次女の作品展示会

明日が搬出日で今日しかないため、肌寒い中、次女の作品展示を観に行く。
昨年の長女の時と同じ展示会場になった(今年は長女は違うコンクールに出品している)。
電車に乗りながら知ったが、作品はWebからダウンロード印刷が出来るようであった。
展示会場の風景も見渡せる。
別にわざわざ行かなくてもと思ったが、実際に行って雰囲気を感じるのも良いし、昨年の長女のときみたいにみんなで作品の周りで写真を撮るのも悪くはない(実はそれが目的で行くのだ(笑)。
出した作品は戻ってこないため、やはり一度は現物にお別れをしておくべきだろうし。
作るという時間の思いがしっかり畳み込まれているのだ。それは大切にしたいではないか。
次女の作品は長女のものより、柔らかい印象派である。
ふたりには、描く前に印象派の色使いが分かる絵を幾つか軽く見せておいた、、、モネ、シスレー、ピサロ、、、など。
基本、筆で塗るのではなく、色を置くようにさせたかった。ほっておくとペンキ屋さんみたいに塗っている。
色を混ぜ過ぎず、彩度・輝度の保たれた色を短い筆致により構成する快感を体験させたい。
ともかく違うパタンも覚えさせたいのだ。筆使いは特に大事だし意識させたい。
ゴッホは筆使いの発明家であった、、、。
次女は体質もあろうが、淡い色彩の使い方とタッチは、モネがアルジャントゥイユの草原の光景を描いた、何という題だか忘れたが、あの雰囲気に似ている。ちょっと盛りすぎだが(笑。
常に長女の方が良い賞につくのだが、次女の作品の方がいつも絵画的なのだ。
わたしは次女の作品の全体に醸す雰囲気が好きだ。ただいま一つインパクトに乏しい。
今回の絵の題(題材)は「夕日を眺める母娘」である、、、(展示会ではちょっと題名が違っていたのだが)。
ちょっと絵本の挿絵にもなりそうな絵であった。
長女の作品の方が一言でいえば子供の勢いで押すタイプである。
彼女のスタイルをより推し進め、攻めの絵を描かせてみた(笑。
今回はかなり彩度の高い色を短い筆致で並置させ、色彩に鮮烈さを持たせた。
構図上では、思い切り人物を前後に配置させその大小で奥行きというものを意識させた。
特に画面を大きく占有する中心人物はその体勢~動作から特に前後への動勢を印象付かせ、斜め後ろに位置する人物はすれ違い逆方向に遠のく速度により空間の奥行をさらに深める。
勿論描いたのは全て長女だが、わたしが事前レクチャーを入れた。というよりプロデューサー的立場か(爆。
(少し描けるようになって、絵が説明的で平面的~並置的になっている。生き生きさせるため搔き乱すことにした)。
画題は何であったか忘れたが、「ターザンロープをする少女」には違いない(笑。
次女は実は昨日からかなりの鼻風邪になってしまいグロッキーなのだ。
彼女だけでなく、家族みんながなんとなくだるい(風邪がようやく治りかけた長女とか、わたしも風邪気味)。
写真をみんなで撮ってから、確かにみんなテンション低いので(爆、、、軽食をとり早めに帰ることに、、、。
(ちょっと勿体ない気もするが、、、横浜までは日頃なかなか来ないし)。
長女の時は観た後、しこたま道草して遊んで帰ったが、今日は体調の関係ですぐに帰路に就く。
長女の作品の授賞式は来週だ。
多少寒くても晴れだと良いが。
体感温度がかなり違う。
