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GOMA28

Author:GOMA28
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華麗なるヒコーキ野郎

The Great Waldo Pepper001

The Great Waldo Pepper
1975年
アメリカ

ジョージ・ロイ・ヒル監督・原案・製作
ウィリアム・ゴールドマン脚本

ロバート・レッドフォード  、、、ウォルド・ペッパー
ボー・スヴェンソン 、、、アクセル・オルソン
スーザン・サランドン 、、、メアリー・ベス
ジェフリー・ルイス 、、、ニュート
マーゴット・キダー 、、、モード
ボー・ブルンディン 、、、エルンスト・ケスラー
エドワード・ハーマン 、、、エズラ・スタイルズ
フィリップ・ブランズ 、、、ディルホーファー

BSで観たが、途中で一回しっかり寝てしまう。恐らく飛行する複葉機を見ているうちに気持ちよくなったのだ。
明日に向って撃て!」のジョージ・ロイ・ヒル監督の作品。
わたしとしては「スローターハウス5」の方が感慨深いが。

空を飛ぶことの快感が描かれる。
空にいるときだけ生を感じる~空に憑りつかれた男たちの生き様であり死に様である。
飛ぶことにかけては、相当の自信を持つウォルド・ペッパーが思うがままに広い空を大暴れする映画だ。
”Waldo Pepper”実在した人ではないらしいが、これに近いモデルはきっといたことだろう。

複葉機が圧倒的にロマンチックである。
「紅の豚」でも複葉の水上機が華麗に飛び回っていたのが印象に残るが、まだ見ていない「フライボーイズ」でも複葉機がたっぷり見られるらしい。だがこちらは戦時中のドッグファイトだと言う。
この映画は、戦時に優秀なパイロットとして活躍した英雄が、戦後は見世物の曲芸飛行で何とか食っている彼らにしてみれば不本意な状況が描かれる。
とは言え、いつも死とは隣り合わせの仕事である。ちょっとしたミスや故障は命とりとなる。

かつての英雄が、やりたくもないつまらぬ曲乗りを興行師に強いられていた。
飛行中に操縦席を離れ翼に乗り移りそこで愛嬌を振りまくとか、馬鹿げたことを要求される。
それを見に来る観客がどんどん要求をエスカレートさせてゆく悪循環が生じていた。
それに応えられず、墜落したパイロットを救いに駆け付けた主人公のウォルド・ペッパーが、野次馬たちに手助けを頼むが、連中は好奇心で傍観するだけで全く手を貸す素振りもない。更にそこにわざわざたばこを持ってきてそれが飛行機に引火し、助かったかも知れぬウォルドのかけがえのない友人が焼死してしまう。
ここでは流石に怒った彼が低空飛行で「この人殺し!」と叫び野次馬たちを蹴散らしてゆく。

かなり酷い有様である。
空に賭けた男たちならまだしも、女性が出ると客も増えるということから、主人公の親友の彼女であるメアリー・ベスも駆り出される。
親友のアクセル・オルソンが操縦する飛行機にめかして乗り込み、上空で翼に乗り移ったところまでは良かったが、彼女はそこで固まってしまい全く身動き出来ない。そのままのバランスでは着陸もかなわない。
そこでウォルドが別の飛行機からその飛行機の翼に飛び移り、彼女を座席に連れ戻そうとするが、彼に向けて手を伸ばした瞬間に、彼女は消えるように落下してしまう。
金のためには手段を選ばない興行主とどこまでも離れ業を要求し飛行士の死など何とも思わない(というより死を寧ろ望む)ような観客たちとの間で、身近な友人の犠牲が続く。

こういった事故から、政府機関の取り締まりが強化される。
空を飛ぶのに免許(試験)が必要になり、空に道が整然と敷かれてしまう。
もう自由に空は飛べないのだ。
空は自由な空間ではなくなった。
勿論、見世物の危険な曲乗りなど禁止される。

その機関の長には戦時中の彼の上官ニュートが納まっていた。
空の安全を管理する役に就いていたのだ。ウォルドにしてみれば180度の転身に見えた。
ウォルドはもう正式には操縦桿は握れなくなる。
それでも空を諦める気など毛頭ない彼は偽名を使い、ハリウッドの飛行機スタントの職にありつく。
自他ともに認める飛行の天才であるウォルドであるが、彼が一目も二目も置く、撃墜王エルンスト・ケスラーも何と飛行スタントと技術アドバイザーとしてそれに参加していたのだ。
世界一の男と認めているエルンスト・ケスラーに出逢えて感激するウォルド。
ここで本名を明かし、彼は敬愛するケスラーと戦時中の修羅場などの話を交わす。
そして二人して史実は撮影の都合上変えてはいるが、語り継がれている有名な空中戦の再現をするために飛び立つ。
ずっと戦時中、戦うことを夢見てきた空の英雄と映画とは言え、空で一戦交えることが出来、ウォルドは文字通り舞い上がる気分であった。
このシーンは迫力と尺から言っても、この映画の最大の見せ場である。
超音速のジェット戦闘機と違い、人の熟練した技術でここまでアクロバティックに操縦できるということが、しっかりと寄り添うように見届けることが出来る。これがプロペラ機の風情であろう。しかも複葉機である。何というか騎士道を見る気分にも近い。
そういった意味でもスリルと緊迫感が半端ではなく、よくここまでCGもないところで撮ったものだと感心する。
空中で何度もすれすれにぶつかり合い、もうこれ以上戦うことが出来ないところで、両雄はまじかで敬礼し合い、念願が叶い満足しきった表情でウォルドは大きく旋回し遥か遠くへと飛び去り、消えてゆく。
まるでサン=テグジュペリみたいに、、、。


ロマンだ。



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