夜風のなかで

やはり夜風は心地よい、、、。
夜風に当たりに外に出たのは、今日ほぼ一日中寝ていたからである。
風邪でいまひとつ何かをする気も起きず、寝ているのが自然で気持ち良かったからだ。
夢はかなり込み入ったものを見ていたのだが、もう何も覚えてはいない。
相当動きも激しいインナートリップであったことだけは知っているのだが、具体的な表象は流れ去ってしまった。
この感覚で暫く宙吊り状態となっている。
夢の中の特異性は、重力感覚がないことだ。
別にISSのなかで宙に浮かんでいるようなことではない。
普通に立って歩いているのだが、質量から来る身体感覚がないのだ。
(生の重みから解かれている、と謂えようか)。
思考にも一切それはない。
(本来的に思考は重力から自由である)。
起きたついでに「世界の中心で、愛をさけぶ」がBSで入っていたので観た。
オーストラリアのウルル(エアーズロックなのか?)という世界の中心とアボリジニが定めている場所に恋人同士で行くことにしていたのだが、彼女(長澤まさみ)が白血病で亡くなってしまったので、彼氏が彼女の灰をその地に撒くというもの。
それは綺麗に彼女は風に乗って忽ち青空に消えて逝く、、、。
何か夢もこんな風な光景があったように思えてくる、、、。
それにしても世界の中心である。
実際に何処にもないようでいて、あると言えば何処かにありそうな場所だ。
少なくともそこは、自分のなかには無い。
だが、自分と無関係にある場所とも謂えない。
自分にとってそんな、恋人の骨を撒きたい場所が何処かにある気もする。
探す価値はあるかも知れない。
きっとそこは夢のように生の重みを感じない場所ではないか。
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