すいせい ~ 「ハレー艦隊」だ!

ハレー彗星が76年ぶりに接近ということで、結構ハレー彗星ブームとなったことを覚えています。
日本の「すいせい」(PLANET-A)探査機が1986年のこの日3月8日にハレー彗星に会合しました。
ハレー彗星の太陽に面した側の15万kmまでの接近を果たしました。
うちの近所の宇宙科学研究所を本部としています。
これが発射される少し前に「さきがけ」というテスト探査機が打ち上げられています。
これはハレー彗星にも700万kmまで接近してはいますが、主に打ち上げロケットのM-3SIIロケット2号機の性能チェックのためのものであったようです。さきがけにはこれといった探査装置は組み込まれてはいませんでした。
いままでほとんど意識していませんでしたが、140kgしかないんですね。探査機って。
つまり、白鵬関より軽いのです。
この身軽さで?紫外撮像によるハレー彗星の自転周期、水放出率の変化の測定、ハレー彗星起源のイオンが太陽風に捉えられた様子などを予定通り調べました。
その後、太陽風の観測を行い、地球スイングバイを実施し1992年8月20日、運用終了となりました。
ご苦労様。
ヴェガ(旧ソ連)・ジオット(ヨーロッパ)・アイス(アメリカ)と協力して、ハレー彗星を観測したので、これらの探査機は「ハレー艦隊」と呼ばれたそうです。外ー宇宙に向かうと国際協力はし易いですね。
かの土星探査機カッシーニのときもアメリカー欧州ーイタリア協力でしたが。しかしカッシーニは重かったはず。
そう、5.8tです!白鵬何個分だ?
ちなみに(どっかで聞いたことある)、ヴェガ1は1万m、ヴェガ2は8000km、ジオットは500km、までハレーに接近しました。
丁度、カッシーニを思い出したので、明日はカッシーニをちょっと書いてみます。
そう言えば、3月9日はガガーリンの誕生日です。


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