ルナ・プロスペクター (Lunar Prospector) 出発!
ルナ・プロスペクターは1988年の今日打ち上げられました。
ディスカヴァリー計画の一環として。
「ルナ・プロスペクター」
月探索ミッション及びその探索機の名称を指します。

美しい♡
たまらん。
月の極地に大量の水があるんじゃない?
という憶測から、クレメンタイン計画が実行されました。その計画をあらゆる面で引き継ぐルナ・プロスペクターはさらに探索を進めるべく出発したのです。
月面基地をアメリカが作るときに地球から水を持っていくのか、いらないのかは、大問題です。そりゃ、月で水が調達できれば、あらゆる面でそれに越したことないですよね。
さらに月の鉱物資源の分布まで細かく調べるという、こりゃアメリカ相当現実的な計画立てているな、と思いましたね。その前の計画でも調べてはいましたが。
すぐにでも乗り出すぞ!というような勢いは感じられました。
月の地殻活動を調査し内部構造を調べようという磁場・重力場センサーも搭載していたそうです。
内部の構造と活動が分かれば、その星は分かったようなもんですから。
おまけに中に何かいたりして。
それは怖い。
地表には不動産屋も乗り出すことでしょう。
いよいよ月は観念ではなく、地球上と地続きとなります。
なるほど、ゴダールが車でそのまま異星に行けてしまったのが分かった。
もはや月はミューズの立場ではなくなります。
月面トマソンが現れるのも時間の問題でしょう。
(いまでしょ、ではないけど)
前回のクレメンタイン計画によって分光地質学が基礎つけられ、今回の探索によりさらに月面鉱物分布・マッピングが明瞭になったと言えましょうか。今回は水にともかく拘った探索でありましたが。
クレメンタイン計画が「早い、安い、良い(旨い)」という牛丼の吉野家に借りたようなキャッチフレーズで注目を浴びましたが、NASAの以降のスペース計画はすべてこの路線で行きます。
この時の費用が8000万ドル。開発期間は22ヶ月。
引き継いだディスカヴァリー計画は費用が6300万ドル。開発期間22ヶ月。吉野家じゃなくてクレメンタインを凌ぐ僅かな開発・制作費。
お金が掛からなかったからでもないでしょうが、この計画の締めはルナ・プロスペクターを月の南極クレータに衝突させ水を蒸発させてこれを直接観測しようというものです。
ハッブル宇宙望遠鏡がそれを観測しましたが、水蒸気は観測されませんでした。
しかし、NASAのプレス発表には堂々と月の両極には60億tの水が存在するとありました。
水素の存在が示唆されたことが理由だそうです。
ルナ・プロスペクターにHALが搭載されていなくてよかったですね。
わたしはこれなど映画にならないかとも思いましたが、特に話題にもなりませんでした。
クレメンタイン計画の中心人物、ユージン・シューメーカー博士の遺骨をルナ・プロスペクターはカプセルに積みこみ月へと出発しました。

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ディスカヴァリー計画の一環として。
「ルナ・プロスペクター」
月探索ミッション及びその探索機の名称を指します。

美しい♡
たまらん。
月の極地に大量の水があるんじゃない?
という憶測から、クレメンタイン計画が実行されました。その計画をあらゆる面で引き継ぐルナ・プロスペクターはさらに探索を進めるべく出発したのです。
月面基地をアメリカが作るときに地球から水を持っていくのか、いらないのかは、大問題です。そりゃ、月で水が調達できれば、あらゆる面でそれに越したことないですよね。
さらに月の鉱物資源の分布まで細かく調べるという、こりゃアメリカ相当現実的な計画立てているな、と思いましたね。その前の計画でも調べてはいましたが。
すぐにでも乗り出すぞ!というような勢いは感じられました。
月の地殻活動を調査し内部構造を調べようという磁場・重力場センサーも搭載していたそうです。
内部の構造と活動が分かれば、その星は分かったようなもんですから。
おまけに中に何かいたりして。
それは怖い。
地表には不動産屋も乗り出すことでしょう。
いよいよ月は観念ではなく、地球上と地続きとなります。
なるほど、ゴダールが車でそのまま異星に行けてしまったのが分かった。
もはや月はミューズの立場ではなくなります。
月面トマソンが現れるのも時間の問題でしょう。
(いまでしょ、ではないけど)
前回のクレメンタイン計画によって分光地質学が基礎つけられ、今回の探索によりさらに月面鉱物分布・マッピングが明瞭になったと言えましょうか。今回は水にともかく拘った探索でありましたが。
クレメンタイン計画が「早い、安い、良い(旨い)」という牛丼の吉野家に借りたようなキャッチフレーズで注目を浴びましたが、NASAの以降のスペース計画はすべてこの路線で行きます。
この時の費用が8000万ドル。開発期間は22ヶ月。
引き継いだディスカヴァリー計画は費用が6300万ドル。開発期間22ヶ月。吉野家じゃなくてクレメンタインを凌ぐ僅かな開発・制作費。
お金が掛からなかったからでもないでしょうが、この計画の締めはルナ・プロスペクターを月の南極クレータに衝突させ水を蒸発させてこれを直接観測しようというものです。
ハッブル宇宙望遠鏡がそれを観測しましたが、水蒸気は観測されませんでした。
しかし、NASAのプレス発表には堂々と月の両極には60億tの水が存在するとありました。
水素の存在が示唆されたことが理由だそうです。
ルナ・プロスペクターにHALが搭載されていなくてよかったですね。
わたしはこれなど映画にならないかとも思いましたが、特に話題にもなりませんでした。
クレメンタイン計画の中心人物、ユージン・シューメーカー博士の遺骨をルナ・プロスペクターはカプセルに積みこみ月へと出発しました。

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