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GOMA28

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血を吸う薔薇

EVIL OF DRACULA001

EVIL OF DRACULA
1974年

山本迪夫 監督
小川英、武末勝 脚本

黒沢年男、、、白木(聖明女子短大教師)
岸田森、、、聖明女子短大学長
望月真理子、、、西条久美(寮生)
太田美緒、、、三田村雪子(寮生)
荒牧啓子、、、林杏子(寮生)
田中邦衛、、、下村(校医)
佐々木勝彦、、、吉井(教授)
桂木美加、、、学長夫人
伊藤雄之助、、、高倉刑事
吉田静司、、、土屋刑事
小栗一也、、、細谷(聖明女子短大教師)


一昨日辺りから、過去のカルト映画?に当たり、観始めているのだが、往年の名優の若かりし頃を見る価値は感じるが、私自身あまり映画や俳優に関心が深い訳でもない為、その頃の街並みや車、調度やグッズ、ガジェットに目が向く。
ここでは、もう1970年代なので、車もさしてクラシックカーという訳でもなく、あまり時代の特性は感じられなかった。
特定の御屋敷内がほとんどであり、空間的にも限られている。

「血を吸う」シリーズの第3作目らしい。日本の吸血鬼というのも面白いが、宗教性はどうなのだろう。
日本流吸血鬼の雰囲気が掴めれば、これひとつ観てよしとする。
他に色々見るものがあるし。このカルトシリーズも最後としたい。
「怪奇大作戦」で馴染んでいた岸田森目当てで観てみた。
日本の俳優では、一番好きな方の俳優だが、「ゴジラ」の芹沢大助博士の平田昭彦が圧倒的であったな、、、。昨日の「電送人間」にも出ていたが。
後は、笠智衆。
思えば、「東京物語」と「ゴジラ」の二つがわたしにとって最も神聖で美しい日本映画かも知れない。
そう、もうひとつ、「雨月物語」(溝口 健二)も忘れられない。これは変わらないだろうな、、、。

EVIL OF DRACULA002

長野県字魔ヶ里村の聖明女子短期大学を舞台に、200年前に起きた陰惨な事件に端を発する吸血鬼伝説が蘇る、と言った感じか。
東京から呼ばれた心理学の教師白木が何故かいきなり現学長から次期学長候補だと告げられる。
白木は勧められたブランディ―を呑んで眠った夜、悪夢を見る。
吸血鬼と逢ったこともない失踪した女子学生を夢でありありと見たのだ。
寮では学生の不審な失踪も続いており、前学長候補は発狂しているという。
「不死身の魔性は生身の人間に乗り移っている」という彼の日記を発見する。
学長を疑い、白木は校医の下村とともに真相を探り始める。

EVIL OF DRACULA004

その間に、また女子学生が犠牲となる。
そして下村校医も学長が女子学生の血を吸っている現場を押さえ写真を撮りながらも彼に殺されてしまう。
現像された写真には、女子学生しか写っていなかったが、明らかに何者かに支えられた姿勢なのだ。
その不自然に空いた空間を埋める者は現学長であった。
彼は人の身体に憑依しては生命を長らえてきた吸血鬼なのだ。
丁度、学長とその妻は身体の取り換え時なのであった。
その候補が白木とどうやら西条久美のようだ。
久美と同部屋の二人、三田村雪子と林杏子は学長夫妻の犠牲となってしまう。

EVIL OF DRACULA003

かなり早い時点で学長が鋭い牙を見せて吸血鬼の正体を見せてしまうので、こちらにとってサスペンス的なワクワク感は無く、オカルト的な深みも感じない。そもそも日本で吸血鬼と謂われても歴史的背景を下村校医の伝説の語り部の付け焼刃で納得させようとしても無理がある。
必然的にクリーチャー(ホントはサタンだがその意味性は無い)との取っ組み合いのファイトみたいになってしまう。
学長吸血鬼が暴れ、白木が散々投げ飛ばされたりして苦戦するが、ただの肉弾バトルが続く。
吸血鬼の圧倒的な強さを表しているのか、迫力を見せてシーンの盛り上げを見せようとしているのか、しかし流れは何とも言えない平板なものだ。起伏も捻りもなくギミックもなく、シーンは退屈に成らざるを得ない。

最終的に胸に杭を打ち込むことで仕留めることになるが、偶然のことである。
必死で暖炉から拾った火掻き棒?で闇雲に突き刺したまでだ。宗教的な意味はない。
これで学長と夫人の二人が同時に萎れるように果てて逝く。
一心同体なのだ。

EVIL OF DRACULA005

薔薇の花については、女子学生が白い薔薇を一輪挿しにしていたが彼女が血を吸われたときに薔薇も赤く染まったというだけで、周囲は花を挿し替えたと思ったというくらいのもの。
余り題名とするほどの重みも象徴性もない。オマケ程度のアクセサリー。

あまり黒沢年男がこの役どころに合っているようには思えなかった。
女性陣も今一つ。
岸田森が独りで前のめりに頑張っても、ちょっと周りが乗り切れなかった感がある。
田中邦衛もよい味を加えていたが、作品自体がともかく小品であった。


明日はヴィスコンティでも観たい、、、。














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