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GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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7 WISH / セブン・ウィッシュ

Wish Upon001

Wish Upon
2018年
アメリカ

ジョン・R・レオネッティ監督
バーバラ・マーシャル脚本

ジョーイ・キング、、、クレア(主人公の女子高生)
エリザベス・ローム、、、ジョアンナ(クレアの亡き母)
ライアン・フィリップ、、、クレアの父
シドニー・パーク、、、メレディス(クレアの親友)
シャノン・パーサー、、、ジューン(クレアの親友)
キー・ホン・リー、、、ライアン(クレアの中国人の友人)
アリス・リー、、、ジーナ(ライアンの親戚)
ジョセフィン・ラングフォード、、、ダーシー(クレアをいじめる同級生)
ミッチェル・スラッガート、、、ポール(クレアが憧れている同級生)
シェリリン・フェン、、、ミセス・デルカ(隣人)


人は、身の丈に合わない大きな願いが苦労もせず運よく叶うと、不吉なことが起こるのでは、といったネガティブな想い~感情に捕らわれることがある。それはよく分かる。欲・得の対称性が大きく崩れた状態はとても不安で居心地の悪いものだ。
ここでは、古代中国文字で、願いに対し血の代償を貰うと書かれたオルゴールが猛威を振るう。
唱えた願いは必ず叶うが、このオルゴールが突然鳴り出したときに、代償として親しい人や動物が死んでゆく。
これは霊的な(呪いによる)超越的システムなので、ヒトがそこに介入して代償の生贄を阻止することは叶わない。
つまりオルゴールに向かって願い事を一度唱えたら、それまでなのだ。

このオルゴールは、ゴミ漁りを趣味(仕事?)とする父が拾い、娘がそれを受け取ったことから機能し始める。
彼女の母は、彼女が幼い時に自殺しており、そのトラウマが彼女の人生の基調を作っていることも分かる。
後に母の描いた絵から判明するが、母もこのオルゴールを所有していたことで、死ぬこととなったのだ。
恐らく願いはすべて(7回)唱えたはずだが、結局自分が死んだだけで何一つ状況は変わらなかったように窺える。


願いが叶い、音楽の鳴っている間に、身近な人が1人死ぬ。
どうやら、願いの代償の選択はオルゴールにお任せのようだ。
もし代償~生贄の指定もできるのなら、潰したい組織を願いとし、消したい人物を生贄にすれば一石二鳥とくるのだが、そうはいかない。生贄は願った人物にとって大切な存在が自動的に選択されるらしい。最愛のペットであったり、親友であったり、肉親であったり、大切なひとであったりするのだ。これは依頼主にとっては、当然困る。

だが、ここの主人公の女子高生は、まずしっかり仕様書(オルゴールの周囲に古代文字で書かれている説明)を読まずに願いが叶うところだけ確認して始めてしまった。
そのため、願い事は叶うが、同時に死んだ者との関連性に気づかない。
何やら願いの成就と同時に親しい人が死ぬことに気持ち悪くなり、専門家に翻訳を頼み、漸く事の次第を知る。
マニュアルをろくに読まずに直ぐに動かし始めてしまう現代人には無理もないところもあるか。
だがそれを知って事の重大さに気づき、そのようなトンデモナイものから逃れるかと思うとそれは出来ないのだ。
この呪いのマシンの強力な呪力に魅せられ惹きつけられてもう離れられない。
7つも叶えられると書いてあるなら、まだ残ってるもん。ときた。

ホントにどうでもよい欲望の奴隷となってしまっている。
「喧嘩した友達が腐ればよい」翌日その彼女は腐る。代償として母からもらった愛犬が死ぬ。
「憧れのイケメンがわたしに夢中になりますように」すかさずその彼が迫ってくる。金持ちの叔父が風呂で滑って死ぬ。
「金持ちの叔父の遺産が全て欲しい」何故か彼女に遺産が転がり込んでくる。とても親しくしていた隣人がディスポーザーに巻き込まれて死ぬ。
漸くこの事態の符合に気づき、ライアンの親戚のジーナにオルゴールの周りのすべての言葉の翻訳を依頼する。
ついでにこのオルゴールの由来についても詳しく知ることとなる。
憎しみを晴らすため悪魔と契約してこのオルゴールを作った夫人のことやこれを手にした人間が、もう何人もが「犠牲」となり悲惨な最期を遂げていたことなど(この辺は、結構稚拙な説明にも思えたが)。
そして大金持ちになったにもかかわらず、相変わらずゴミ漁りをしている父を見て、「もうお父さんがあんなことしませんように」と願うと、父は生活態度が変わるが、ジーンがこのオルゴールの危険性をスマホでライアンに知らせようとしているときに、足を滑らせて死んでしまう。
ここで、思いを叶えたら血の代償が必ず待っていることをはっきり知る。
これはある意味、われわれが摂理のバランスをそうやって保とうとする無意識的な願いなのかもしれない。

Wish Upon002

クレアはもう死の螺旋構造に巻き込まれていることは充分に承知ではあったが、欲望がどうにも抑えられず「みんなの人気者になりたい」とまた唱えるのだ。ここへきてこれかい、である。彼女のトラウマの深さも垣間見えるところではある。
それまでも親友の言うように、超自己中の下らない願いばかりであったのだが、、、。そしてパーティーでは、持ち上げられて身の程を弁えないフィーバーぶりで親友たちからも愛想をつかされる有様に。
だが、その代償に親友がエレベーターの落下で死んでしまう。
この惨劇を前に、クレアは深く思うところがあった。自分をここまで暴走させるに至った幼少の頃の母の自殺を無きものとしたかった。根本的な解決を狙ったのだ。
「母が自殺を図りませんように」すると母が元気な姿で暮らす普通の生活が開けていた。しかし、庭で木を切っていた父が電ノコの事故で死んでしまう。
「これが拾われる前に戻って」最後の願いであった。
父がそれを拾う前に自分のバッグにしまい、無事に彼の手が届かぬように出来た。
それをバッグごとライアンに託しデートの約束~キスをしてから、それを土に埋めてと頼む。
そして学校に向かおうと走り出したとき、ダーシーたちの乗る車に彼女は轢き殺される。
ちょうど、彼女の母がかつてそれをゴミ箱に捨てた後で自殺したように運命的に。


映画の終了時のエンドロールが半分過ぎたあたりで、穴を掘っていたライアンがそれをしげしげ見て、「7つの願い」を確認するところが映る。
彼はそれを埋めることはないのが分かる。
もしかしたら、これまでのパタンから死ぬことを察知していたクレアが彼に復活させてもらうために予め仕組んでいたのかも知れない。

続編を示唆する終わり方ではあった。





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噺としては然程、面白いというほどでもない。
キャストにも今一つ魅力を覚えなかった。
続編が作られても特に観る意欲は沸かない。
これを一回観ればそれで充分。

何か、日本昔話みたいな感覚もあった。

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