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GOMA28

Author:GOMA28
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バタフライルーム

THE BUTTERFLY ROOM007

THE BUTTERFLY ROOM
2012年
イタリア、アメリカ


ジョナサン・ザラントネロ監督


バーバラ・スティール、、、アン(サイコパスコレクター)
ヘザー・ランゲンカンプ、、、ドロシー(アンの娘)
レイ・ワイズ、、、ニック(親方)
エリカ・リーセン、、、クローディア(ジュリーの母)
カミール・キートン、、、オルガ
エイドリアン・キング、、、レイチェル
P・J・ソールズ、、、ローレン
ジュリア・パットナム、、、アリス
エレリー・スプレイベリー、、、ジュリー

冒頭のバスタブのシーンが全体の雰囲気を想像させる上手い導入となっていた。
現在と過去が交錯しながら徐々に進展して行く観易い映画である。
蝶の採集とその標本作りを趣味としバタフライルームまでもっている老女アンは、どうやら手放したくないモノは全て標本にしてコレクションしてしまうらしい。そうすれば時間も凍結出来るではないか。
子供であれば、永遠に意のままになる子供として保存出来る。
(この老婆もどういうトラウマを深く抱え持っているのか?)


まずは、ショッピングモールでアンは少女アリスに出逢う。
アンが声をかけるとアリスは待っていたかのようにお人形を巧妙にねだる。
そして連絡先をゲットしたアリスは、アンに買わせた人形をゴミ箱に捨てて帰る。
それからはアンというより、寧ろアリスの方から近づいて来る。
お金をせびるカモにするためだ。
アンはアリスにいつまでも関わって貰いたいため彼女の言いなりで我儘を聞き、お金もはずむ。
アリスの思うつぼでアンはよい金づるになる。
フランス語を教わって、普通はお月謝を支払うところ、お小遣いをたんまり貰うのだ。
(これは、やめられまい。お別れを匂わすと直ぐに小遣いを倍にしてくれる)。

THE BUTTERFLY ROOM002

しかしこの関係が崩れるのは、アリスが沢山のこういった初老の女性を騙して金づるにしていることをアンが気づいてしまってからである。とても手広くやっていたのだ。彼女の母にもわざわざそれを訴えに行ったるする。
このアリスの人を喰った小悪魔的美少女ぶりが昨日見た安田聖愛みたいだった(笑。
アンは嫉妬に狂い、アリスがもっとも頼りにしている富豪のオルガを殺害し、アリスを何と蝶と同様のコレクションに加えてしまうのだ。

もう立派なサイコ標本コレクターである。
これをお隣に住む幼い少女ジェシーが見つけてしまう。
ジェシーにとっては、とっても綺麗で素敵な女の子、というところでじっと見つめてしまうのだが。
大人は、それでは済まない。

THE BUTTERFLY ROOM005

そしてアパートのお隣で、度々預かって蝶の標本作りまで教えているジュリーであるが、アンとしては、アリスほど惹かれる存在ではないようだ。まだ、幼過ぎる面もあろう。
だが、ちょっと男にだらしない放任気味の母親のクローディアともそこそこうまく付き合い、頼まれればいつでもジュリーを預かっている。学区の送り迎えもきっちっとしてとても丁寧に世話もしている。
ここは、事を荒立てず、現状維持で付き合っていれば、殺されるようなところまでは行かなかったと思えるところだ。

ただアンとしては、子供を大切にしない、放任~ネグレクトする親に対しては、侮蔑の念、悪意を抱くようだ。
自分では娘を完全に自分の思い通りに操るために散々虐待し続けて来たにも拘らず。
大概、そういうものだ。反省的な意識はそこにはなく、無意識がそうさせているのだから。

THE BUTTERFLY ROOM006
THE BUTTERFLY ROOM004

子供の頃はいい子だったのに。
彼女らを永遠に子供で居させつづけることはできる?
これがアンの意識の基調としてずっと流れ続けているため、とても惹かれたアリスが標本にされるのは不可避であったか。

THE BUTTERFLY ROOM001

アンが死んだとジュリーには伝えていた娘のドロシーは生きていた。
しかし彼女は母の虐待による精神的障害に苦しんでいた。
結婚して子供もいるが、適応不全に悩んでいる。
余りに根深い外傷が癒えずに絶えず社会生活に影響を及ぼしてしまうのだ。

彼女はジュリーやクローディアたちから母アンの狂態を聴き、過去に封印してきた未だに自分を支配している忌まわしい虐待の記憶を蘇らせる。その件を聴きクローディアはドロシーに同情しアンを強く警戒する。
アンに対し、ジュリーに近づかないよう警告を与えた。
ここで、お隣同士の関係は完全に破綻する。

THE BUTTERFLY ROOM003

だが、アンは邪魔者も直ぐに始末してしまう。ネグレクト親なら尚更。
まずは、クローディアを殺し、ジュリーに標本針のデカいのを持って襲い掛かかってゆく。
この子役エレリー・スプレイベリーのパニックぶりが、なかなかのものであった。芸達者である。
最後、ジュリーを追って飛び出してきたアンは、娘ドロシーが車で駆けつけて来たところに出くわし轢かれて死ぬ。
ドロシーの何とも言えぬホッとした表情。
だが、それで吹っ切れたわけではない。

その後、、、ドロシー宅で孤児となったジュリーの誕生日を息子や夫たちと共に盛大に祝っている。
そのなかで息子を叱ったときに母と同じ言葉~想念が無意識に出て来て、ムンクの叫びに近い表情となってフリーズするドロシーのショットで終わる。

~子供は大きくなってはいけない~

ホラーだ。





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