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GOMA28

Author:GOMA28
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ジャズ幻想

piano.jpg

6月15日。
都内某所。
夕方。
雨。
地上からとても高い場所にて、ジャズのシークレット・ライブを堪能した。
(こんな高い場所に2台のグランドピアノとアップライトが1台置いてあるのがちょっと不思議な感覚であった)。

わたしは、ハッキリ言ってジャズには疎い。
友人のS君は、50年代ジャズ愛好家で、わたしが幾つか聴かされたものはどれも贅沢で豊潤な味わいの穏やかなモノであった。
嵌れば癖になるのはよく分かる。聴きながら眠ってしまうような心地よい音楽なのだ。
だが、その当時の自分の心境や置かれた状況から、そこに耽溺できる余裕がなかった。
わたしも、ビル・エヴァンスやマイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、キース・ジャレットに チック・コリアにセロニアス・モンクあたりは、そこそこ聴いてはいたが、、、。

さて、今回のシークレットライブは、世界的に有名なジャズピアニストのT氏によるもの。
かなりの枚数のCDアルバムを出されているそうである。
ここでは、コール・ポーターの曲がふたつ、マイルス・デイヴィスの「フラメンコ・スケッチズ」が演奏家のアレンジで聴くことが出来た。それからヴィラ・ロボスの曲(「ブラジル風バッハ」は聴いたことがあるが)やフェリーニの映画音楽が余りに印象深いニーノ・ロータの曲~ここではゴッド・ファーザーであったが~粋なアレンジで、聴き応えがあった。
知らない作曲家のものも幾つか、、、曲名は聞いたが忘れた。そしてオリジナル曲では、わたしも行ってみたいフィンランドのヘルシンキで見たアウラン湖からインスピレーションを得たという「アウラン湖の妖精」が披露された。
所謂、4ビートのスウィング系のジャズからは、かなり離れた複雑な造形だ。
フリージャズではないが、印象派的な色彩を感じさせるカテゴライズを逃れようとするような音楽であった。

圧倒的なテクニックで「表現」される音の洪水にそれは酔いしれた。
ピアノもその会場のオーナーである調律師が選び抜いたNY・スタインウェイとハンブルグ・スタインウェイの極上の二台による演奏である。そりゃあ、CDで聴くよりずっと良い。特に澄んだベース音(左)と煌びやかな高音(右)がともにビビットにクリアに響く。
このピアニストによると、NY・スタインウェイであっても、10台中7台は、外れだそうだ。
ここのオーナーの選んだNY・スタインウェイは、特に素晴らしいものらしい。そしてハンブルグものも、いうことないそうで、やはり調律師は耳が違う。それこそ普段から調律や手入れも十二分に施されているはず。

piano001.jpg

終盤のお弟子さんの才能豊かな女性ピアニストとのインプロビゼーションの共演は凄かった。
ふたりが、交互に演奏し合うものだが、その場の緊張感が一気に高まる。
最初の一曲目はうちの娘の白鍵のみの4音によるテーマで、これはとても馴染み易い音楽となった。
2曲目のテーマは、現代音楽風のモダンジャズになりそうなものであったが、ふたりの展開がこちらの予想を超え、実にスリリングでゾクゾクする演奏となった。二曲目が断然よかった。
この阿吽の呼吸の、研ぎ澄まされた演奏そのものに間近に接し、インプロビゼーションの醍醐味もタップリ味わえた。
お弟子さんがかなりアグレッシブな演奏であったのも驚く。モダンジャズというか現代音楽風のフリーキーなジャズが好きそうな気がする。
この次の「ソロ演奏」を聴いてみたくなった。かなり過激な演奏なのではないだろうか。
(わたしは、実験的なジャズロックなどが好きであるため、期待してしまうところがある)。

そして予想外の(わたしにとっての)嬉しいハプニングいやサプライズか。
一曲だけだが、フルートが絡んだ。
フルートはわたしも大好きで、幼少の頃、吹いていた(笑。
今も随分の間吹いていないムラマツのフルートがある。
そして曲が”フォーレのパバーヌ”なのだ。
あの哀愁あるたまらない曲!「ギター伴奏のフルート」でよく聴いたものだ。
これはもう、涙ものだ。
(わたしは、やはりクラシックが好きだ)。

だがこのチューンはジャズアレンジだが原曲の哀愁がタップリ味わえた。
とても惹かれた。
特に、低音部の音の厚さが大変官能的であった。
わたしは高音の伸びより分厚い低音にドギマギする。
(かつて習っていたころ、あなたは低音がとてもよく出るわね~と褒められた影響もあるか(笑)。
直ぐに演奏者に声をかけ、ファーストアルバムを購入した。
セカンドよりもクラシックのポピュラーな名曲がタップリ入っており、パバーヌがあるのは、こちらだから。
しかし、家で聴いてみると、フルートは変わらないが、この日に聴いたものの方が伴奏が良かった。
このピアニストと組んでライブアルバムを出して欲しい。
でも”フォーレのパバーヌ”は好きだなあ~。


なお、シークレットライブであるため、プレイヤーのお名前、ライブの場所等全て伏せております。


ここのところ、現代音楽~ミニマル・ミュージックをよく聴いていたこともあって、またダイナミックでセンシティブな音楽を聴いてみたくなった。フルートの音色の影響が大きい。

flute.jpg




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全ての演奏が終えてから、うちの娘二人が、スタインウェイのところに行き、今習っている最中の曲を弾き出したから、ちょっと慌てた。オーナーも小学生だからと、大目に見てくれたが。
会場の人たちからは面白がられた。
まだ、暗譜も出来ていない曲なのによく弾いてみるつもりになったものだ。
笑いながらそのうち機会があれば教えてあげましょうとピアニストから名刺を頂いた。
度胸だけは凄い。そして次女の食欲も驚異的であった(彼女は食事に行った感がある)。

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COMMENT

パヴァーヌは一番好きなクラシック曲かも…!

幅広く哲学的・芸術的・日常的と、興味深い記事をたくさんアップされておられて良い刺激を受けております^^☆
私は色んなジャンルの音楽を聴きますが、クラシックだとパファーヌはトップ3には確実に入りそうなぐらい大好きなんです♪この世で体験していないはずなのになんだか遠い過去に想いを馳せてしまう、そんな曲ですね…。

おはようございます☆彡

> この世で体験していないはずなのになんだか遠い過去に想いを馳せてしまう、そんな曲ですね…。
なるほど。そうですか。
確かに、、、ここではない何処かへの強い郷愁にこころが染まりますね。
豊潤なワインみたいに充たされたりもします。

わたしは、パヴァーヌと謂えば、ラヴェルの「なき女王の為のパヴァーヌ」が直ぐに浮かんでしまうのですが、フルートの曲としてはフォーレのパヴァーヌはたまらないですね。
突然、流れてきたりすると身体ごと持って行かれます(笑。
パヴァーヌは、ダンスの行進~舞曲にルーツをもつようですが、その後曲としてだけ残ったという噺も聴きます。
身体に来ますね、やはり、、、。

ありがとうございます。
今後とも宜しく。お願いします。

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