PICKUP
ハイヒール
お嬢さん
とうもろこしの島
セールスマン
トラピスト1に寄せて
「労働疎外より人間疎外」によせて
カッシーニ グランドフィナーレ
カッシーニ グランドフィナーレⅡ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
スノーデン
シャイン
鑑定士と顔のない依頼人
英国王のスピーチ
やさしい本泥棒
末期の目
レヴェナント: 蘇えりし者
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
写真についてーⅡ
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
09 | 2018/10 | 11
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

ボーン・アイデンティティー

The Bourne Identity001

The Bourne Identity
2002年

アメリカ

ダグ・リーマン監督
トニー・ギルロイ・ウィリアム・ブレイク・ヘロン脚本
ロバート・ラドラム『暗殺者』原作

マット・デイモン 、、、ジェイソン・ボーン
フランカ・ポテンテ 、、、マリー・クルーツ
クリス・クーパー 、、、テッド・コンクリン
クライヴ・オーウェン 、、、教授
ブライアン・コックス 、、、ウォード・アボット
アドウェール・アキノエ=アグバエ 、、、ニクワナ・ウォンボシ


マット・デイモンは好きな役者なので、これは観ておかないと、、、と思い観てみた。
オデッセイ」では植物学博士がとても似合っていた。あれは良かった、、、。

こちらは、サスペンス・アクション映画か。
このカーチェイス観ると、自分でも何か粋な車に乗ってやってみたくなるではないか!
ミニクーパーでよくあれだけ乗りこなせると感心した(例えスタントが入っているとしても)。
途中で壊れると思ったが最後まで走り切ったのでホッとしたものだ。
わたしはシトロエン2CVあたりでやってみたい(笑。
走り出してすぐ解体かもしれないスリルも味わいながら、、、。
ルパン3世のルノーもいいな、、、。
兎も角、カーチェイスのインパクトがあった。

The Bourne Identity002

この映画全てのアクションがリアルでよい。
最初の海にジェイソン・ボーンが浮かんでおり、漁船に救出されて弾丸をナイフで抜き取られる生々しさからしてそうであるが。
実際あるようなことではないのだが、映像の上でのリアルさがとてもあり、そこにグッと惹きつけられる。
記憶喪失でありながら訳も分からず次々に自分の命を狙って敵が襲ってくる畳み掛けに弛むところがない。
ジェイソンの状況がそのようなものである為、更にスリリングさが増す。

他の凄腕エージェントとの闘いも緊張感と臨場感タップリだ(特に倒したと思った敵が急に背後に直立したときなど観ていて仰け反ったものだ(爆)。
ただほとんどの場合が殴り合いのファイトか出合い頭の銃撃戦が多く、特殊な装置や罠や緻密な策略で相手を倒し唸らせるような場面はなかったように思う。
だが迫力あるダイナミックでスリリングな躍動感は充分に感じられらた。
やはりこのタイプの映画の醍醐味が堪能できる。

The Bourne Identity004
ジェイソン暗殺に送り込まれるエージェントたちも皆、如何にも凄腕のエリートという感じで、キャラが立っていた。

記憶喪失で登場するが、身体はそれまでの全生活史を漏らさず蓄えており、自動(反射)的に外部刺激に対して俊敏に応答~対応する。
考えても自分が何者か思い出せないが、他者との様々な関わりを通して自分のアイデンティティのイメージが浮かび上がって来る。
この過程は確かにそういうものだろう。われわれの生活レベルでもそういった認識場面は確実にある。
そして彼は自分がかなり特別な際どい仕事に携わっていることが分かって来るのだ、、、。

後に知ることになるが、要人暗殺などの目的の為、多額の経費によりCIAによって育成された戦闘員なのだという。
スパイ~諜報員というのは、(冷戦時は特に)各国にいたことは実際に知られているが。
この闇に隠れた政府の陰謀組織みたいな存在が工作員を世界の各地に暗躍させ、他の権力中枢を壊したりコントロールするというような噺はネタとして余りにありきたりではある~まだこの当時は新鮮味があったかも知れないが。
だが携帯とパソコンのアナログモニターはノスタルジックで良かった。
(この雰囲気は好きである。ゾクゾクする(笑)。

ストーリー自体には複雑な事情やハプニングも特になく、丁寧に練られ手堅い演出で一気に畳みかける類のよく出来たドラマであった。
ジェイソンは要人暗殺任務の際、ターゲットが子供3人と一緒に寝ていた為、撃ち殺せず、反対に自分が銃弾二発を喰らい海に落ちてしまい、意識の戻ったときは記憶を失っていたのだ。任務をしくじった工作員は組織に消される運命にあった。

ジェイソンが結果的に巻き込むことになったマリーという存在であるが、やはり足手まといとなる部分は当然あるにしても、彼独りでは出来ない働きもしてくれ、かなりこころ強かったはず。
マリー自身も彼と僅かに接触を持っただけで、自分が見えない権力に見張られ調べ上げられていることに激しく動揺していた。
(このエシュロンの脅威は、やはり幾つもの映画で取り上げられている。「エンド・オブ・バイオレンス」、「デジャヴ」、「エネミー・オブ・アメリカ」、「ワールド・オブ・ライズ」等々)。
女性の協力者~同伴者は、相手からは丸見えで、相手の見えない極めて神経をすり減らす孤独な逃亡にとって大きな支えとなったことが分かる。

The Bourne Identity003
このシーンのみ、緊張感が足りなかった気がする。
生命の危機の場面であるが、何だか妙な余裕が感じられた。

マット・デイモンのマッチョ系作品であるが、他のアクション俳優とは違う繊細な陰りと知性の感じられる雰囲気で一味違うものになっている。
俳優の存在はホントに大きい。
しかしその点で見ると相手役の女優が今一つしっくりこなかった。
マット・デイモンの相手としては存在感がどうにも弱い。
クリス・クーパーは如何にもという感じで、一番のはまり役に思えた。
彼も最後は歯車の一つに過ぎなかったという形であっさり始末されてしまう。その悲哀も充分出ていた。


疲れず見応えも感じられる映画の一つであった。
余りコンディションの良くないときでもワクワクしながら観られる作品である。






関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
出来ればパソコン画面(PCビュー)でご覧ください。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: