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GOMA28

Author:GOMA28
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しゃべれども しゃべれども

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2007年

平山秀幸 監督
奥寺佐渡子 脚本
安川午朗 音楽

国分太一、、、今昔亭三つ葉(外山達也)
香里奈、、、十河五月(クリーニング店の娘、三つ葉の生徒)
松重豊、、、湯河原太一(元野球選手、解説者、三つ葉の生徒)
森永悠希、、、村林優(大阪から東京に転校してきた小学生、三つ葉の生徒)
八千草薫、、、外山春子(三つ葉の祖母、茶道教室お師匠)
伊東四朗、、、今昔亭小三文(三つ葉の師匠)
占部 房子、、、実川郁子(優の叔母、春子の茶道の生徒)


落語には縁がないし、日頃聴く機会もない。
ここで、「まんじゅうこわい」というやつと「火焔太鼓」を観たが、確かに粋で面白い。
同時に噺のスキルというものを改めて考えさせられた。関西弁についても。
同じお題の関西弁バージョンもあることを知る。
これを調子のよい村林優少年がそれは楽しそうに喋るところが見どころであった。
活舌が滑らかで良い。
この少年が俄然面白い。やはり関西弁の喋りの方もしっくりくる。

二つ目の今昔亭三つ葉がひょんなことから話し方教室を開くことになってしまう。
そこに集まったのが、十河五月と村林優と湯河原太一であった。
それぞれ噺下手の無表情で無口な美女と関西から引っ越して来て学校に馴染めない小学生と元野球選手で解説が下手過ぎる野球解説者である。最近の謂い方では、コミュ障か。
三つ葉自身からして師匠今昔亭小三文のコピーから抜けられず、なかなか真打になれない悶々とした状況にあった。
皆、自分の「噺」を何とかして現状を打開したい人たちである。

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成り行きで始まった話し方教室から、銘々がどんな風に自らの噺の殻を破って行くかの物語が始まる。
話すこと自体に関わることは、かなり構成員同士の関係性も密にする。
話すことが苦手で不器用な者同士であっても、いや尚更そうだからこそ、濃くなることはあるかも知れない。
教室以外の場でも優のクラスの友達との覇権を賭けた野球勝負に一肌脱ぐ。
こうしてコミュニケーションが深まって行く。
というより、こうした関係性が騙りを解放して行くのだろう。

落語の練習は進み、かなりの上達を見せる。この2人の呑み込みは早い。
そして三つ葉の一門会が開かれる機会に、話し方教室の発表会も開くことになる。

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三つ葉と五月は謂いたいことを言い合い喧嘩となり、仲違いをする。
これも関係性のダイナミズムの一環であろうし、次の段階に繋がるものだ。
優はクラスのボスに三振をとられ敗北する。
だが、そのボスを自分の「まんじゅうこわい」の発表の場に招待することにした。
優の「まんじゅうこわい」に渋い顔をしていたボスもついに笑みをこぼす。
面白さで難敵を取り込む。少なくともこの先ボスが優に一目置くことは想像できる。
ここで、彼らの関係も次の段階に入った。

五月は予定していた「まんじゅうこわい」を三つ葉が拘り続ける「火焔太鼓」に替えて臨む。
皆突然の変更に驚くが、彼女もしっかりやり遂げる。
こちらの発表会も大いに盛り上がって終わり、この教室も閉じることとなる。
湯河原太一は二軍コーチになったことを告げ、村林優は将来、三つ葉の弟子を予約して去って行く。


下町風情が全編に漂う。
祖母の春子の存在、所作や語りがそのまま粋な基調を支えている。
酸漿市での五月の浴衣姿が花を添える。
この辺の雰囲気は良い。

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最後は、三つ葉が二日酔いで臨んだ一門会での「火焔太鼓」がかなりの尺で披露される。
師匠の今昔亭小三文に漸く評価される。
自分の「火焔太鼓」が出来たじゃねえか、と。

そして隅田川を走る船の甲板で、三つ葉と五月が和解して打ち解け抱擁する。
船の風は気持ち良いものだろう。

すべて予定調和の流れで、締めくくるが、この雰囲気は悪くない。








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