プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
必ずパソコン画面(PCビュー)でご覧ください。


*当サイトはリンクフリーです。

PICKUP
パラサイト 半地下の家族 -2
パラサイト 半地下の家族 -1
ヘンリー・ムーア~彫刻に見る普遍性
911爆破の証拠―専門家は語る 前
9/11:爆破の証拠 - 専門家は語る 後
アポロ 11
シャチ~優しい殺し屋~
ハイヒール
お嬢さん
とうもろこしの島
セールスマン
トラピスト1に寄せて
「労働疎外より人間疎外」によせて
カッシーニ グランドフィナーレ
カッシーニ グランドフィナーレⅡ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
スノーデン
レヴェナント: 蘇えりし者
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
写真についてーⅡ
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

私の人生なのに

watasino.jpg

2018

原桂之介 監督・脚本
清智英 東きゆう 原作
主題歌『涙の理由』JY(知英)


知英、、、金城瑞穂(オリンピック候補新体操選手)
稲葉友、、、柏原淳之介(瑞穂の幼馴染)
落合モトキ、、、誉田哲二(アスレティックトレーナー)
根岸季衣、、、佐伯

(ほぼ)順風満帆で生きてきた人が、突然病や事故で体の自由を失い、大切なもの・ことを諦めざるを得なくなったとき、どう自らと向き合ってゆくか、、、。
ある女性の生き方を繊細に丁寧に追ってゆく物語であった。

watasino001.jpg

主演二人の演技がとても瑞々しく心地よいもので、特に知英の自然な(妙な力みや癖のない)演技は際立って清々しい。
稲葉友の朴訥な仕草や言動は、スター選手から下半身麻痺の身となって絶望の縁にいる彼女の心にいつしか浸み込んでゆく。
過剰さや陳腐な既視感、煽るような演出が一切ないうえに演技がとても繊細で禁欲的なものであった為、まず観易かった。
先日見た「四月は君の嘘」が余りに酷かった為、これも観始めるときにかなり警戒感を持ってしまったのだが、、、。
(「四月は君の嘘」は、原作の換骨奪胎に大失敗したもののようだ。そうだと思う)。

『涙の理由』の透明感ある弾き語りも金城瑞穂に成り切った歌声で映画そのものに溶け込み良い余韻を残す。
流石に知英の歌声の透明度は素敵である。
全体に丁寧に作り込まれていて、ユーモラスな所も随所にありメリハリの利いた映画であった。
KARAのファンであったわたしとしては、彼女の実力タップリの安定した活躍ぶりはとても嬉しい。
(ハラさんに関しては至極残念であったが)。

誰にも突然やって来る挫折は、あり得るものであり、それにどう向き合うかで人生は大きく違ってくるものだと思う。
その点において、観る者に開かれた作品でもあろう。

わざとらしさや嫌みがないところに好感をもったが、何と言っても絶望のなかに沈むヒロインの傍らにひょっこり現れる若いのに達観した幼馴染という設定が、恐らくこれだけがご都合主義と謂えば、そうである。
だが、この柏原淳之介がいなければ、そもそも御話にならない。
彼の関わり方しか彼女の琴線に触れることは、不可能に思える。
こんな存在がそう身近にいてくれるとは思えないのも事実だ。
確かに周囲の人々の、障害を負った人に対する親切はなくてはならない。
今後の生活も射程に入った手厚いケアもあればとても心強いものに違いないだろう。

watasino002.jpgwatasino003.jpg

しかし彼女の言う通り、「わたしの足にはなれない」のだ。これは重い。
先入観や思い込みの無い対等な視線で相手を見る。
自分も多くを~すべてを失って身動きできない時を送って来た経験を身体化してきた。
そんな幼馴染が、遠方からヒッチハイクしてやってきて、音楽は自由だ、一緒に唄おうと、、、。
音楽なら何でも出来る、走ることが出来る、と来たものだ。
そうだ、そういう解放力こそがまず必要なのだろう。
(妙に爆風スランプの”Runner”がマッチしていた)。
自分の不自由さに固着し過ぎるところから、違う場所に展出することが肝心なのだ。
そうしないと、実質的な新たな第一歩が踏み出せまい。
その場所をこのある意味スーパーマンの幼馴染が作ってくれたのだ。
彼無しに、誉田哲二トレーナーの机上のプランに従っていても彼女の心は救えなかった(表面上の社会復帰は出来ても)。

音楽はその契機となり得る。
その力を持つ。
(映画「四月は君の嘘」の大失敗は、そこを全く描けなかった。音楽が描けず、難病の少女との単なる恋愛ものに落とし込んでしまったところにある。酷い矮小化としか言えない)。






破格の値段で5つ★ホテルと豪華な食事の愉しめる旅を! 東京オリンピックまでに自由を手にする無料動画








関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

SF PickUp