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GOMA28

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まだらの少女

madara001.jpg

2005年
井口昇 監督
楳図かずお 原作
小中千昭 脚本

中村有沙、、、中村弓子(小学5年生)
成海璃子、、、山川京子(弓子の従妹)
鈴木理子、、、山川マリ子(京子の盲目の妹)
嶋田久作、、、京子の父
田中美奈子、、、京子の母


これも噺自体はシンプルなものである。
憎しみが物語の動因となっている。そして憎しみはうつってゆくと。
蛇がその象徴か。
成海璃子の表情~目が蛇そのものの怪しい感じであった。
そして中村有沙が妙に艶めかしい。
中村有沙と成海璃子という非常に若い女優同士の巧みな演技がポイントでもあろう。


中村弓子の小学校では、同学年の女子が面談中に担任を撲殺する事件が起きている。
その現場となった理科室は閉鎖されているが、弓子はその部屋が気になっていた。
彼女はドアの下から蛇が這い出てくるのを見る。その時、憎しみという声を聴く。
幻視と幻聴か?何かの兆を明らかに感じるものだ。弓子の無意識の表れか、、、。
彼女は、表向きは素直な良い子であるが、ウェブ上の掲示板に悪意のある書き込みをしている。
(ストレス発散からか?)

madara005.jpg

事件のことを気にした弓子の母は、連休を利用し彼女を和歌山県の美土路村の親戚に預けることにした。
しかし彼女一人で行くには、ひどく田舎の山間の心細い旅であった。
しかも山道で逢う村人たちは決まって、彼女の姿を目にすると怯えたり、威嚇したりしてとても排他的な雰囲気なのだ。
弓子は不安に押しつぶされそうになり水溜まりで転んだりして居た堪れなくなったときに、親戚の山川家の長女京子に出逢い漸くホッとする。

京子には暖かく迎えられたが、親戚の家では冷たい対応を受ける。
どうやら、村の占い師が蛇が村にやって来るから警戒するようにというお告げを下したようなのだ。
しかし今どき凄い村である(横溝正史か(笑)。
盲目の妹のマリ子は縁側で呪いの童歌などを謳っており、霊感体質のようであった。
周囲は怪しい人ばかりである。
だが、弓子が思いの外、楽観的な明るい性格で、この境遇であっても結構楽しめる性格らしい。

madara003.jpg

弓子は親密になった京子に学校で感じていた憎しみについての悩みを打ち明ける。
すると京子は弓子に憎しみと恐怖は脳の同じ部分で感じるものなのよと諭す。
如何にもと言う感じではあるが、かなり意味深だ。
京子は、占い師のところに弓子を案内し、彼女は蛇ではないと村人に言って貰い誤解を解こうと提案する。
京子は直ぐにその家に入って行ってしまう。

弓子も恐る恐る入ってゆくと、その恐ろし気な家の屏風に蛇の絵が描かれていた。
それが下にポトリと落ち、実際に蛇になる。
何故か弓子独りになっていた。
そして至る所に蛇が現れ、ついに蛇の化身みたいな化け物までが現れる。
これが占い師の真の姿なのか、、、。

弓子は恐怖に駆られ「こんなの現実じゃない」と自らに言い聞かせ現実逃避を図る。
咄嗟にマリ子の唱っていた歌を思い出し、唱ってみると蛇女は一旦ひるんで苦しむが、、、
しかしその実体に耐えきれず、悲鳴を上げて逃げ出すと、結局蛇女に足を噛まれてしまう。
漸く姿を見せた京子に支えられ、傷から毒を吸ってもらい、診療所で解毒剤を注射してもらう。

madara004.jpg

それから、京子の弓子に対する様子がおかしくなってゆく。
弓子の顔を覗き込み「歯が少し尖ってる」などと口にし始める。

朝弓子が目覚めると浴衣が乱れており、敷布には大きな蛇の抜け殻が敷かれていた。
それに戦き、洗面所で確認すると、首筋に抜け殻の一部が貼りついている。
そこへ京子は歯を見せてと執拗に迫り、マリ子は京子が通ると「ヘビ」と叫び怯える始末。
表に出れば、村人たちが松明を持って集まり、襲って来るではないか。
「ヘビは煙草のヤニを嫌うものだ」とか叫んで迫りくるのだ。
逃げ惑った先に京子がおり、彼女に救いを求めるが、そこで弓子の口を見て、歯が尖っているから蛇女ねと言い放つ。

京子の部屋に逃げ込むと、パソコンのモニタが開いており、そこに何と自分が酷い書き込みをしていた例のHPがあった。
これは、京子の作ったものであったのだ。ディスクトップにあるフォルダには、弓子を呪うような落書きされた写真が幾つも入っていた。弓子は事の真相に気づき愕然とする。自分の中に憎しみが宿っていたことを悟る。
京子が言うには、弓子の憎しみがわたしにうつったのだと。そして蛇は蛇を食べ強い蛇が生き残ると。
京子は本当の蛇女に変身し、弓子に襲い掛かかり、体に巻き付き頭から呑み込もうと口を開き鋭い歯を突き立てる。
ここで、弓子は「あなたの憎しみを受け止めるわ」と京子を自分から抱きよせる。
弓子も覚悟を決めていた。

madara002.jpg

京子は蛇の姿から解かれ、その場に倒れ込む。
最後は、仲良く弓子を駅まで京子とマリ子姉妹が見送るところで終わる。


主演女優の演技に説得力があったため、引き込まれて観たが、綺麗にまとめられた噺であった。
楳図かずおらしい物語ではある。
境界の肌触りが描かれている。






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ルルティアの「蝶ノ森」というオープニングテーマ曲がとてもマッチしていた。

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