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GOMA28

Author:GOMA28
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サスペリアPART2

Profondo Rosso005

Profondo Rosso
1975年
イタリア


ダリオ・アルジェント監督
ダリオ・アルジェント、ベルナルディーノ・ザッポーニ脚本


デヴィッド・ヘミングス、、、マーク・デリー(ジャズピアニスト)
ダリア・ニコロディ、、、ジャンナ・ブレッチィ(ジャーナリスト)
ガブリエレ・ラヴィア、、、カルロ(マークの親友のアル中のピアニスト)
マーシャ・メリル、、、ヘルガ・ウルマン(心霊学者、読心術師)
クララ・カラマイ、、、カルロの母親
ニコレッタ・エルミ、、、オルガ

「サスペリアPART2」というので、あのサスペリアのPART2なのだと思って観始めたら、なんだこれ?
何とこの映画が撮られたのは、サスペリアよりも前で、公開がその後になった作品なのだそうだ。
それで、日本の宣伝スタッフが、サスペリアが受けた~ヒットした後だし、これに「サスペリアPART2」とつければお客も来るぞ~ということで、全く何の関係もない映画に「サスペリア」の名を付けてしまったのだという。「PART2」と続けば普通、続編と思う。
普通、、、何の関係もない映画にそんな題名付けるか?
流石に神経を疑う。邦題にはこれまで疑問が多かったがその比ではない。
軽く詐欺だ。悪ふざけなのか?客を馬鹿にしているのか。
音楽でサスペリアに有名なあの音を提供していたゴブリンが参加している。サウンドとして彼ららしくよく出来た部分はあるにせよ、ちょっとこのBGMとしては問題多い。

これから見れば、水野氏の「~カーボーイ―」など清々しい。
『紅い深淵』とかでは、ダメなのか?

それでも映画が良ければ、観終わるころにはそんなこと忘れているが、観る方も結構大変だった。
ストーリーも演出も音楽もキャストも皆、しっくりこない。どれもイマ2なのだが、特に音楽が酷い。酷すぎる。
何のつもりだという音を鳴らす。ここはどういうシーンなんだ、と思うと何を狙っているのか定かでなくなる。

全体のテンポの悪さには参った。
独特のスカスカ感。
そして間延びしてダラダラ続く。
きっと恐怖映画ということで(サスペンスか?)、「サスペリアPART2」でいいや、ということなのだろうが、ちっとも怖くないしドキドキもしない。
生理的にも感覚的にも感情的にも知的にも、訴えてくる何かがない。
そう思うと逆に変わった面白い作品なのかも。
しかしわたしは、そういう風変わりな時間を味わっている暇などない。

Profondo Rosso003

どうも主演の二人からして違和感タップリで、どちらかと謂えば、始まって早々殺された心霊学者の方に長く活躍して欲しかった。
何でピアニストが偶々目撃しただけの事件にあんなに執拗に関わろうとするのかサッパリ分からないし、女性ジャーナリストの方も言動などいちいち意味不明でわざとらしくて鬱陶しい。
大概は序盤に犠牲になって消えるタイプに思えるのだが。
それから気になっていたのは、ピアニストであり、観る角度によってポール・マッカートニーに似ているのだ。
ポールがホラーなんてあり得ない。その辺からもやたら胡散臭いのだ。
これらのキャストを2時間を超えて見続けることは耐え難くもある。


それに、無くなった絵が実は鏡であり、その鏡に映っていたのが犯人だった、、、?
何だそれ?
さっぱり分からん。
まず、心霊学者の家で絵が無くなったことに気づくが、その後その絵だと思っていたのが鏡に映った犯人の顔であった、何て間違いがそもそもあり得るか?そんなに近距離に犯人がいたなら、まず鏡を見る前に実物に気づかないなんてことあり得ない。それに「鏡に映った顔」が「絵」だなんて、、、そんな取り違えあり得るか?
う~ん、犯人のカルロの母は実は夫を息子の目前で殺害した時、すでに精神に異常を来しており、それ以降ずっと息子が酒に溺れながらも母のケアをし続けて来たのであろう何とも悲惨な噺であるが、この主人公のピアニストもかなり普通の神経から逸脱した男にしか映らない。角度によってポールに似ているところからも猶更そうだ。

くだんの母が、読心術の出来る心霊学者を殺したのは、彼女の講演会で自分の激しい殺気を読まれ、こころを全て見透かされ、かつての犯行を警察にばらされると思ってのことであろうが(取り越し苦労に思えるが)、夫を殺した当時、警察には年端のいかぬ息子が父を殺したことにしていたのか?(服役してきたのなら過去の犯罪で問題ないし)。
だとすれば息子がアル中になるのも分かる。そして気の遠くなるほど長い母との二人暮らしでは、気が変にならない方がおかしい。最後は母を庇って自分が犠牲になるのだ。彼も狂気の母に取り込まれていたのか、ともかく尋常ではない。

Profondo Rosso002

そしてナルシスト女ジャーナリスト。偽ポールが嫌がるのに強引に一緒に組んで謎を解こうとするが、ともかく騒がしく厚かましく役に立たないと思っていたら、ポールがいやピアニストが謎解きをしている最中に殴られ火に巻かれたときに何ともタイミングよく助けに来るのだ。
そんなに気の回る人には見えないのだが。ピアニストがカルロに銃で撃たれようとした時にピタリと警察がやってくるのもそうだが、狂気のご都合主義に思える。

Profondo Rosso001

犠牲者たちが命を狙われる時にいつも同じ子供向けの音楽が流れてくるのだが、例の母がレコード~テープ持ち歩いているのか?
かなりの老婆である。そんな演出までしながらヘルガの友人の心霊学会のガタイの良い男性をいとも容易く家具の角に顔面を叩きつけて殺したり、こちらのミスリードを誘うにしても不自然過ぎる。この時に登場するカラクリ人形にだけはハッとした。ここだけビックリした(笑。

Profondo Rosso004

最後のエレベーターにブレスレッドが絡み老婆の首が切れて死ぬところも何だかな~と思う。
ともかく、悉く出てくる人たちはあっけなく老婆に殺されて、あのジャーナリストさえナイフで刺され重体なのに、やはりかなりの特異な精神構造のお調子者の偽ポールのようなピアニストは、ひとりなんともない。

そういえば、ピアニストにお化け屋敷を紹介した管理人の娘も小動物を虐めて父にビンタを喰らっていた。
登場人物皆、かなり常軌を逸している。その調子の狂った人々の演じる悪夢の物語という感じで味わうべきだったのか、、、。
勘弁して、、、。


噺や筋はとりあえずどうでもよいとして、色々と納得のいかない映画であった。
そう、画像としての構図などはよく配慮されていたと思う。
しかし、これが2時間強というのも、つらい原因のひとつ。










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