そこで感動の再開となり、ここまでの物語をこれからアナスタシアがメイガンに語って聞かせようとするところでフェイドアウト、、、


Anastasia003.jpg

そう、ミュージック・ヴィデオを眺めるような感じで観るのが丁度よいのかも知れない。
綺麗で可愛い二人のヒロインを観ているだけで和むと言えるか、、、
映画としては、極低年齢層向け、キッズ映画であった(爆。





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