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GOMA28

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ウォンテッド

Wanted003.jpg

Wanted
2008年
アメリカ

ティムール・ベクマンベトフ監督
マイケル・ブラント、デレク・ハース、クリス・モーガン脚本
マイケル・ブラント、デレク・ハース原作

アンジェリーナ・ジョリー 、、、フォックス(フラタニティのメンバー)
ジェームズ・マカヴォイ 、、、ウェスリー・ギブソン(フラタニティで能力を覚醒する)
モーガン・フリーマン 、、、スローン(フラタニティの首領)
テレンス・スタンプ ペクワースキー(フラタニティのメンバー)
トーマス・クレッチマン 、、、クロス(フラタニティを裏切った男、ウェスリーの父)
コモン 、、、ザ・ガンスミス(フラタニティのメンバー)


ナイト・ウォッチ」の監督だ。
なるほど、同じテイストだ。突き抜けている。
“フラタニティ”という地下組織が1000年にわたり、「運命の意志」によって暗殺を執行し「世界の秩序」を守ってきたという!?
この荒唐無稽な(単純な)設定こそ監督の真骨頂か。
「ナイト・ウォッチ」に引けを取らない。
度肝を抜くカーアクションと銃弾のVFXに目まぐるしいバトルなどテンポも展開も速く息をつかせない。
凄まじい身体能力(及び超能力)に、怪我をしても早く治せる薬湯など面白い。
何分、1000年の伝統があるのだ。
機織機の織目に2進法メッセージが織り込まれて暗殺対象が告げ知らされる。

Wanted004.jpg

その意思を下す上位存在とは如何なる者なのか、、、という疑問は当然生じるも、この映画を観ながらそんなことまで構っていられない。目まぐるしく進展するため、ただ映像を追うだけで精一杯である。
武器も古いのか新しいのかよく分からないが、ネズミを使う戦術なども出てくる、、、。
(とは言えやはり「世界」とは何なのか?人の数だけ、少なくとも思想・信条の数だけ世界はある。世界を救うなんて言われたって、「誰の世界」のことを指すのかである。そう考えれば、あながちスローンの、「われわれのためにこの組織が存在する」という考えも間違いとは言えなくなる。スローンたちも消されるメンバーに選ばれていたのだ。自分が死んでは、世界も何もない。当然反逆するはず。やはり命令~指揮系統は一体何者なのか、気になる)。

この流れだと必然的に伝統も組織を私物化し、その力で自分に有利な情勢を作ろうとする動きは出てきてもおかしくない。
この過渡期に主人公が“フラタニティ”に入り(誘われ)素質を開花させ、やがて組織に利用されていた(最大の悲劇は父の仇と知らされていた相手が実は本当の父であった。それを知らずに彼は本当の父を殺してしまった)ことを知り、現組織を壊滅に導く。欺瞞~搾取~造反~アイデンティティの獲得・覚醒へ。
自分をずっと見失って生活してきた青年が、父を見出す過程で自分に覚醒する物語でもある。

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(裏切者で父を殺した相手であると信じていた男が実の父~凄腕の殺し屋であった)。

とは言え上司にいいように虐められ謝ってばかりの冴えない社員から厳しい訓練を経て精悍な面持ちのクールな暗殺者に変貌して行くウェスリーは、余りに劇画的で誇張し過ぎの感はあった。
銃を撃つときに腕をしならせ弾道を曲げるというのもワクワクする(超能力だ)が、フラタニティ造反組が特別に開発した遥か遠方から放たれた弾丸(長距離射撃用の弾丸)が空中で螺旋状に分離し、目標に命中した途端、時間を逆行するように元の銃口まで戻って行く。余りに突飛で唖然としたが、あれは何でそうする必要性があったのか?よく分からない。撃ちっぱなしではダメなのか?開発した博士が説明してくれるかと思ったのだが、主人公が聞いてくれないため分からずじまいであった。
それから沢山のネズミに時限爆弾を付けて解き放つ攻撃であるが、どうも効率が良いのかそうでもないのか、、、少なくとも驚かせる価値はあったように思うがどれほどの破壊力があったろうか。結局彼が直接闘って殺しまくっていたように思える。

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最後にフラタニティのスローンたちに取り巻かれた際に、暗号の偽造がなされ本来の意図が実行されていないことを説いたのは功を奏する。それで真実を知ったフォックスが自分を含め首脳部を全員曲がった銃弾で始末する。組織に忠実なフォックスがいたお陰だ。
助かったウェスリーは、自分を始末しにやって来たスローンを罠にはめて返り討ちにする。
例の長距離射撃である。実の父の得意技でもあった。
この先、彼は独りでどうして行くのか、、、お金は底をついているし。
また、メッセージを機織り機の縫い目で送ってきた存在との関りは、、、?
(これって、続編はあるのか?)

アンジェリーナ・ジョリーがともかく、かっこよい。
ファンなら充分に愉しめる。

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特にファンでなくともスピーディーで面白い噺とVFXがテンコ盛りで目は離せないはず。




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