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チア☆ダン

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〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜
2017年
河合勇人 監督
林民夫 脚本

広瀬すず、、、友永ひかり
中条あやみ、、、玉置彩乃(部長、ダンス経験者)
山崎紘菜、、、紀藤唯(ストリートダンサー)
富田望生、、、東多恵子
福原遥、、、永井あゆみ(オタクアイドル趣味)
天海祐希、、、早乙女薫子(部活顧問)
真剣佑、、、山下孝介(サッカー部員、ひかりの彼氏)
陽月華、、、大野(外部コーチ)


アメリカのチアダンスの大会で福井県の高校チアリーダー部が優勝を果たし、その後も5連覇したとか、、、。
2009年の実話をベースに描いたという。

「明るく、素直に、美しく」(掛け声)のスポコン青春映画である。
かつては見向きもしなかったカテゴリーのものであった。
スポーツ競技なのか表現なのか、更に青春ものなのかは兎も角として、部活で切磋琢磨することの意義は考えさせるものだ。
部活という共同体の中で自己の能力や素質を引き出す契機は確かに期待できるとは思う。
「いくらやっても出来ないことはあるかも知れないが、努力し続けることは出来る」と部長の言うように、努力し続けることの出来る環境こそ「部活」ではないか。自分一人ではある時点で努力も途絶えてしまうことだろう。
勿論、とても耐えきれないような残酷な采配~指導も入るであろうが、そこが自己解体の好機である。
それがない事には、変わることは出来ない。
ヒロインひかりも何度もチームから外されている。それでいて最後にアメリカ大会での優勝をセンターで飾ることが出来た。
そういうものでもある。その時に見えた光景は、もう一生ものであろう。(経験者のみ知り得る世界である)。

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次女が小学校のダンスクラブに入ったので、一緒に観てもよいかどうか、先にわたしだけで観てみた。
(以前、いきなり見せて失敗したことが何度かある)。
結果、よく分からない。
だが感動的な流れであったから、見せてみよう。


踊り自体がもっと入っていればよかったなあ。(でもそうした技術面も入った指導ならNHKの名コーチを海外から呼んだ番組がある。それを観ればよいか)。
しかしフルに一曲分しっかり入っていると見応えも違うかな、、、と思った。
肝心の最後のダンスも引いたところから途切れ途切れでしか見られなかった。
やっていた技やフォーメーションや流れはかなり凄く、彼女(キャスト)たちの相当な練習の成果を感じるところであったのだが。
それを見ている人々の熱狂の姿を組み込む部分が多すぎた。
ダンスを通しての人間の繋がりや認識の変化を伝えたいことは分かるが、ダイナミックで綺麗なダンスそのものもその成果としてタップリ魅せてもらいたいものであった。
「ダンス」そのものを通して皆が変わって行くのだから、何より「ダンス」の変化を見たい。

キャストは皆良かった。広瀬すずは流石に表情の使い手で華がある。中条あやみは真面目で自分のことは完璧に出来るが、人に対しては押しの弱い人柄が魅力的に演じられていた。「アイアムアヒーロー はじまりの日」で萌え系アイドルしていた山崎紘菜の打って変わっての翳りのある雰囲気はまたスタイリッシュで素敵だった。そして「あさひなぐ」(これより多少緩めのスポコン映画)でも活躍していた富田望生である。彼女の役割はその個性からほぼ決まっていて一つの団体に必ず一人は必要な存在と言ってよく、とても堅実なポジションだろう。天海祐希の女ボス振りは板についていて安心して観ていられるが、もう少し具体的な指導が観られても良かった。

スウィング・ガールズ」も素人が楽器を手にしてジャズバンドを立ち上げ演奏を目一杯楽しむ噺であったが、こちらも経験者や素養のある人は混ざっているにしてもみんなでひとつのものをギリギリの状況で作り上げる過程を経験する。この映画の方が目標の設定がシビアな分、個にかかる負荷は大きいか。

これは生半可な共同体では到底ダメだ。
ただの仲良しクラブになってみんなで堕落してしまい、やらない方がマシだったということになる。
不可避的に自己対象化を強いられる環境にもっていきたい。
各自が自分の枠を打ち破る(解体する)経験をしないことには。
質の高い創造は生まれないはずだ。

そこの意味では、顧問からは刺激がかなり与えられていたとは思う~指導はともかく。
高い目標設定から来る要求は大きい。
また、部長が立場上、意識的にそれ(枠を破ること)を行っていた。
ナイーブで真面目な部長には、かなり大変な任務であっただろう。
初めの頃の全く体をなさない時点から徐々に形が出来て来ることは分かる。
個人の自覚と共に。
それを人間的なやり取りを中心に練習の場や日常で見せていたが、それを本番の発表~成果のかたちでも観たい。
より説得力と臨場感が得られる。

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とは言え、全体として見た場合、キャストが皆直向きで大きな目標に向け、自分の殻を破り奮闘する姿は伝わって来て、最後にはちゃんと感動できる。
その点で、よい時間を過ごしたという感は残る。
明日、娘たちに見せよう。


それからまだ持っていて観ていない「フラガール」そろそろ観よう。



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