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レディ・バード

Lady Bird001

Lady Bird
2017年
アメリカ

グレタ・ガーウィグ監督・脚本

シアーシャ・ローナン 、、、クリスティン・“レディ・バード”・マクファーソン
ローリー・メトカーフ 、、、マリオン・マクファーソン(クリスティンの母)
トレイシー・レッツ 、、、ラリー・マクファーソン(クリスティンの父)
ルーカス・ヘッジズ 、、、ダニー・オニール(クリスティンの最初の彼氏)
ティモテ・シャラメ 、、、カイル・シャイブル(クリスティンの二人目の彼氏、ベーシスト)
ビーニー・フェルドスタイン 、、、ジュリー・ステファンス(クリスティンの親友)
スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、、、 リバイアッチ神父


ブルックリン」のシアーシャ・ローナンである。「ブルックリン」は良かった。今でも印象が残る。そう彼女は名作「グランド・ブダペスト・ホテル」にも出ている。「ザ・ホスト 美しき侵略者」にも。
他にもいっぱい出ているが(笑。

軽快でテンポのよい、よく出来た青春映画だと思う。
キャストも皆、達者だ。
だが、よくあるよく出来た青春映画に見えて、何か違う。
他の青春映画と比べてもこれといったドラマがある分けではない。
ごくありふれた親や教師、世代間との対立(反抗)や葛藤と、思春期特有の性や疎外感や閉塞感、理想と夢が混然となった、その内容に特に新しさは見出せない。
主人公も生意気で自己主張の強い何処にでもいそうな娘だ。
なのに惹き付けられて最後はお母さんと一緒にジ~ンと来てしまう。

Lady Bird003

恐らく時間の進め方の特異な方法論に原因のひとつはあるのだと思う。
わたしは映画が好きではなく、映画の手法にも詳しくないため、よく分からないがこのちょっと違う感覚がこの映画をよく出来た青春映画と差別化しているのではないか。

時制を弄ったり過去~想念と現在を織り交ぜたりする見飽きた手法ではなく、時間を平滑に流して、そして一年後とか一年前とかに接続するのとも異なり、あれ?数日経ってるのかと思うが特に無理のない、ハッとするスキップが繋げてゆく。時間を絶妙な幅でスキップさせて、展開して行くのだ。

特別新鮮とかいうほどのインパクトではないのだが、この映画そのものの意味を支える根幹における形式であろう。
ちょっとした差異なのかも知れないが、肝心なところに思える。

Lady Bird004

親が勝手につけた自分の名前が気に食わない彼女は自分をレディ・バードと呼ばせる。
だがこんな街はいやだいやだと嫌いながらも深い愛着を持っていたことに漠然とするクリスティン。
そして自分自身の名前を認め、鬱陶しかった街と、対立していた母とも和解する。
恋愛はどれもすれ違いに終わったが、距離を置いていた親友との絆は深まる。
どれも自分にとってなくてはならない大切なものであったのだ。
大概、それに気づくのは、故郷サクラメントを離れ、外で自分一人になってものを想うときになってからである。
(夏目漱石もロンドンに移って日本論を書いた)。

Lady Bird002

ある意味、外部に身を移すということは有効である。
街と親と離れ独りになることで、その絆~関係性を確認(対象化)するというところか。
わたしもこの映画の流れの中で共感し最後には感動していたのだが、普通の(他の)映画で同様の内容で感動できたかどうかは疑わしい。
この映画特有の魅力がある。
(分析する必要があるかも)。


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