南仏の光

NHKのテレビ体操を暫くやってみた。
あれだけでも結構、体が解れる。
身体への働きかけでこころの在り様も変わって来る、面はあるものだ。
しかし日常ルーチンに引き戻されると、たちまちのうちに身も心もこれまでの流れに収まってしまう。
体癖や固定観念というものはその固有の生活様式の中で固着してゆくのだ。きっと。
動くことが肝心だ。
いつもと違うことをやってみるのもよいか。
そして、違う場所に身を置く。
取り敢えず、外に出てみよう。
何か固まって来たという凝りの症状が気になったら、これまでは布団に入って寝ていたものだが、、、。
人間的な関りより自然との関りを大事にしたい。
よく一人旅に出る人がいるが、知らない場所より知らない人との出逢いを求めていることが少なくないように思う。
それも愉しみのひとつかも知れないが、どうなんだろう。
世界のどこに行ってもメディアの発達は凄まじく、感性、感覚、思考の均質化は著しいものに思える。
スーパーフラットな空間がポップに全てを覆ってゆく。
窒息する。
遠藤彰子氏の多元的宇宙はそれに明らかに対抗する運動であるに違いない。
感覚~無意識をキックする「場所」を求め歩くことはしてもよい~する価値はあると思う。
ちなみに遠藤先生は、相模原に今も残る森を散策するうちに、肥えた豚の親子などに遭遇したことで絵画のテーマを発想したという。もしかしたらその豚は妖精であったかもしれない。その可能性の方が高い気がするが。
わたしはどうやら場所とは光~色との関係が大きいように感じる。
最近特に、肌に感じるのだ。
この微妙な境界膜~インターフェースに。
まあ、わたしたちの世界は重力と電磁波で出来ていることは確かであるし。
ここのところ風邪でグロッキーな状況にいたが、こんな時こそ本質的な何かを求めてしまう。
「もっと光を!」
である。
異なる光に身体を浸透されたい。
ゴッホの南仏の光。
それなら旅に出る確かな理由となる。
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