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GOMA28

Author:GOMA28
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50回目のファースト・キス

50 001

2018年

福田雄一 監督・脚本

山田孝之、、、弓削大輔(オアフ島のツアーガイド、天文学者)
長澤まさみ、、、藤島瑠衣(記憶障害の女性、美術教師)
ムロツヨシ、、、ウーラ山崎(大輔の親友)
勝矢、、、味方和彦(旅行会社の上司)
太賀、、、藤島慎太郎(瑠衣の弟)
山崎紘菜、、、高頭すみれ(大輔の同僚)
佐藤二朗、、、藤島健太(瑠衣の父)


かなりよく出来たコメディーだと思ったらハリウッド映画のリメイクだった。
それは大ヒット映画であったらしい。
それをあえてリメイクする、、、その意図は、、、

オリジナル映画の方も舞台はハワイで弓削大輔に当たる男性は水族館で獣医師だという。
本作では、彼は天文学の研究のためにハワイに来ている。
わたしとしては、こちらの設定の方がしっくりする。
ハワイは世界で最も宇宙観測に向いた土地でもある。
夜空がフルに活きてきてロマンチックでもある。これはラブコメに最適だ。
どちらもプレイボーイの設定であるが、日本人旅行客相手のツアーガイドで持モテまくっているというのも判り易く無理は特にない。
藤島瑠衣のヒロイン役も双方ともに記憶障害で事故前の記憶はあるが、その後の記憶は一日単位の記憶しか保てず寝て覚めれば、リセットされてしまうのは同じ。それでいつもファーストキッスということになる。そこは物語の根幹であるから変えられない部分だ。
全体に良いアレンジなのではないか?
(オリジナル版までみたいという気はないが)


50 003

毎日新たに愛する人に出逢えるというのは、考えてみれば素敵なものだ。
同じ相手(自分)なのに、その日によって直ぐに惹き合ったり、突っぱねられて相手にされないというのも面白い。
そういうものだと思う。ヒトは非常に複雑で繊細な生き物である。
記憶がリセットされ白紙の状態で同じ相手に出逢っても機械的に同じ反応をすることなどまずないはず。
気象に変化がなくても、その日の様々な状況が身体に及ぼす影響は小さくない。
更に謂えば、何度も何度も逢い続けるなかで、身体性~無意識に浸透する思い・記憶は確実にある。
だから彼女の夢に彼が出て来た。(記憶の場は脳にだけ局限されるものではない)。

50 002

大輔と瑠衣のコミカルな掛け合いも良いアクセントにはなっていたし、脇のギャグ担当の面々も妙な緩さと灰汁の強さが適当な範囲であったと思う。
基本がシリアスな物語であるため、暗く重くならないためにもこのようなユーモアの部分は外せないものであろう。
ただ、独特な面白味であるため、爆笑するようなものではなく、こそばゆい感じでニンマリするところか。
ここはハワイである。こういう明るさはとても環境~景色にもマッチしたものだと思う。
慎太郎のキャラクタだけは少しくどかったが。

なかでも長澤まさみの瑞々しさは際立っていた。
山崎紘菜には、もう少し出番があっても良かった。

50 004

瑠衣の家族が何故、彼女に苦痛を与えまいと同じ日~事故当日に閉じ込め反復を続けるのか。
(外に出ていれば破れ目が生じるのは必然である)。
やはり大輔の試みのようにヴィデオなどで彼女自身の状況をしっかり知らせてゆくことは重要であると考えられる。
更に彼女の一日毎に裁断された経験を編集したヴィデオを毎日更新して見せることが生を重ねてゆく可能性を生むだろう。
自筆の事細かな日記は更に経験の直截性を高める。これも必要不可欠だ。
でなければ、一日のスパンで結婚までの愛~感情を育むことなどまずあり得ない。

ともかく最後に大輔は、天文学の研究の夢を実現するために、別に彼女と別れる必要などないではないか、ということに気づいたことは、正しい(笑。
それは何よりも彼女にとって良いことだ。
こういう病いは常に愛情をもった人間がぴったりと寄り添っていることがもっとも大事なことである。
生が物語を紡いでゆくことなら、線状的な連続性が保証されなければならない。
共にいることがふたりにとって、きっと良い方向に進展して行くはず。
これだけは断言できる。

50 005

何故だか前向きになれる映画であった(爆。


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