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幸せはパリで

The April Fools001

The April Fools
1969年
アメリカ

スチュアート・ローゼンバーグ監督
ハル・ドレスナー原作・脚本
バート・バカラック音楽

カトリーヌ・ドヌーブ、、、カトリーヌ(テッドの夫人)
ジャック・レモン、、、ハワード(テッドの証券会社部長)
ピーター・ローフォード、、、テッド(証券会社社長)
ジャック・ウェストン、、、シュレーダー(ハワードの親友の弁護士)
マーナ・ロイ、、、グレイス(富豪の夫人)
シャルル・ボワイエ、、、アンドレ(富豪)
サリー・ケラーマン、、、フィリス(ハワードの妻)

イサムノグチ制作の”Red Cube”(彫刻)があった。
という事は、マリン・ミッドランド・ビルという超高層ビルに会社があるようだ。
相当儲かっている証券会社らしい。
部長であれだけ豪勢な個室があり、物凄い厚化粧(山姥を彷彿)の秘書も付く。
かなりの身分だ。
彼の妻は月に一度は、家を買い替える。
内装に凝り、それに飽きたら他の家に移るそうだ。
(結構な身分である)。

しかし夫婦間で会話が無い。
一方通行な噺~報告、予定だけがなされるのみ。相手の噺は聞かない。
子供は彼に全くなついていない。電話にも出ない。犬も吠えるだけだ。
そんな愛情もコミュニケーションもない家庭であった。


そして、彼が社長主催のサイケデリックなパーティで恋に落ちた女性が何と社長夫人であった。
如何にもというラブコメ展開である。
笑えるシーンは結構ある、だが全体の流れが余りに安易というか凡庸。
いやこういうジャンルの映画なのだ、と謂われればそうなのかという他ない。
ここ三日ばかり、わたしの苦手な映画が続く。

わたしが一番戸惑ったのが出逢いの場からの展開なのだ。
パーティーで特に何があったでもないのだが、何となく二人は恋に落ちていたみたいなのだった。
別に特別~特殊なプロセスを踏まなければならない道理はないし、恋とは一目で電撃的にするものなのだろう、、、。
理論的に結論を出すモノではなく、直覚する領域にある事である。

とは言っても、、、双方がどのタイミングでピンときた(ビビビと来た)のか、分からないのだ。
わたしが見落としたのかも知れないが、何となくそうなっていたとしか思えぬ流れであった。
えっそうなの?という感じ(笑。
そういうものなのか、どうなのか、よく分からないのだが、、、。

で、その後は双方とも家庭を持っている為、伴侶にそれぞれ別れを告げて、カトリーヌの故郷パリへ2人して飛び立つのだ!
ハワードは昇進したところで、きっぱり会社を辞めて、つれない家族を捨てて、新たな世界へ。
カトリーヌはどうやら愛想尽かしていた夫と別れる契機を狙っていた感もあるが、丁度良い機会として乗ったのであったのだろうか。双方とも安定した経済と地位を捨てるには、相当な覚悟であるはず。
ハワードの方は、若くて美しいパリジェンヌに全てを任せ一目惚れの逃避行と言ってもこちらも納得できるが、、、。
カトリーヌはカエルの王子様にキスして本当の王子様を彼に見たのか?ホントなのか?
そこのところが、今一つよく分からないのだ。

この映画はカトリーヌが最後にどんでん返しを喰らわす類の映画ではないのだ。
ブラック要素の無い、具体性(現実性)も無い、ひたすら愛を追うことに比重を置いた夢心地な御話なのだ。
勿論、所謂不倫による泥沼的な展開などないあっさりしたものだ。
良い感じで2人は旅立ってゆく、、、。
人生をやり直す~再生をパリ~ロマンチックな都で図るのだ。

だが、裕福な生活に慣れている人が大丈夫か、、、
職の当ては、そしてお互いに相手をまだ知らないだろうに、、、富豪夫人の占いで相性が良いと言われただけ。
逢って、たった二日間の流れではなかったか。
白昼夢をぼんやり見るような映画であった。


音楽はバート・バカラックだった。
”The April Fools”は確かに彼ならではという曲である。
(わたしとしては、「オースティン・パワーズ」での彼が一番印象的であるが)。

カトリーヌ・ドヌーブもアメリカ映画に出るのか、、、結局、ニューヨークに愛想尽かしてパリに帰ってしまうが(笑。




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