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GOMA28

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幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

VAMPIRE DOLL002

VAMPIRE DOLL
1970年

山本迪夫 監督
小川英、長野洋 脚本

松尾嘉代、、、佐川圭子(和彦の妹)
中尾彬、、、高木浩(圭子の恋人)
中村敦夫、、、佐川和彦(夕子の婚約者)
南風洋子、、、野々村志津(夕子の母)
小林夕岐子、、、野々村夕子/吸血鬼
高品格、、、源造(野々村家の下男)
宇佐美淳、、、山口医師

「ゼイラム2」がAmazonPrimeにあったのだが、何と有料なのだ。会員なのに有料というところに納得がいかず、そのうち無料になったら観ることにした(爆。
そこで今回は以前観た「血を吸う、、、」シリーズの第1作目を観てみることにした。
ここのところ、古い日本のカルト映画?を出逢った機会に観ては来たが、本作もなかなかのものであった。
キャストも豪華であり、役柄にピッタリである。

これは、「血を吸う薔薇」(シリーズ3作目)よりもよく出来ているかも(この作品が良く出来たからこそ、シリーズ化され3作目まで製作されたというべきか)。
バリバリの主役級の中村敦夫が出て来て、これからどんな活躍をするのかと思っていたら、あっけなく前半で姿を消してしまう。
この喪失感~急展開は「サイコ」に近い。情景がガラッと変わる。(最後の方で椅子に座った佐川和彦の成れの果ての姿を見せるところもサイコそっくり)。

VAMPIRE DOLL004

大雨の夜の深い森の古い館から、カラッと明るい昼の都会の若いカップルの情景に。
中尾彬と松尾嘉代の溌溂としたヤングカップル登場だ。
こうやってみると、若いというそれだけのことでも価値だなあ~と思えてくる。
(映画とは関係ないが、自分とも照らし合わせても、、、つくづく)。
脂っこさのない涼やかな中尾彬(しかし芸風に癖在り)とピチピチギャルの松尾嘉代である。
ファンが見たらさぞ感慨深いものだろう。わたしもその新鮮味は悪くないと思った。

VAMPIRE DOLL005

野々村夕子の吸血鬼も上品でゴシックホラーのレベルとしてもかなりのところと思うが、あんな金色コンタクトで凄い効果であったが大丈夫なのか、と心配になった。
調度品や絵画など装飾性も高く、窓から中庭、2階から地下の階段を用いた上下の構図~動きも様式的に効果的に使われていたと思う。
そう、当時の車もとても愛おしい業界に勢いと元気のある頃のものだ。わたしとしては、こちらの方に感慨深い。

噺の方は、海外出張から帰国した佐川和彦が早く会いたい一心で、婚約者のもとへ車で夜も遅くに駆けつけるが、何とすでに彼女は自動車事故で亡くなっていたという。
その屋敷に一晩泊まり翌朝墓参りをする予定であったが、窓の外に何と死んだはずの夕子の姿を見る。
和彦はその後を追ってゆく。

VAMPIRE DOLL003

8日経ってまだ帰らない兄を心配する圭子は恋人の高木と共に夕子の屋敷に乗り込む。
そこで、母志津から夕子の死を告げられ、兄はすでに帰ったと言われる。
腑に落ちない二人は一晩泊めてもらい、様子を探ることにする。源造の排他的な動きも充分に怪しいものであった。
圭子は夕子の姿を深夜目の当たりにし、どうやら兄も帰った様子もなく、この屋敷の人間を疑い、周辺から探ることにする。

2人は役所でかつてこの屋敷に起きた一家惨殺事件を知り、何やら尋常ではない屋敷に掛けられた呪いのようなものを感じる。
夕子の死亡診断をした山口医師には、死後も人の意思は生き続ける例を聴かされた。
その後、圭子は屋敷で志津を問い詰め、高木は土葬された夕子が本当にそこに眠っているのか確かめる。
案の定墓地には、マネキンが寝かされており、夕子は死んではいないことを突き止めた。
逃げ出した墓掘り人夫が殺され夕子の走り去る姿を目撃した高木は、夕子が殺人鬼となって徘徊していることを確信する。

VAMPIRE DOLL001

兄が夕子の部屋で椅子に座ったまま腐乱死体となっている姿に遭遇し逃げ出した圭子と助けに来た高木は、突然現れた山口医師にピストルを向けられる。山口は、自分が夕子の父であり、かつてこの家の家族を志津以外全員殺害したことを告白する。戦争に出ている間に婚約者の志津が別の男の妻になってしまったことで起こした事件であった。
その後ずっと母子を守り続けて来たが、自動車事故で娘が死に瀕した時、催眠術で生き還らせる方法をとったという。
2人が山口医師に撃たれそうになった時、夕子が現れ父の喉を掻き切って殺してしまう。
すると彼女も術者の死により、息絶えてしまう。泣き崩れる志津。抱き合って呆然と立ち尽くす圭子と高木。

催眠術で生と死の間を不確かなものにする、というのも凄い噺だ。
意思~魂が死を超えて存在するとしてもこの場合肉体も血を吸い生きながらえるのだ。
エドガー・アラン・ポーの小説にそのようなものがあったはずだが。
古びた屋敷を舞台にした超自然的な怪奇譚として充分に愉しめた。


キャストもピッタリで(この点で3作目を凌ぎ)見応えもあった。
真ん中の一本も観てみようか、迷うところだ、、、。











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