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荒野の用心棒

A Fistful of Dollars001

A Fistful of Dollars / Per un pugno di dollari
イタリア/スペイン/西ドイツ
1965年

セルジオ・レオーネ監督・脚本
黒澤明、菊島隆三 原作
エンニオ・モリコーネ音楽


クリント・イーストウッド 、、、名前のないよそ者(ジョー)
ジャン・マリア・ヴォロンテ 、、、ラモン・ロホス(ミゲルの弟の早撃ちガンマン)
アントニオ・プリエート 、、、 ドン・ミゲル・ベニート・ロホス(街を牛耳る無法組織のボス)
ホセ・カルヴォ 、、、シルバニト(バーのマスター、ジョーの協力者)
マリアンネ・コッホ 、、、マリソル(ラモンに拉致された女性)
ヨゼフ・エッガー 、、、ピリペロ(棺桶屋)
ブルーノ・カロテヌート 、、、 アントニオ・バクスター(保安官、ロホスの対立勢力のボス)
マルガリータ・ロサーノ 、、、ドナ・コンスエラ・バクスター(バクスター夫人)


暫く、わたしのほとんど観て来なかった西部劇を中心に観てみたいと思う。
(余計なことを考えず「映画」という娯楽に浸るには良いかと思われる)。
「用心棒」原作の方はまだ観ていない(いや、実は幼い頃観ているのだ。仲代の演技は朧げに覚えている)。
ただ、リメイク(オマージュ?)であろうと、これ自体実に愉しめた。
ハリウッド映画ではない。
マカロニウエスタンとは何か。
何故、イタリアが西部劇を作るのか。
わたしは、その辺からして知らない。
(淀川先生が「マカロニウエスタン」と命名したことは知っている。実にスタイリッシュ)。

その西部劇は、過激でリアルなシーンで構成され、アウトローがヒーローとして登場していたところが斬新であったようだ。
特に銃撃戦における距離感。銃を向けてからの時間。離れて長く撃ち合うのではなく、これらを日本の居合切りみたいに一瞬にして決める。このソリッドなシャープさ。やはり「用心棒」を元にしている分けもわかる。
ワイルドバンチ」(サム・ペキンパー)ほど過激ではないにせよ。
しかし「用心棒」(黒澤)をベースに見事な西部劇に転換していると思われる。
エンニオ・モリコーネの音楽とピッタリ合った哀愁に染まるクリント・イーストウッドがまた良い。
これぞマカロニウエスタンの様式美と謂っている様だ。

いかし、それまでリアリスティックに過激に狡猾に噺を展開して来たジョーが何故か、だらしなく捕まり拷問を受け、最期の決闘の場面では何度も撃たれてひっくり返る。心臓を撃つことに自閉的な拘りを持つ早撃ちラモンであるから仕方ないが、普通なら兄弟が「兄貴、頭だ!」くらい言わぬものか?術中にはまり、もう焦りしかなくなっていては、勝ち目などあろうはずもない。
心理戦における勝利であろう。ポンチョの下に鉄板などと大胆な賭けでもあったが。
本来、拳銃より有利なライフルが見事に負ける。
ここは説得力ある気持ち良いシーンであった。
(条件によっては拳銃の方が有利なのだ。それを証明した)。

ファニング(連射撃ち)がこの映画の肝であろう。
特に最後の4人の悪党を一瞬にして葬り去る圧巻の早業は爽快だ。
ここから「ワイルドバンチ」への流れも分かるような気がする。
(まだ途中が欠けていることは察するが、おいおい見てゆきたい)。

ともかく、この用心棒、一体誰の用心棒であったのか、、、。
結局ひとつの家族を命がけで守ったことになる。
クリント・イーストウッドも元気で旅を続けるというところでエンディング。
もっともカッコよいクリント・イーストウッドも見れた。
めでたしめでたしである。


A Fistful of Dollars002






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