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GOMA28

Author:GOMA28
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ブラックホールを描く

Black hole001

ここのところ、この話題で持ちきりである。
「イベント・ホライズン・テレスコープ」というプロジェクトの成し遂げた偉業である。
5500万光年の彼方、おとめ座銀河団の中心にある巨大楕円銀河M87の中心にあるブラックホールを直接観測したというのだ。
質量は太陽の65憶倍だというが、、、。
これまでブラックホール自体が余りに小さいので、観測は諦められていたとも謂えた。
TVで科学者が、月面上に置かれたオレンジ一個を見るような精度が必要だとか言っていたものだ。
絶句である。

何か感想めいたことでも書いてみたいが、その内容に関しては専門ニュースに任せるしかない。
絶句するだけだし(笑。書いてもしょうもない。
実に興味深々なこと~その価値が挙げられている。
全く新しい天文学が形成されるという、、、。
それにしても、つくづく感心したのは、銀河の中心に巨大な質量を要請することからブラックホールを予言したアインシュタインの天才である。
これらのことも含め、たくさんのHPが今回の発見について扱っている。


ただ改めて思うことは、やはりあった、とかその存在の確信に至るには視覚情報に頼る(限る)ことだ。
どれだけわれわれが視覚を優位においた文化にいるかが実感できる。
目しかないのだ、、、時空の歪みを目で見る?!、、、目にそこまで任せるのか?
見るとは本来、見間違えることでもあるのだが。(多次元にせよ図解されると曲解されぬか?)
ここで画像というのは、膨大な観測データをもとに特殊なアルゴリズムによってCG生成したものを意味する。
(これまでNASAのHP等で掲載されてきた画像は悉くCGによって目に見える形にされたものだ。レアデータそのものでは見るに見えない)。

今回のブラックホール描画で凄かったのは、まずは観測~データ収集のための地球大の仮想望遠鏡の(ネットワーク)構築であるり、チリ、アリゾナ、ハワイ、メキシコ、スペイン、南極にある8か所の電波望遠鏡を繋いでいる。
この作業に最先端の研究者~専門家たちが10年を費やしてきた(費やされた予算も途方もないモノだろう)。
人の目の300万倍の解像度をそれによって得たというものだ。
だがそれは、単に解像度などという単体のカメラの性能みたいなスタティックなお手軽なものではない。
それぞれの観測装置自体が様々な影響を受けて動いているのだ。
地盤(南極は氷の基盤)の移動、月の重力の影響による移動、勿論地球の自転、またターゲットから来る光を捉える時間も地球上の望遠鏡の各位置により誤差が生じる。その辺を考慮したプログラム上の調整が必須である。だからそれぞれの望遠鏡に装置を設置する際の正確さもミクロン単位で要求される。ちょっとした狂いも許されない。
観測は4回、4日で行われた。2017年4月のことである。
途中、結構トラブルにも見舞われ(メキシコの天候やその他諸々)悪戦苦闘したようだが、、、初めてのことに挑戦するときには必ず想定外の事態はつきものだろう。

そしてアメリカの本拠地に送られてきたデータ量が何と5ペタバイトという卒倒するようなボリュームである。
HD自体からして相当重かったはず。
統合されたデータをもとにアメリカの若い女性科学者(29歳?)が書いた新しいアルゴリズムによりコンピュータで計算を4グループに分かれて行ったそうだ(データ統合の際にも問題は発生していたらしい。時間的補正を要したという)。
切れ切れデータから全体を探る。
部分と全体の関係についても示唆が深い、、、。

その結果できた画像が今誰もが見る事の出来る初めての直接観測によって得られた「ブラックホール」である。
これまで理論上(アインシュタインによる)その存在が要請されていたものが、「実在」となった。

空に浮かぶ月と同レベルの存在となったのだ。
(ブラックホールの輪郭の析出~吸い込まれるガスの光によりその存在がはっきり特定されたのだが)。
凄いと思ったのがブラックホールから噴出しているガス(ジェット)である。その長さは8000光年にも及ぶという。
何でも吸い込む(この表現はよくないのだが)ばかりでなく派手に噴射もしているのだ。
途轍もないスケール~相当にアグレッシブな姿が際立つ。
事象の地平線。
光の縁。

やはりわれわれが認識するには、まず観るしかない。


ノーベル賞はこの計画の発案者が貰うのか?
アルゴリズムを書いた女性科学者にもあげてほしいのだが。
見える形にしないと、やはり(我々の世界では)話にならないのであるから。


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