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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
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ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース

20,000 Days on Earth004

20,000 Days on Earth
イギリス
2015年

イアン・フォーサイス, ジェーン・ポラード監督
イアン・フォーサイス, ジェーン・ポラード、ニック・ケイヴ脚本

ニック・ケイヴ
ウォーレン・エリス
カイリー・ミノーグ
ブリクサ・バーゲルト(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)
ザ・バッド・シーズ


ニック・ケイヴは、20世紀の終わりに人間であることをやめた。
わたしもやめた。
ちょうどいい。
彼の場合は、曲~ロックによって現実とも幻想とも呼べない狭間を生きる存在となること、であるか。
その曲は飼いならされたところで死ぬ。
”Ghosteen”近作のそれは美しいこと、、、。瑞々しく開かれた静寂に優しく包み込まれる、、、。

荒涼とした風景や機材ばかりではない調度の趣味の良い室内が妙に美しい。
絵も流れも実に綺麗に撮られている(白日夢的)ドキュメンタリー。
わたしは特にニック・ケイヴをよく聴いたわけでもファンでもないが、気になる存在としてはずっとあった。
彼の影響を受けた(わたしの気になる)ミュージシャンは多い(いまや伝説のアーティストの域か)。

20,000 Days on Earth001

このなかから、特に(妙に)気になった部分をあげておきたい。

失って一番恐ろしいことは、「記憶」だという。
確かに。
そしてその記憶の編集が作品の源となろう。
記録保管所って何だ。

彼にとって「ロリータ」第1章を読んでくれた父の記憶~存在がとても大きいことが分かった。
父とは、物言わぬ目撃者。彼の精神において父の想いは決定的な部分を占める。
そっとライブを見に来ていて、「お前は天使のようだった」とボソッと語ったという、、、恐らく今の彼を創った言葉か。
ことばとは、そういうものだ。そして彼はことさら、ことばに拘る。当然だ。当然のことだ。

20,000 Days on Earth003

自分の世界を離れる時、現実に戸惑う。
この感覚物凄く分かる。
わたしの場合、恐怖と不安にも苛まれる。

曲作りでは対位法が何より肝心であると。
和声より対位法というのは納得。

ノリが良く冗談も言うが後で後悔するところが良い。
気分が削がれちまった、とかいって。

ウォーレン・エリスが鰻と海藻のサラダ?を作ってニックに御馳走として出したが、彼はこっちに置くよと脇に置いたきりで芸術論などをずっと交わしていたが、あれは結局、食べたのか?旨いのかどうか気になった。

彼の運転する車の中での盟友との対話のシーンが幻想的で素敵だ。
かなり突っ込んだ話である。
実際は、彼の脳裏でのダイアローグなのだろう。とても感慨深い噺を噛みしめていた。
カイリー・ミノーグだけ助手席ではなく、後部座席に座って話していた。カイリーの話は内容的には砕けていたのだが。
(物凄く紳士的な人なのか)。

20,000 Days on Earth002

ニーナ・シモンのライブとは、どれほどのものだったのか興味が湧く。
ニック・ケイヴが何度も繰り返して友に話すくらいのステージだ。
要チェックである。

終わり13分前くらいからが、すこぶるカッコよい。
圧倒的に痺れる。メッセージ性も極めて強く、メモを取りたくなった。
こんなかたちで絞めてくるとは、にくい。
これはルー・リード並みのライブではないか、、、。
そうニック・ケイヴは、詩人としてルー・リードにとても近く感じる。

観終わってみると、とても精緻に練られた(編集された)ドキュメンタリー形式のニック・ケイヴ脳内映像のように思えてきた。
創造的で気品のある作品であった。



ベルリン・天使の詩」で(ザ・バッド・シーズと共に)本人役でライブをやっていたが、これもまた観たくなった。




これは字幕版の方が良い。


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