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GOMA28

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サークル

The Circle001

The Circle
2017
イギリス

ピーター・キャロウ監督
スコット・オニール脚本


ロス・ノーブル、、、ポール・ロックウッド(探検家?)
エドワード・ベイカー=デュリー、、、カール・マークソン(考古学教授)
セセリア・オラフス、、、メロディ(勉強熱心な学生)
エヴァ・マリー・クン、、、クレア(派手な女子学生)
グリフィン・スティーブンス、、、ジョー・ストリート(素行の悪い学生)
コリン・バーニクル、、、アーチ―(真面目な学生)
エミリー・ヤロウ、、バンシー


またも観難いPOVか、、、と思ったが、出だしだけだった。
このPOV探検家は、位置づけからして、物語の始まる以前の超越的な場面にいる。
不穏な空気に慄き自らの最期をビデオに撮っていた。
そして考古学調査の一行を怪しい島に送った、大変怪しいボートの男(自称港長)も終わりに実際に出て来る。
最初の探検家と港長は実在する(した)ことが分かる。
バンシーも男のビデオにその姿と声が入っていた。特にその声~音である。
この3者、冒頭の探検家、チャーターボートの男、バンシーは実在すると謂ってよい。
そしていつの間にかジャックと名の付いていた犬も。彼女が目覚めた時に彼女のもとにやって来た。

考古学教室のゼミで集まった学生が教師と共にフィールドワークに出発する。
それにしてもジョーという学生、素行が悪すぎる(ウザすぎる)。
こういうのと一緒に真面目なフィールドワークは無理だ。
いやそれ以前の問題で、こいつのせいで、車が事故を起こしたのだ。
そこで彼らの時間が止まる(異なる時間系に亜流する)。

寒々とした光景(色調)や民族音楽の響きがよく合っていた。
特に森の禍々しい雰囲気は良い。高みから靄のように差し込む太陽光線などまず普段経験できない。
絶えず光と音で緊張感を維持する演出もなかなかのもの。
派手さはないがダレない。
夢の中の世界の運びにも似ている。

(メロディの)想像世界はかなり複雑で錯綜していてシンボリックでもあり面白い。
古墳のはずが、石碑がサークル状に並び内側に向いた面に古代文字でマーキングがされている。
そのメッセージを教授と同じレベルで読み解くメロディ。
「彼女は炎のように燃える、、、」彼女は蛍光塗料で書かれた碑文を発見し懐中電灯で浮かび上がらせ解読に取り組む。
ストーンサークルがシェルターになる事を読み解き仲間の命を守ることにも役立てた。
彼女にとっては実り多いフィールドワークの経験となったか。
キリスト教要素は入っては来るが残酷で生々しくもある。
羊や犬も出て来る。
痙攣も起こる。痴話喧嘩も。しかしメロディは、カール教授の事は尊敬していたはずだが、識域下ではそのような疑念も抱えていたのか?
ジョーにとっては、片思いの彼女(それ目的の参加)が教授に取られて最悪の事態に。教授が被害者ではあるが、彼も何もこんな場所でいちゃつくこともあるまいに。
携帯が圏外なのは、彼ら自身が圏外であるから。

青く光るランタンを持ったバンシーともうひとつ凶暴なまさに悪魔「バズリア」が徘徊していたが、この両者の間に何らかの関係性は見出せなかった。
2人とも恐らく違う方法でこの島に来た侵入者を夜の間を狙い惨殺していたようだが、その経緯やこの連中の素性ももう少し解かれれば噺に更に深みや広がりも出て来たと思われる。
ストーンサークルに逃げ込めば、バズリアはバリアで入れないことと光で彼らを遠ざけることが出来る特性は、メロディの解読から分かったが。

汽笛を鳴らしボートが迎えに来たかと思ったら、彼らを確認したあの男は踵を返して遠のいて沖に行ってしまう。
助けを呼ぶ声が男にとってはまだ生きていたのか、という確認合図というところか?まさに悪夢である。
太陽の光と夜間でも懐中電灯やUVライトでも彼らを遠ざけることは出来る。
そしてクレアは瀕死のカールを見つけ、ことの真相を知る。教授が嫉んだジョーに刺されたことを知らされたのだ。
クレアは持っていたUVライトを井戸に投げ込み、その後すぐにバンシーにジョーとクレア二人とも殺害される。

そしてサークルを出て二人を助けに出たメロディもバンシーに襲われるが、その声が救急車のサイレンに変化する。
(バンシーは 人の死を叫び声で予告するという)。両界にまたがって存在するモノか。
彼女は悪夢と謂うよりパラレルワールドから、こちらに戻って来たかのように救助隊に介護され助かったことを知る。
ジョーが車内で立ち歩きクレアに執拗に絡んでくるため教授が席に戻るよう再三注意している時に出合い頭に羊を積んだトラックに危うくぶつかりそうになるも、何とか目的の港に到着したはずであったが、実は教授のワゴン車はトラックに見事に衝突しメロディ以外全員即死であったのだ。あるいは、あちらの世界で全員死んでしまった為に、こちらでは自動車事故で死んだことに時間収束した、のかも知れない。

この2つの時間の干渉具合が、バンシーの鳴き声が船の無線ノイズや救急車のサイレンとも絡みあうことで絶妙な感覚を生んでいた。
そしてあの不気味な船頭が橋渡しをしているのだろう。

どうしても「サークル」とくれば、エマ・ワトソンとトム・ハンクスの映画であるが、2017同じ年に公開されてもいたものだ。
こっちは、全く話題にもなっていなかったみたいだが、かなり上手くまとめた作品だと思う。
(この映画の情報は、どこにも見つからなかった)。
男女関係の縺れの比重が少し大きすぎた感もあるが、キャストも良く見応えもあった。





この映画のようにAmazonPrimeでないと、観る事の出来ない作品がある。

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