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GOMA28

Author:GOMA28
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ウォーキングwithモンスター

Walking with Monsters

~前恐竜時代 巨大生物の誕生~
Walking with Monsters
2005年
イギリスBBC

古生代カンブリア紀(5億3000万年前)から中生代三畳紀前期(2億4800万年前)までを描く。
つまり恐竜出現前夜まで。

ドキュメンタリーといっても全てCG映像というのが、面白い。
ある意味、SFとも謂えよう。
魚類の先祖から始まるシナリオである。
細部まで拘ったCGで見られるだけ有難い。
書物で読むのも良いが(それはそれで想像力を刺激するが)画像で示される臨場感はまた捨て難い。
捕食シーンは今一つ迫力と詳細に欠けるが、基本的な形態と質感や動きには充分説得力がある。
それにしても荒唐無稽な方々が次から次へと登場する。
地球生態系のうちで生命が様々な形体を試行錯誤して来た顛末が窺えるというものだ。


それは海から始まる。
沿岸の浅瀬~境界というか縁では特に激しい蠢きが窺える。
(いつもこういう襞のような場所に何かが起こって来た)。

捕食動物の誕生は、目を持つことから、というのはよく分かる。
距離を持って、対象の動きに反応する~と言うより対象化するには、やはり目しかない
目を持つことで、動物は争い合うようになる。はじめてそれが可能となるからだ。

また激しい戦いに耐えられるように、丈夫な鎧を身に着けたりして体自体を変革してゆく。
将来、人がまるで同じことを、道具(武器)として外部へはてしなく拡張してゆくこととなる。

進化しその体に合った新たな環境を開拓しようとすると、必ず未知の敵に遭遇しさらなる戦いに巻き込まれてゆく。
ことごとく戦いなのだ。そして、いまだに戦いではないか、、、。
未知の戦いに対し常にクリエイティブな身体的対応を迫られる(われわれは兵器を作り続ける)。
ご先祖の奮闘ぶりが健気に思え、この時点でこの形質を獲得したのだなと感慨深い。
(特に巨大節足動物に追われても、いつまでも疲れずに逃げおおせる肺と心臓を獲得した小型で敏捷な爬虫類等々)。
その連続であったことをわれわれの遠い先祖の姿をCGで見て実感する。

それにしても巨大節足動物(の世界)はいただけない。
あの大きな蜘蛛に追いかけられたらたまったものではない。
一度夢に出てきたら、暫く不眠症だろう(蜘蛛に対する恐怖心はこの頃の記憶が元になっているか?)
爬虫類の直接の先祖に当たるトカゲみたいな先輩が逃げ切ったと思って一息ついたら、あらぬところから不意打ちにされて絶命したときはちょっとショックであった。蜘蛛の悪知恵はこの頃から凄い。
酸素が過多で気温が高い時分には、でかい節足動物がうようよしていたのだ。どこかに(大脳旧皮質か)その記憶が残留して沈潜しているのなら何とか消し去りたい(恐怖は生存欲動にとってなくてはならないものだが)。


結構盛りだくさんで、色々お目にかかれるのだが、カンブリア紀は例の目を獲得したアノマロカリスである。
まるでゴルフボールみたいな目玉だ。硬い鎧に包まれているが、そこが強みではあるが脆さもここにあった。
この時期にすでに背骨を獲得して(脊椎動物となり)素早く泳げる魚類の先祖も誕生している。

4億2000万年前 シルル紀では、ケファラスピスという進化したお魚が誕生し、人類の体の基礎的な部分(脳など)を作ったといわれる。兜を被った魚みたいなご先祖である。
節足動物も同様に進化しウミサソリなどという巨大な恐ろしいものになっている。
プテリゴトゥスという3m以上ある節足動物もいた。上には上がいるものである。危険だ。
海の外には、300倍の二酸化炭素が大気中に充満していた。気温もはるかに高い。
最初に陸に上がったのは、このサソリであった。

3億6000万年前 デボン紀には、魚が鰭を4本の足に進化させ陸に上がる。
巨大な両生類が水辺に住み着くことになった。
まだ酸素が薄いために十分な肺のない節足動物は大きな外骨格を支えきれず小さくなってゆく。そして両生類の餌となる他なかった。
皮膚が薄いため水辺から離れることの出来ない両生類は、巨大な魚~ハイネリアに食われる危険性を常に残していた。

3億年前 石炭紀には、卵が殻に覆われ、体も乾燥に強い皮膚を得て、完全に陸上生活に耐える爬虫類が生まれる。
酸素濃度は現在の40%も多い。羊歯類が巨大化して森を形成していた。
心臓のスペックが高いペトロラコサウルスは水から離れた生活をスタミナ十分に送る事ができたが、高温で高濃度の酸素が充満した大気のもと復活した巨大節足動物が最大のライバルとして立ちはだかった。両生類も豊富な水場を中心に強力な捕食動物となっている。
ヤスデのご先祖も自動車より大きかったというからもう勘弁してくれといいたい。トンボもやたらとでかい。不気味な世界だ。
この時期、高濃度酸素大気にちょっとした稲妻で大爆発が起きる。こういった自然環境も脅威の一つであった。

2億8000万年前 ペルム紀初期、空気が乾燥し酸素が薄くなってくると巨大な節足動物は絶滅する(小さなものは残る)。
その替わりに爬虫類が大型化して地上を支配することとなった。彼らは大きな帆をもって熱調整が出来るのだ。
エダフォサウルスは草食であり、肉食はディメトロドンである。
彼らは極端な暑さと寒さという厳しい変化に対する体の調整能力を獲得することで繁栄して行く。
哺乳類型爬虫類でありわれわれの体温調整能力も彼らから受け継いでいるという。
ディメトロドンの母親が卵を守る戦いがかなりの尺で描かれてゆく。
飢えや敵との闘いの過酷な現実がよく伝わって来た。

2億5000万年前 ペルム紀後期、さらに爬虫類は進化して強靭な体を得る。
しかし地殻変動により、地球の大陸が一つになり(パンゲア大陸)灼熱の世界と化し砂漠化が進んだ。現在より60%気温が高い。
スクトサウルスというリクガメの先祖とゴルゴノプスという獰猛な肉食獣が闊歩していた。
しかしこの頃の爬虫類は、寧ろ爬虫類より哺乳類に近い要素があったようだ(恐竜には直接繋がらない)。
ディイクトドンという哺乳類に近い狡猾で小さな爬虫類も地下に番で棲んでいた。
彼らは深いトンネルを作ってゆき、生き延びていったが、多くの大きな動物は次々に劣悪な環境に耐え兼ね絶滅してゆく。
水場が消滅して行き、灼熱地獄の中90%の生物が絶滅した。

2億4800万年前 三畳紀、地球が回復してゆき、針葉樹の森が現れる。気温は現在の40%高い。
ユーパルケリアという小さい敏捷な爬虫類が二足歩行の能力を得、恐竜の直接の祖先となる。
リストロサウルスという発達した脳を持つ植物食性の爬虫類がもっとも数多く広く地上を占めていた。
しかし彼らは哺乳類型爬虫類の最後の存在であった。
彼らの代わりに進化、発達して地上を支配するのは二足歩行のユーパルケリアを始祖とする恐竜であった、、、


という壮大な物語である。
恐竜の造形はまずまず良かったが、捕食とかその辺のVFXはかなり物足りなさを感じた。
その描写も臨場感溢れるものであれば、もっと入り込めた感はある。
だが、結構好きなテーマであったため、楽しめた。


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