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GOMA28

Author:GOMA28
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ブレイン・ゲーム

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SOLACE
2015年
アメリカ

アフォンソ・ポヤルト監督
テッド・グリフィン、ショーン・ベイリー脚本

アンソニー・ホプキンス 、、、ジョン・クランシー博士(超能力者、元FBI捜査官)
ジェフリー・ディーン・モーガン 、、、ジョー・メリウェザー(FBI捜査官)
アビー・コーニッシュ 、、、キャサリン・コウルズ(FBI捜査官、精神病理学者)
コリン・ファレル 、、、チャールズ・アンブローズ(超能力者)


「慰安」とか「慰め」ではないか、、、
ブレイン・ゲームってスリリングなクライムものだぞ、という感じで売ろうとしたのか?
あさましい。
それから、頭脳戦とかいう類のものでもなかった。
変な先入観は与えないように。

キャストは申し分ない。
羊たちの沈黙」のあの博士のイメージが余りにも強烈であったアンソニー・ホプキンスと「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」、「聖なる鹿殺し」、とても印象に残る「オンディーヌ 海辺の恋人」のコリン・ファレルである(わたしはこのくらいしか見ていない)。
アビー・コーニッシュも「ジオストーム」や「スリー・ビルボード」、「プロヴァンスの贈りもの」そして何よりジェーン・カンピオンの「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」であろうか、、、この人の映画は知らないうちに観ていた感じだ。
ちなみに傑作「スリー・ビルボード」よりこの映画の方が古い。

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触った(少し関わった)ことで、その人に関する様々な情報~光景が見えてしまう。
事件の背景がみんな見えてくるのだから、捜査の効率と正確さからすれば願ってもない。
これは凄い能力だが、当人にとってはうんざりするものでもあろう。
孤独である。
こうした能力は、幼年期(胎生期から)の生育環境などで得られる可能性を吉本隆明氏が講演で語っていたことを思い出す。

ジョン・クランシー博士も初っ端から、元同僚ジョーとその相棒キャサリンの近い将来の惨劇が見えてしまう。
伏せているが、気持ち良いものではあるまい。
「何か見えたのか」(ジョー)、「いやまだわからん」(ジョン)このやりとりは何度もあった。
見ると謂うより見えてしまう、受動性であること自体煩わしくないか。
娘の悲劇もあるが、彼が人里離れた屋敷に引っ込んで生活するのも分かる。

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だがクランシー博士と同様の能力をもつチャールズ・アンブローズは、その力を積極的に使おうとする。
ひとつの効力意識をもって。
ある意味、彼にしかできない(崇高な)人助けをしようとする。それを自らの宿命と考えている。
一般的には安楽死の問題となるか。
クランシー博士以上の能力を持つチャールズは、将来的に病になり激痛を伴う耐えがたい闘病生活を強いられる人間をそれ以前に楽にする~延髄を貫き即死させる行を実行している。

だが、普通にそれは無差別殺人に映る。
まだ、発病していない患者も含むため警察も被害者の繋がりや犯人の犯行目的も何も掴めない。
現場には全く痕跡を残さず手掛かりなしで時が経つ。
それで、ジョー・メリウェザー捜査官は、かつての頼れる相棒であるジョン・クランシー博士に助っ人を依頼した。
現在の相棒、キャサリン・コウルズ捜査官も科学者である以上、超能力者には懐疑的であったが、それは捜査が進むにつれ考えを正されてゆく。

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どうやらチャールズは、相手に触れなくても何でも分かる人らしい。
サイコの殺人鬼を追った捜査中、ジョー・メリウェザー捜査官は犯人の凶弾に倒れてしまう。
それもチャールズの巧みに仕組んだものであったのだ。
ジョン・クランシーがそれまでに度々、イメージの断片で目に浮かんでいたその光景が現場にピタリと重なった。
(彼は不吉な事態の光景の断片を度々見ている。多くはそれとの接触時であるが)。

ジョーは誰にも言わなかったが、ステージ4の癌であり、もう余命いくばくもない身であることを宣告されていた。
ジョンはそのことに気づいていただろうが、彼に最後まで寄り添う決意をもってこの事件に協力したはずだ。
ジョンは、その犯人チャールズに遭遇する。
チャールズ曰く、ジョーは70日以上の過酷な闘病生活がこの先待っていた。そしてそのまま死んでいたら、とても恩給くらいで息子を大学には出せない。
だがこの度、殉職となったことで、余裕をもって息子を大学に出せる(すでに出る大学すら予見していた)。
当人も家族も幸せだと謂える。恐らく彼がそれを望んだはずだと、、、。

実は、ジョン・クランシー医学博士は、白血病の末期で激痛を訴える愛娘をずっと看病していたが、娘の楽にしてほしいという望みを受け容れ彼女を安楽死させていた。
その後、退職し妻とも別れ独り閉じ篭って生きてきたのだ。

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地下鉄で、ジョンとチャールズとの対決のとき、双方の予知が絡み合う。
周囲にはFBIが沢山いて無謀にも撃ちまくって来る。
ここは、ジョンのビジョンも差し挟まれつつスリリングに展開してゆく。
キャサリン・コウルズはこの現場に駆け付け、そこで血の海に沈む予見がはっきりなされていた。
彼女は病気でも何でもないが、額を撃ち抜かれる映像は何度もジョンは見てきている。

だがジョンはそれを阻止できるところにいた。
つまり予め分かっている事態はその直前、行動を変えることで違う結果を齎すようだ。
(彼はそれまでの捜査で何度もそれを使っている。この特技もあって彼は重宝がられてきたのだ)。

ジョンの銃弾がチャールズが撃つ前に彼の胸を撃ち抜き、結果キャサリンは額を撃ち抜かれずに済む。
ジョーは被弾していたが、病院に運ばれ手術で助かる。
ただ、チャールズが息を引き取る際に、ジョンに後を引き継いでくれと想念を送っていた。
チャールズも病に罹っていて死ぬ運命であり、この事件はジョンを探す(誘い出す)意味も担っていたのだ。
この先、どうなるのか。

ジョンとしては娘と重なる年頃のキャサリンを助ける事が出来、娘を失ったことで分かれた妻とも和解する。
チャールズの後を継ぐ必要はあるまい。
(あったら、続編ではないか、、、。アンソニー・ホプキンスにはキツイ。今回もその歳で走ったりしていたが)。

ハンニバル・レクターとは異なる魅力を打ち出したアンソニー・ホプキンスであったが、やや物足りない向きも多いかと、、、。






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