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GOMA28

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ブエノスアイレス恋愛事情

Medianeras001.jpg

Medianeras
2011年
アルゼンチン、スペイン、ドイツ

グスターボ・タレット監督・脚本

ハビエル・ドロラス、、、マルティン (ウェブデザイナー)
ピラール・ロペス・デ・アジャラ、、、マリアーナ (建築家、ショーウインドーのデザイナー)
イネス・エフロン、、、アナ
アドリアン・ナヴァーロ、、、ルーカス
ラファエル・フェロ、、、ラファ
カーラ・ピーターソン、、、マルセラ


雰囲気はとても良い。この空気感が心地よい。
ブエノスアイレスという都市の光景を初めて見た。
猥雑な味のある建造物の群れ。全く自分勝手に周りなど何も考慮せず建てられたビル。これがたっぷりと堪能できる。
ビルの外壁には隙あらばという感じで逞しく雑草が伸びていた。
その無計画で無秩序で無節操な荒涼とした都会で刹那的な生活を長年に渡り続けて来て心身ともに疲弊した男女の噺。
(彼らは不健康な生活に馴染みやたらと薬を呑んで、健康に対して神経質である)。
何故かニンマリしてしまう。
この街にもこの(これらの)男女にも、、、。
とても身近に感じるのだ。
別にマルティン が鉄腕アトムのフィギュアを大切そうに持っているからだけではない。
アサヒスーパードライもあったか、、、日本物があちこちで目についた。この辺からも混然とした雰囲気が受け取れる。

Medianeras002.jpg

マリアーナの方は、「ウォーリーを探せ」の本で街中にいるウォーリーがどうしても見つからないことに拘っている。
(そこに自分が運命の人になかなか出会えないことを重ね合わせているようだ)。
本業の仕事が無くショーウインドーのデザイナーをバイトでやっている、この独特な内とも外ともつかぬ狭間の空間というのも面白いものだ。多少は見られるが仕事である。気易く観察も出来て良いではないか。外に出るのに抵抗のある人のモラトリアム空間として適している。
この点では、マルティンが精神科医に勧められた、外に出易くなるにはカメラというアイテムが最適というのと同等であろう。
彼女がプールでちょいと出逢ったドクターに失恋し落ち込んでいると隣の部屋の住人がすかさず、ショパン「別れの曲」(エチュード10の3 ホ長調)を弾き始めるというのも何なのか、、、。これもシンクロニシティか。それにしても普通のアパートで防音装置無しのピアノは流石にキツイ。笑ってしまったが。

彼らの感じるこの閉塞感と焦燥感は身体的に共有できるものだ。
とてもわたし(われわれ)と近い環境~境遇にあるところからして。
(ずっとパソコンの前に座ったっきりとか、、、何でもウェブ上で済ますところなど同じではないか)。
そんななか、明らかに主演と分かる二人がなかなか出逢えない。
ということは最後にどのように劇的な邂逅を用意しているかであるが。
この二人やることがシンクロしていて、人となりが似ていることが分かる。
(ウディ・アレンの「マンハッタン」を同時にTVで観ながら同じように涙しているところは、笑えた。結構笑えるところが多い)。
しかも近くに住んでいてすれ違いながら、回り道をしている、、、。
(この辺はハリウッド映画でも定石だが)。
これはよしとして、、、

Medianeras003.jpg

彼らの出逢うところが余りに突飛なのだ。
ウォーリーを探せのウォーリーの服を着て外に出る人っているだろうか。
普段マルティンはセンスの良い格好をしているのに、、、。
それより光取りの為に開けた窓からお互いの顔を確かめ合ったのだから、そこから徐々に近づくとか、パソコンのチャットで出逢ったところから接近する方が自然で説得力はあると思う。
これなの?と正直思ったものだ。

そしてもう仲良しになっていることがユーチューブにアップされていて、デュエットで口パク唄真似でノリノリであったが、これもまたそんなに長続きしそうもないように思える。
そんなブエノスアイレスという都市の光景である。
やはりこの建造物の群れが主人公であった。
ブエノスアイレスである。





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