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GOMA28

Author:GOMA28
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女は女である

Une femme est une femme001

Une femme est une femme
1961年
フランス、イタリア

ジャン=リュック・ゴダール監督・脚本
ミシェル・ルグラン音楽


ジャン=クロード・ブリアリ、、、エミール(本屋の店員)
アンナ・カリーナ、、、アンジェラ(踊り子、エミールと同棲中)
ジャン=ポール・ベルモンド、、、アルフレード(同じアパートの住人)


製作側がとても楽しんで作っていることが伝わる映画。
軽快に実験を愉しむというか。
噺自体は、アンジェラがエミールに子供が欲しいとねだるが彼はまだ子供は早いと言って要求を撥ねつける。
このやり取りだけで始めから終わりまで通す過激な実験作とも謂えよう。

Une femme est une femme003

音や音楽が途切れるのは斬新な感触。
部屋の調度品が可愛く、置いてある自転車がお洒落だが、部屋の中を自転車に乗りながらセリフのやり取りまでするところはありそうでない。
原色がビビットでポップ。
セリフ、所作・仕草がいちいち小粋。
アルフレードが今夜、これから「勝手にしやがれ」を見るんだと言っていたのを含めクスっとしてしまう面白さなどたくさん散りばめられている。
電気スタンドを持って歩き、本を棚から取り出し、本の文字で語り合う(喧嘩する)ところもアイデア。
無言の文字による当て擦りである。子供もやりそう。ゲームとして。そう少なくともアンジェラにとってはゲームか。
シャルル・アズナブールの歌でアンジェラがホロリとしているのも可愛らしいというか、、、全体的に皆可愛らしいが。
解説がいちいち入るのも違和感があるが、それも絶妙な演出になっている。
特に、エミールは本屋に勤めているくせに、ことばをその額面通りにしか受け取れない、、、とか。
今すぐ子供が欲しい、とアンジェラに迫られタジタジになり、他の男と作れなどと言い出すところも(笑、アホっぽい。
彼女の舞台の歌の歌詞も言いえている。「~わたしに怒る男はいない~それはわたしがとっても綺麗だから~」
何とも、、、。

Une femme est une femme002


みんなが楽しめるコメディであるかどうか、は疑問だが、ユーモアとペーソスに溢れ、物珍しいことが多くて飽きさせない。
電話が部屋に無く、アパート共有なのか、いつも隣の部屋の電話を普通に使っている。
アンジェラが踊りに使う曲を自分で袖でセットして出るところも、何か学校の学芸会めいていたが、舞台から見下ろす客の少ないこと(笑。これは幾ら明るくても、生活は楽ではないことが分かる。
何故かジャンヌ・モローがひょんなところにいたのにはびっくりした。まさにワンシーンだけ。
支配人のマルセイユで働く者はいないか、という問いに南仏なんか行きたくない!と断るところは、わたしにとって意外であった。
(憧れの南仏~)。
アンジェラがミュージカルが好きということで、家でもあんな風に踊って歌って面白い掛け合い(言い争い)を好むのだ。
エミールは喧嘩を吹っ掛けられていると真面目に思っているが。
ことばを真に受け頭が固い男に対し、、、
女は悉く、言ってることと思っていることが、違う、ようだ。

Une femme est une femme004

ただし、アンジェラの子供が欲しいという気持ちはそのまま素直なもので、そこの部分でふたりは落ち着かない。
とうとうアンジェラはエミールの元を去り、彼はやけになり売春宿に行き、彼女は軽い友人アルフレードと関係を持ってしまう。
暫くして彼女はエミールの部屋に戻って来て、全てを打ち明ける。
彼のセリフが笑える。
「これじゃあ、喜劇か悲劇か分からない~」って喜劇に決まってるだろ(笑。
というところで、「今から子供を作ればもし子供ができても二人の子供になるじゃないか」と訳の分かったような分からぬことを言って仲直りとなる。ハッピーエンドなのか、、、。

アンナ・カリーナという女優が余りに大きい。
ゴダールにとってなくてはならない女優であろう。
アンジェラが彼女でなければ、相当印象の異なる作品となっていたはず。
(まず良くはなっていない)。

ジャン=ポール・ベルモンドがやけに軽めの役であった。
良い薬味の役で良かったが。

ゴダール映画だった。





わたしは、南仏行きたい(笑。
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