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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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はんなり

GEISHA MODERN001

GEISHA MODERN
アメリカ
2005年

曽原三友紀 監督・作詞(エンディングテーマ)
「はんなり 心のふるさと」エンディングテーマ


アメリカ映画でこれだけのドキュメンタリーが描けるのは、監督が日本人?だからか。
(これまでに海外~に限らず~映画の「芸者」の描写はほとんど悲惨なものであった)。
恐らく京都5花街文化に近い位置にいる(精通した)人なのだろう。
京都の5花街に深く潜入して、花街全体を隈なく捉え精確に伝えようとしているところが貴重に思えた。
ここまで入れるのは、確かな目的意識をもっていて、かなりの知識が無ければ無理だ。
芸妓、舞妓、仕込み、置屋の女将、お茶屋の女将、着物や帯、扇子職人、5分で彼女らに衣装を着せる男衆、踊りの師匠、振付師、大夫、、、そして趣深いお座敷、それぞれの部屋、街角も含めどれも色濃く描写されていて解像度が高い。

「お茶屋遊び」など縁のないわたしにとって、垣間見た秘密の(隠された)文化は、時折TVで観たことはあるが、かなりエキゾチックに感じられた。
自分が普段、日本文化から遠い生活を送っていることを実感する。
それで余計に、この環境を彩る装飾面での職人の技には魅せられる。
超絶職人の技を堪能することが大好きなわたしにとって、彼らの手作業の様子は、もう少し見たかった。
技と言えば着物を舞妓さんに着せる男衆の手際も見惚れるものがある。
芸妓さんたちも、踊りだけでなく、華道・茶道・楽器そして日常の立ち振る舞いも含め、日本伝統文化の担い手として日夜その習得に励んでいる。これは大変な立場でもある。始めたきっかけは街で見かける舞妓さんが綺麗だったから、というものが多かったが。
ここに出てくる人々誰もが、芸の道を究めようと弛まぬ努力を重ね、人格をも陶冶されてゆく姿は美しい。
(女将さん衆は特に精神面を強調していた)。

GEISHA MODERN002

花柳界をまだ幼くして選んだ動機や現在のプライベートも紹介されていて興味深いものであった。
かなり多忙な芸妓さんがジャズシンガーとしても活躍しており、海外にも積極的に出てゆき、英語の習熟に意欲を燃やしているのも驚いた。女将さんたちも伝統をしっかり守りつつ、時流にも対応し芸妓さんの主体性~創造性を尊重している姿勢は素敵だと思う。
もっとも、女将さんたちもパソコンでHPを立ち上げ募集やらなにやら全てウェブ上で処理していたものだ。
伝統を残すだけでなく、新時代にそれを開放して行こうという姿勢も、一般の人に歌や楽器を教えるなどの教室に窺える。

ただ面白かった~意外であった~ところは、芸妓の舞う舞踊のうたは、みな男が作っているということ。
女性の恋焦がれる切なさや、恥じらいなどの仕草も含め、繊細な踊りとうたを演出するが、その踊り~うたの意味を彼女らに伝えて理解してもらうのが一苦労だそうである。舞台を見ているととても自然で理にかなった流れにしか見えぬが、時にそんなあほなと否定されることもあると。彼女らは皆、舞踊のうたのようには思わない~感じないという。
その女性像の物語は、男の女性に対する願望であり理想像に過ぎないという、踊りの師匠の見解であった。
ちょっとがっかりした(笑。
ここの部分では彼女らは純粋に型として踊りを習熟してゆくのか、、、。芸術家、舞踏家というよりアスリート寄りの気もする。


全体に見て印象に強く残るところは、、、
踊りや芸に縁のないわたしにとり、所作や佇まいの美しさである。
特に年配の女将さんの動きの洗練された無駄の無さは、そのまま芸術とも謂えるか。
(踊りの、動きの強調と単純化による洗練を経た様式美に関しては確かに惹き付けられたが)。
そして踊りの稽古に励む芸妓さんの滝のように流れる汗に、戸惑うような美を感じた。
(やはり和装の女性のアスリートのような汗はシュールですらある)。







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