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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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イントゥ・ザ・ストーム

Into the Storm002

Into the Storm
2014年
アメリカ

スティーヴン・クォーレ監督
ジョン・スウェットナン脚本

リチャード・アーミティッジ 、、、ゲイリー(高校の教頭)
サラ・ウェイン・キャリーズ 、、、アリソン(気象学者「タイタス」と共に行動)
マット・ウォルシュ 、、、ピート(ストーム・チェイサー・チーム「タイタス」リーダー、ドキュメンタリー映像制作者)
アリシア・デブナム=ケアリー 、、、ケイトリン(ドニーのクラスメイト)
アーレン・エスカーペタ 、、、ダリル(「タイタス」カメラマン)
マックス・ディーコン 、、、ドニー(ゲイリーの長男)
ネイサン・クレス 、、、トレイ(ゲイリーの次男)
ジェレミー・サンプター 、、、ジェイコブ(「タイタス」カメラマン)
リー・ウィテカー 、、、ルーカス(「タイタス」カメラマン)
カイル・デイヴィス 、、、ドンク(YouTuber)
ジョン・リープ 、、、リービス(YouTuberドンクの相棒)


アメリカ中西部の街シルバートンが舞台。

真の自然の脅威とは、これまでにない規模のものが突然襲ってくることだ。
つまり想定外のもの。
想定外のものに出逢いなす術もなく、死を目前に自然の脅威を知る。

Into the Storm004

普通の人間が、途轍もない災害に遭い死に物狂いのサヴァイヴァルを共にすることで、彼らの内の何かが変わる。
互いに逞しくなったり、自分を対象化して反省したり、過去の総括したり、共に逃げる(立ち向かう)者との関係性も極めて濃くなる。
親子の絆がこれを機に強くなる。必ずと言ってよいほど、責任ある立場の人間が、これまでなほざりにして来た子供をこの時とばかりに救出に向かう(笑。このパタンの類型化は余りに著しい。
それから息子と彼女が結ばれる契機となる。
新たな出逢いも生まれる。
そして生き残った者たちの崩壊しかけていた絆は、見事に再生して強固なものとなっており、家が解体していようがこの先の展望は明るい。
こうしたパニック映画の諸々の要素を全て備えた王道を行く、よく出来た作品であった。

Into the Storm003

その上でこの映画の特別な要素を挙げるとすれば、ストーム・チェイサー・チームとアマチュアのYouTuberがかつてない巨大ストームを果敢に追い続けるというところか。単に脅威から逃げるだけのパニックものではない。つまり、パニックアドヴェンチャー映画といえるところだ。逃げると同時に攻めるのだ。
ただそれを追う者の意識の差は大きく、名誉と野心の為に追う者、巨額の金を当てにする者、研究のために追う者、ウェブ上で人気者になるため興味本位に、と、、、様々である。
また、「タイタス」はプロのストーム・チェイサーのチーム名というだけでなく、ストームを追うために特化した特殊装甲車の名でもある。
ここが嬉しい。
この「タイタス」をリーダーが紹介解説してみせるシーンがあるが、かなりの高機能のシステムや装備も魅力的なイケてるマシンでありワクワクした。
わたしも乗りたくなる車だ。この車、一般に販売しても災害時などに役立つと思われる。
「タイタス」の他に気象学者の乗る室内に10個くらい大きなパネルの並ぶ気象観測ワゴンもなかなかのものであったが、基本市販車であり、ストームに最接近するにはスペック不足である。
これらの車が出て来て、ストームに挑んでゆくところが、ただキャーキャー言いながら逃げるだけの映画とは一線を画する。
そしてここが一番の魅力ともなっている。

タイタスでカメラを出来る限り至近距離まで寄せ撮りまくるところが臨場感を高める。
やはり恐ろしいものに敢えて近づく行為である。
しかし巻き込まれたら未曽有の風速120mのゴジラ級のストームだ。一瞬に巻き上げられ、ひとたまりもない。
ストームも実に多様な姿を見せ、合体シーンもあり大変リアルで、巻き込まれするっと天に向ってゆく人影など圧倒されるものだった。
欧米人なら黙示録的な光景と受け取り畏怖の念をもつかと思ったが、この映画には一切、宗教色はなかった。

Into the Storm005

後半から終盤にかけての緊張感は、ほぼ途切れることがない。
特に、マンホールから地下道に入り巨大ストームをやり過ごすところが圧巻であった。
ここで隠れたメンバーを風から守る蓋の役目をギリギリまで果たしていたタイタスが最後の最後で最大の強風に巻き込まれついに天に舞い昇って逝く。
このときピートの見たストームの目のなかでの陽光の輝きはまさに神を見たような一時であったか。
ひたすら、ストームに取り憑かれ追い続けた男の最期に相応しい場であっただろう。
わたしは、登場人物の中で一番、共感が持てる人間であった。
自分の求めるものが日常の中にはどうしても見いだせなかったのだ。

Into the Storm001

しかしこういった経験に逢うことで、全ての過去をポジティブにとらえ返すことなど出来るのだろうか。
それは疑問だ。
何があった後でも反復して現れることやフラッシュバックしてくることはあるはず。
それに対する心構えが変わって来るだろうか。
この辺にはとても興味がある。

また極めて不謹慎でふざけたYouTuberの2人が途中で風に吹き飛ばされたにもかかわらず、木に引っ掛かって最後に生きているところが何とも言えなかった。だが実際そんなものかも知れない。



やはりストームを克明に観るにはBlu-rayがお勧め。


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