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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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エスケープ フロムL.A.

Escape From LA001

Escape From L.A.
1996年
アメリカ


ジョン・カーペンター監督・脚本
デブラ・ヒル、カート・ラッセル脚本

カート・ラッセル 、、、スネーク・プリスキン
ステイシー・キーチ 、、、マロイ
スティーヴ・ブシェミ 、、、エディ
ピーター・フォンダ 、、、パイプライン
ジョージ・コラフェイス 、、、クレボ・ジョーンズ
ブルース・キャンベル 、、、ビバリーヒルズの外科医
ヴァレリア・ゴリノ 、、、タスリマ
パム・グリア 、、、ハーシー
A・J・ランガー 、、、ユートピア(大統領の娘)
クリフ・ロバートソン 、、、大統領


BS録画で観た。ジョン・カーペンターだから観てみようかという乗りである。

「ニューヨーク1997」(姉妹作)は観たような気もするが、これと言った印象がない。
だが、本作を見たら物凄い既視感があったので、どこかで観ている気はする(怪しいが)。
内容的には、至って単純。主人公は撃たれない(雨霰状態でも弾が当たらない)。
だが、噺の展開は伏線も含めよく出来ている。最後には成程、と唸った(笑。
VFXも単にリアルにではなく、独特の禍々しいキッチュ感もあり、アメコミ風な質感で統一していた。
絵はかなり凝っていたと謂える。
上質なエンターテイメント作品には違いない。

2013年の近未来と来た。もうとっくに追い越しているが、「2001スペースオデッセイ」はいまだに輝かしい作品として価値は色褪せない。2013をどう描き出しているかだ。
何だか知らぬが島と化したロサンゼルス島は、所謂政治犯を収容するそれ自体が監獄のような場となっていた。
それに対するアメリカは飛んでもない規制の敷かれた人権も何もない警察国家みたいなものとなっている。
つまり、それだけ見れば絶対ロサンゼルス島の方が住みよいはずなのだが、こっちも何やらマフィアの巣窟みたいになってしまっている。形だけは、チェ・ゲバラみたいな風貌のボスが革命と解放を叫んでいるが、やっていることはマフィアよりも酷い。配下の者~奴隷か?に殺し合いをさせてみんなで喜んでいるなどいつの時代だ。ただのテロリストか。
アメリカ大統領も空爆で皆殺しだとか、自分の娘(名前がユートピア)を電気椅子で処刑だとか、もう尋常ではない狂態を呈しているし。
どこから見てもどちらも酷い。

Escape From LA004

タスリマがこのロサンゼルスを、ここも捨てたもんじゃない、向こうは監獄だけどここには自由があって気に入ってるわ。とスネークに語った瞬間、韓国マフィアに突然狙撃されて死んでしまう。ここだけ妙にハードボイルドであったが、まさに象徴的であった。
法でがんじがらめにして統制されては生が抑圧され干乾びてしまうが、自己中心的な自由が行くところまで行ってしまえば、こんなことも充分起こり得るのだ。
どちらも暴力の支配である。

しかし荒唐無稽で盲目的な暴力を地で行く国が実際あるのだから、この映画の世界ばかりが突飛なわけではない。
陰惨で殺伐としてどこかコミカルですらあるB級映画感がそのままの国や地域が存在するというのが凄いものだ。
実際、彼ら本物のギャングたちは、ハリウッド映画を観て殺し方とかファッション、立ち振る舞いなどを真似ているのだ。
映画の世界と現実は接続し混じり合って行く。
この2013も実際のどこかの場所とパラレルに存在していてもおかしくない。

Escape From LA003

SF的ガジェットや兵器もちょっと面白いものである。
人工衛星から特定の場所の全てのエネルギーを無効化させるシステムなどなかなかのものだ。
ユーモラスでコミカルなところも少なくない。
アメリカ政府にゲバラ似のボスが犯行声明をTV放送している画面の端で、捕らえられたスネークがウォーキングマシンでせっせと歩かされているのって、この映画、何を意図しているのかよく分からなくなる。
一番極めつけなのは、パイプラインと足を怪我しているはずのスネークがビルの谷間から激しい大波に乗ってサーフィンを始めると丁度そこにオープンカーで逃げてきたエディの脇に並んで進み、ボードから車に飛び移るところなど何なんだ、である。とっても面白いシーンであった。
スネークがアメリカ政府の手先として動かざるを得ない形にされた神経破壊ウイルスも、実際にあっても不思議に思えぬが、ここでは単なる風邪ウイルスであったというのも、コミカルなオチというのもほどがある。あれだけニヒルなスーパーヒーローで、しょっちゅう残り時間をタイマーで確認しながら任務を遂行していたのにで、ある。
そう絵にかいたようなヒーローであったが、バスケ、サーフィン、ハングライダー、ジョーズ風の潜水艇、ユニバーサルスタジオも海中に沈んでいたし、ロスだなーというところもしっかり魅せる。ハングライダーでの奇襲には笑えたが。

Escape From LA002

サービス精神で映画を作るとこうなるという見本みたいな映画か。
やはりこういう映画もたまに見たくなるものだ。

最後の締めがカッコよかった。結局スネークは政府から提供されたガジェットを実に上手く使いこなしたわけである。
ホログラフで最初の頃は散々やられてきたが、最後に決定的にホログラムでやり返し打ち負かすところは、こちらの胸がすくところだ。
しかし世界中のエネルギーを無効化してしまい、人類は生き残れるのか、はなはだ疑問ではある。
国で禁じられているたばこを拾い武器と一緒に渡されたマッチをすって美味そうにくゆらせている満足げな表情を見ると、これはハッピーエンドなのかと思う。







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