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GOMA28

Author:GOMA28
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氷菓 実写

hyouka015.jpg

安里麻里 監督・脚本

山﨑賢人、、、折木奉太郎(古典部、推理の達人)
広瀬アリス、、、千反田える(「豪農」千反田家のひとり娘、古典部部長)
小島藤子、、、井原摩耶花(漫画研究会、図書委員、古典部)
岡山天音、、、福部里志(奉太郎の親友、古典部、総務委員会)
本郷奏多、、、関谷純(千反田えるの叔父、古典部初代部長)
斉藤由貴、、、糸魚川養子(神山高校教師、司書)



アニメにかなり忠実に丁寧に撮られていたと思う。
インド(ベナレス)からの姉の手紙から始まるところがとてもよい。「ここで死ねば輪廻から外れられるの、、、」魅惑的である。

やはり思った通り、第5話までの古典部編をしっかり描くというものであった。
45年前ではなく、33年前の関谷純を巡る出来事になっている。一回り若くしてあまり大きな時代(世代)観の差を出さないようにしたのか、と思ったが噺の上ではそうでもない。ただし、当時と現在の建物、街の光景等の差はもっと明瞭に出しておいてよかったと思う。それこそCGで足りると思うが。
「氷菓」文集が壁新聞部ではなく現在の部室のテーブルの下から見つかる。
この方が噺をタイトにできる。壁新聞部を出しても引き取るところがないため余計なエピソードになる。
これはとてもよい変更であるが、関谷純が当時、古典部後輩の郡山(糸魚川)養子を火事から救い出す英雄的行為を取っていたことになっている。これは人格の変更とは思えぬが、、、あまり明瞭に肉付けされていない関谷純の人物像を一歩踏み込んで描いている。
この点は、騒動に対し冷静な立場に距離を置こうとしていた関谷を英雄に祭り上げやすくする変更であろう。
こちらの方が生徒への好感度と名前の浸透も含め指導者に担ぎ出すには無理はない。
彼女は校舎の傍にいて発火による爆風で右耳を痛めそちら側が聴こえない伏線ははられていた。
しかしどうなんだろう、些か陳腐な芝居がかった蛇足感が拭えない。
養子の挙動がどうにも腑に落ちないのと、熱狂による暴動には徹底して距離を持っていたという方が、変な色気を出すよりリアリティがある。ここは、アニメの通りでよかったのではないか。

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山﨑賢人と広瀬アリスが高校一年生。
昔の高校生には「花筐」の吉良みたいなもう老成したような味のある生徒もいたもので、山﨑賢人の折木奉太郎なら、拘らなければ見れそうだが、広瀬アリスの千反田えるには、演技でどうにかなる以前の溝が感じられる。お嬢様というのは大丈夫でも高1のハードルである。
最近の青春もののヒットは、ヒロインに浜辺美波か小松奈々を当てればほぼ間違いない感じだが、それはここでも謂えそうだ。
千反田えるを浜辺がやれば、まさにピッタリな感じがする。「君の膵臓をたべたい」のヒロインならこちらも充分掛け持ちできるのではないか。
しかし中盤まで観てゆくと、アリス=えるもかなり馴染んで観ていられる。
演技力でそうなっていたのなら、かなりのものだ。或いは、こちらの慣れのレベルか。確かにそれも大きい。
(アニメ作品を観ていなければ、最初から気にならないかも知れない)。
そういえば、桐谷美玲もかなりの時期まで女子高生で頑張っていた。
噺の最後には自然に女子高生になっており、実に大したものである。
だが、女子高生の美少女女優などいくらでもいように、このキャストは何らかの縛りというか上からの圧力とかで決まっていたものなのか?特になければ、乃木坂から久保さんあたりを連れてきてもバッチリであろう。きりがないが、、、。

hyouka014.jpg

井原摩耶花と福部里志はこういう感じでよいと思う。
摩耶花は茶髪な気がしたが、黒髪でも彼女の個性がしっかり出ていた。
このキャラには魅力を覚える。
里志のアンビバレンツな感情表現は、なかなか難しいと思えるが、まだこの話の頃にはさほど表に出ていない。
もう少し先まで観たいキャラである。
この二人は自然に観れるか。特に摩耶花は問題ない。
四人の動きもアニメほどではないが、まとまっていた。

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本郷奏多~何と良い名前なのか~の関谷純も如何にもというストイックな感じでカッコよかった。
奉太郎たちの推理による幾つかのパタンの演技の切れがよい。
それだけでもなかなか楽しめる。
但し、何故「せきやじゅん」になったのか?これには、ちょっとびっくりした。
アニメでは「せきたにじゅん」である。
原作もそうらしい。
名前をわざわざ変える必然性があるとは、思えない。
となれば、名前はとても大事な要素である。
ここは、この変更点が気になる(千反田えるではないが。最初に「せきや」と口にしたのが彼女であった)。
これは監督に聞いてみたいところだ。

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推理の場面などで、映画ならではの演出も効いていた。
テンポも良い。
無駄はない。
BGMも情景に合っていた。
かなりよい映画になっていたと思う。
「お前の叔父はベナレスにいる。輪廻から外れられるんだ。そこで今も生きている。」
終盤の奉太郎のセリフがよい。

「わたし気になります。」で何か繋がって行くような余韻を残すが、、、この続きはないな、、、。
この監督の「零 ゼロ」を観てみたい。
asato mari001




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