ハイ・クライムズ

High Crimes
2002年
アメリカ
カール・フランクリン監督
ユーリー・ゼルツァー、グレイス・ケイリー・ビックレイ脚本
ジョセフ・ファインダー『バーニング・ツリー』原作
アシュレイ・ジャッド、、、クレア・キュービック(弁護士)
モーガン・フリーマン、、、チャーリー・グライムス(弁護士)
ジェームズ・カヴィーゼル、、、トム・キュービック / ロナルド・チャップマン(クレアの夫、建設会社を経営)
アダム・スコット、、、テレンス・エンブリー(新人弁護士)
ジャッキー・グリマルディ、、、アマンダ・ピート(クレアの妹)
ブルース・デイヴィソン、、、、、、ビル・マークス
トム・バウアー、、、マリンズ(FBIエージェント)
商業的に成功しなかったそうだが、よく分かる。
何を狙った映画なのか分からない。
サスペンスであるなら、ハラハラドキドキ感が薄い。
法廷モノで軍部の問題~腐敗を抉るというものでは、いささかもない。論争や駆け引き自体の面白さもない。軍事機密などと物々しさを出していたが結局どれほどのものだったのか。
クライムモノでもない。別に正義に拘ったものでもないし。
鬼気迫るサイコものという訳でもない。そこそこサイコか。
だが、このレベルの人は思いの外いるものだ。
愛と信頼の物語か、愛は裏切られるが、篤い友情による信頼関係は揺らがないことを謂っているのか、、、。
ただ友情~信頼関係と言っても何によってそれが結ばれたのかが希薄。
物語の作り、構成、演出なども特筆するようなところはない。
どのキャストにも魅力や共感を覚えない。
人間に厚みがない。

ただ、最終的にどうなるか、というところで最後まで見たのだが、それでなんだ、という感じ。
観終わった後の何か、がない。それは解放感であったり、爽快感であったり、暖かい気持ちであったり、充足感であったり、ずっしり重く残った問題意識とか、、、。
最後のオチで、何の感慨もないことが、致命的に思える。
何だこれ~っで、終わった。
これほど魅力に乏しい映画はここ最近、観ていない。
それは良いことだろう(笑。
今日は、土曜参観であった。
午前中は、二人の娘の教室を行ったり来たり。
そこに入りっぱなしなら、どうということはないが、二人では、途中で出たり入ったりをしなければならないため、入る(観る)場所が取りにくい。
二人とも何というか、詰まらなそうな表情で授業を受けていた。
帰りに、いつもあんなに面白くない顔で授業を受けているのか、と聞くと今日は特別だるいということだ。
いつもではない、そうだ。
特に長女は学級閉鎖明けで、猶更ペースに乗れなかったのか。
いずれにせよ親子そろって今日は面白い刺激がいまひとつ、なかったみたい、である。
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