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GOMA28

Author:GOMA28
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フード・インク

Food Inc001

Food, Inc.
2008年
アメリカ

ロバート・ケナー監督・脚本・製作


食べるという基本的な、そして最も重要な行為をどれだけ意識的に行うか。
肉体が概念化され記号化され疎外されたところで、食べる行為も概念化されている。
いや、自動化されてもいるか。
この生の自然に属する身体に、自我~意識がどう向きうかという基本問題のひとつだ。
数日後に胃カメラの検査を控えており、自分にとってホントに重要なことであることを実感する。
これは、自分を取り戻す契機ともなるはず。
われわれは食べ物の加工の実態から切り離されて、モノを大した自覚なく食しているのは事実だ。
世界の抽象化~自身の抽象化はここからも来ている。

食料品生産の形態においては、、、
過去1万年よりここ50年の変化の方が大きいと言う。

Food Inc005

工業フードシステムが、原料となる動物と労働者と消費者のすべてを疎外している様子がはっきりと窺えるドキュメンタリーであった。
マクドナルドをはじめとするファーストフード店が、調理場に工業システムを導入し徹底した効率至上主義で大成功してから、食肉に限らず食品加工の生産方法が全体として根本的に変わっていった(食品に限らず企業システムの変革に繋がっている)。
特にコーンの生産が遺伝子組み換えなどにより、著しい発展を遂げた。
そして同時にドライブインの普及である。
大量に均一な(加工)食材が必要となった。どこでも素早く同じ味の食事が手軽にできること。しかも安い経費と労働力で。
集約的大量生産システムが敷かれ一握りの巨大企業が市場を支配するようになる。
個人の農家や食肉業者は大企業と契約して生き残るか廃業に迫られることとなる。
(一度契約すれば、企業の指定する設備を多額の借金で配備するのが義務付けられ、その後の隷属~搾取を免れない)。
労働力も不法移民や低所得層や遺伝子組み換えの低コストのコーン生産によって職を失ったメキシコ人たちから調達する。
使い捨てを前提にした雇用で。
権利も何もなく労働条件の劣悪さから大怪我を負ったり死者も出している状況だと言う。
そして不法移民の逮捕も実施されるがあくまでも工場の生産ラインに影響を及ぼさぬ程度に毎回済ませることになっている(当然、企業との連携の上でだ)。

食肉用の牛には草ではなく安価に手に入るコーンを食べさせ、特殊な大腸菌が工業フードシステムの飼育場で新たに生み出された。
O-157である。
コーンではなく草を食べさせれば、この大腸菌は発生しないが、どこもコストの問題からそれに戻すことはしない。
大腸菌を殺すアンモニアを混入させて対策を講じている状況た。

牛たちは劣悪な糞まみれの飼育場にギュウギュウに押し込まれていて、虐待もあり自分の足でまともに歩けない牛も少なくない。
一頭がO-157になってもこの糞まみれの環境ではどれだけ周囲の個体に広まるか分からない。
大量処分も頻繁にあるようだ。

そしてケビン法をひっさげ、このようなシステムを共同して敷いている政府と食肉業界に対し政治的闘争を繰り広げている女性は、2歳の息子をハンバーガー(O-157)で失っている。6年闘い続けているが、今現在目立った成果はあげていない。企業の謝罪もいまだにないと言う。
消費者~犠牲者に対しての国の反応は恐ろしく遅く、まずは献金をしている大企業の為に速やかに動く。
食品につて知る権利も保障されていない。
議会では次々と危険な含有物や遺伝子組み換えなどが非表示で通ってしまう。
肝心な時に国は企業の側に立ち、国民にそっぽを向くこともよく分かる。
(国そのものがひとつの大企業である。しかも食品~コーン、食肉業界は多国籍企業が牛耳っているという)。

Food Inc002
Food Inc004
なかには、生態系全体の健康を掲げて食肉、農業に関わる個人もいるが、かなり厳しい闘争を強いられているようだ。
オーガニック食品の普及についても今一つ詰めがなかった。今後の展開が見たい。
このような状況が今のアメリカだと言っても、マイケル・ムーアの監督映画などを見ているとさして驚くほどではない。
大手企業名がしっかり出てくるのもアメリカらしい。
そしてことごく取材拒否というのも、ムーアの映画に似ている。

それより日本もこの広がりの中に納まり進行しているのは確かである。
(いやグローバルスタンダートであろう。TPPとの絡み)。
われわれも様々な権力に幾重にも絡めとられ搾取されていることには変わりない。
「食」による搾取から脱却できれば、大きな解放に繋がるだろう。
その点で、まず自分が食するモノの検討から始めたい。

改めて、今夜から、、、。
何を食べたらよいのか、、、。
また、家庭菜園でも始めてみるか(笑。

「動物、労働者、環境を大事にする企業から買おう」と最後に誰かが言っていた。
そうなのか?後は個人生産者の直売であるか。
確かに悪いものは売っていないように思う。





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