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GOMA28

Author:GOMA28
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クレオパトラ

Cleopatra001.jpg

Cleopatra
1963年のエリザベス・テイラーのではない(持ってはいるが4時間超と長いので体調のよい時に見たい)。
1934年のもの。
セシル・B・デミル監督・製作
ウォルデマー・ヤング、ヴィンセント・ローレンス脚本

クローデット・コルベール、、、クレオパトラ7世
ウォーレン・ウィリアム、、、ガイウス・ユリウス・カエサル
ヘンリー・ウィルコクソン、、、マルクス・アントニウス
ジョセフ・シルドクラウト、、、ヘロデ大王
イアン・キース、、、アウグストゥス


制作時期がかなり大変な時代であったこともあり、予算の限界も大きかったと思われる。
巨大な調度品やクレオパトラの座るゴージャスな椅子など美術がかなり頑張っていることは分かるが。
スケール感と奥行きがあまりなく、噺自体かなり呆気なく終わってしまった感があった。
クレオパトラという題材からすると、とてもこじんまりした小品という形にまとめられた印象だ。
かなり画面が劣化もあり、荒れていた(AmazonPrimeで鑑賞)。

Cleopatra007.jpg

Cleopatra008.jpg

噺はクレオパトラ7世がプトレマイオス13世派によって東部国境のペルシオンに追いやられたところから始まる。
その後の展開が、絨毯にくるまれてカエサルのところに運ばれるなどの有名な逸話は描かれるが、かなり大きな省略が目立つ。
特に産んだ子供が出てこない。と謂うより完全に消し去られているではないか。
「ブルータスお前もか」もあるにはあったが、少なくともクレオパトラに深く関係したカエサルやアントニウスをその間に生まれた子も含め、もっと描き込んだ方が良いように思われた。
もとよりクレオパトラのカエサルやアントニウスに対する愛情と葛藤やエジプトを守るための苦悩と決断など彼女の心情を描くことがテーマであり、歴史映画ではないのはわかるが、背景の動きや生活環境の描写が薄い為、彼女の危機感と緊張がいまひとつ共感しにくいところはある。

確かにアントニウスを魅惑する場面などは、こんな雰囲気であっただろうかというディテールを想わせる。
そのあたりの彼女の政略と恋愛に引き裂かれる心情は丁寧に追われていたと思う。
後は実際の戦闘シーンなど入れなくてよいので、緊迫した情勢がもっと分るようになっていれば、彼女の苦悩ももっと浮き彫りになったのでは、、、。
やはり100分枠は厳しい気がする。
この尺で史実(実際に分からぬところも多いとはいえ)詰め込み過ぎると、せわしない希薄な物語になってしまうだろう。
もし最初からこの長さが決まっていたとしたら、この運びも分かる。

Cleopatra010.jpg

要するにクレオパトラの魅力が描かれていたか、という観点からすれば、このクローデット・コルベールという女優のキャスティングも含め成功しているとは思う。
キャストは皆良かった。
マルクス・アントニウスが石膏像とそっくりの役者だった(笑。
カエサルも自信満々の野心家で、こんな人だろうなとすんなり思った。

クレオパトラの女優クローデット・コルベールが見終わるころには本当にクレオパトラに感じられた。
見ていくうちに魅力の増す女優であった。
エジプト人には見えぬが。
(それを言ったらみんな英語を喋っているし。かえってこういう映画は吹き替えの方が抵抗ない)。
最後に毒蛇に噛まれるところもサラっとしていた。
(そういえばこの時代の映画は、こうした質感~文法であった)。

Cleopatra006.jpg

この年代の映画を幾つか観てみたが、デジタルリマスターを施すとまた格段に見応えが増すと思われるものばかりであった。
特にこの映画はその筆頭かも知れない。



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