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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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日本沈没

TIDAL WAVE003

TIDAL WAVE
1973年


森谷司郎 監督
中野昭慶(特撮)監督
小松左京 原作
橋本忍 脚本
富岡素敬 撮影
佐藤勝 音楽


藤岡弘、、、小野寺俊夫(潜水艦操縦士)
いしだあゆみ、、、阿部玲子
小林桂樹、、、田所博士
滝田裕介、、、幸長助教授
二谷英明、、、中田(科学技術庁)
中丸忠雄、、、邦枝(内閣調査室)
村井国夫、、、片岡(防衛庁技官)
夏八木勲、、、結城
丹波哲郎、、、山本総理
伊東光一、、、外務大臣
大久保正信、、、老人
角ゆり子、、、老人の姪
竹内均、、、竹内均教授


日本の古典的名作でその内、観なければとおもっていたものの一つを今日観てみた、、、。
丹波哲郎が総理大臣で出ていた。好きな俳優である。

竹内均教授が地球内部の構造を内閣大臣や専門家相手に解説しているところは、NHKの科学番組みたいで面白かった(笑。
丹波哲郎がとても真剣に聴き入っていた。流石に上手い説明である。
これまで地球史的に観れば大規模地殻変動は何度も起きてはいるが、今回は日本海溝における大きな変動で日本列島が消えるに留まる。
(他にもアドヴァイザーとして、耐震工学:大崎順彦、海洋学:奈須紀幸、火山学(気象研究所地震研究部長):諏訪彰などの専門家がついている。とても力の入った映画だ)。
随所に見られる科学的な説明が納得のいくものであった。

TIDAL WAVE005

ウルトラQのノリで始まりウキウキしながら見られた。まさにその質感である。
ゴジラ」以来の大作だと思う。
「わだつみ」がやはり魅力だ。わたしは宇宙探査機と潜水艦にはかなり惹かれるものがある。
しかもこの「わだつみ」10万メートルまで潜れるのに、15人くらい乗船出来そうではないか。
しんかい6500など、パイロット2人と科学者1人までしか乗れない。おまけにトイレもない為簡易トイレ持ち込みである。
「わだつみ」には乗ってみたい(笑。青木繁の「わだつみ、、、」から来たネーミングであろうか、、、。
この「わだつみ」を田所博士ら科学者を何人も乗せて、小野寺が操縦し深海を探索する場面は、わたしとしては一番ハラハラした。

TIDAL WAVE004

田所博士と山本総理と小野寺俊夫を中心に配し、科学者~政府~民間人の動線を絡めてゆく。
人物描写がそれぞれに濃く単なるパニック映画とはならない重厚さがあった。
特に、この映画では、日本民族が国を失い、他の国に引取られて果たしてやっていけるのか、という部分もかなり考えさせるものとなっている。島国に守られて来た日本民族がどれだけ諸外国でやってゆけるのか。
首相と田所博士、そして小野寺操縦士もそれぞれ真剣に考え立ち向かっていた。
外相が根回しして回っていた外国の対応、国連での諸外国の反応もリアルである。
それはそうだ。すでに移民問題で長年問題を抱えている国も少なくない。
日本人100,000,000人の受け入れはどう分担してもどうしたって無理がある。
これから先の情勢を考えれば、移民受け入れは更に厳しくなってゆくはず。
(実際、こんな事態になったらどうするのだ、、、恐らく日本の政治家で考えている人間はまずいまい)。

TIDAL WAVE002

このまま何もせず、全員日本列島と共に心中という選択肢もあった。
その選択肢を踏まえた上での未曾有の事態における判断としては、これ以上は望めなかったのではと思わせる。
先見の明を持って臨む山本総理の真摯な対応ぶりは、実際の現実の政治状況を改めて考えさせるものがあった。
数日前やっとうちにも「あべのマスク」が届く。まず使うことのないマスクが。
頓珍漢な政局からしても、このような事態に対応できる日本ではないことは自明である。
田所博士が他の学者とのTV対談で、国民を不安に陥れるものではないなどと嘯く姿勢に腹を立て「この御用学者め!」と叫んで掴みかかるところなど、共感した。事態がまるで分かっていない者たちがギリギリまでしたり顔でいるのだ。

TIDAL WAVE001

苦慮しながら難しい決断をしてゆく凛々しい総理であった。
小野寺俊夫も民間人として人々の救出を精力的に行い海外メディア「ニューズウィーク誌」でも”かみかぜ”として取り上げられる。
ここでも雑誌名をちゃんと適当な名のでっち上げ誌ではなく、「ニューズウィーク」を使っているところに気概を感じた。
ただ、彼と阿部玲子の恋愛の成り行きなどの線にはあまり魅力は感じない。
勿論、市井の人の恋愛~個人的な生活を、この民族存亡の大混乱のなかに絡める狙いは理解できるが、然程ドラマの効果は無いように想える。どうも玲子役のいしだあゆみが弱い。もっと良い女優がいたはず。これが勿体なかった。
結局、二人とも助かるが、それぞれ遠く離れた外国に彷徨う身であった。
日本人が世界に散ったら果たしてどうなるのだろう、、、。
ユダヤ人のような力(狡猾さや知恵)が発揮できるだろうか。


わたしとしては、ウルトラQなどの特撮モノを見る楽しさの(フェティッシュな)延長で観ることが出来たが、最近のハリウッド映画のVFXを見慣れた目で見たりすると結構キツイものかも知れない。
当時の出来る限りの工夫を凝らした大作であるとは謂えようが。










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