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GOMA28

Author:GOMA28
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日本一のホラ吹き男

horafuki.jpeg
1964年

古澤憲吾 監督
笠原良三 脚本


植木等、、、初等(はじめ ひとし)/初等之助(先祖)
浜美枝、、、南部可那子(増益電気のアイドル社員)
草笛光子、、、清水花江(高級バーのマダム)
曽我廼家明蝶、、、増田益左衛門(増益電気社長)
山茶花究、、、大野総務部長
三井弘次、、、古井資料係社員
中真千子、、、山田富子(資料係)
谷啓、、、井川(研究所研究員)
安田伸、、、宮本(初等の大学の同窓生)
桜井センリ、、、社長の運転手
江川宇礼雄、、、西條社長(丸々電気社長)


様々なオリンピックの種目の競技練習風景から始まるが、違和感は充分ある、、、。
今ならジャニーズ事務所の若いタレントなどが選手で出てくるのだろうが、ここではおじさんポイ選手ばかりだ(笑。
そして何と植木等が三段跳び日本代表選手として見事な飛翔を、、、といったところで彼らしいズッコケ、、、。

何となくニヤニヤしながら緊張感の欠片もなく観始める。
そして「東京五輪音頭」がいきなり始まった(笑。
(ここでもミュージカル調に唱や踊りはいきなり始まる)。
もうすぐまた五輪だが、これを超える曲が出るか?
こんなナンセンスな歌は出て来ないだろうな~。
変な真面目な曲など出て来ないでほしい。聞きたくもないし。
そう言えば、、、三波春夫の「東京五輪音頭」というのもあった、、、。
でも、三波春夫なら『世界の国からこんにちは』(万国博覧会音頭)の方がキャッチーで耳に残っている。
あんなふうな曲がよいな~。ナンセンスであっけらかんとしていて、どうでもよくって。

他にも主題曲の「ホラ吹き節」や「馬鹿は死んでも直らない」とか「空の青さは僕のため」に「ガタガタ言うなよ(私はウソを申しません)」等々今回もC調の植木節は健在。でも無責任~の方が面白いかな、、、でもよくこれだけシリーズでたくさん作曲したと思う。


やはり脚本家が「日本無責任~」から代わっているが、こちらはダーティーな所はなく、ただひたすらがむしゃらに頑張るモーレツサラリーマンだ。
豪快に高笑いして、傍若無人で押しの強いキャラ設定は同じであるが。
必ず一度は、クビだ~クビ!と謂われるが落ち着いてかわし、次の一手がしっかり控えてる。
ちゃんと後がある。
でもちょっとこれだけでは限界あるな~。
ブラックさがほとんどない。
(あの目の前に転がって来たボールを、瞬時にあさっての方位にすっ飛ばしてしまう生理が失せている)。

初等(またこれだ)は、三段跳びの有力な日本代表選手であったが、アキレス腱を切り競技者生活を断念。
故郷に帰って暫く休むも、出土した先祖の古文書を読んで一念発起。
三段跳び形式でサラリーマンとして出世するぞ~っである。
こういったやる気が今の世では湧きようがないのが現実だ。
(ぼんやりと視界を覆う虚無感と閉塞感のなかを皆が佇んでいる状況だ)。
しかし様相は無責任男からはかなり変わっている。

機転の利く、やたらとポジティブな「出来る男」ではないか、、、。
無責任男からは随分距離がある。
ホラは吹くが、有言実行である。策略は練るが、詐欺や横領など非道なことはしない(爆。
先祖もホラを吹いても、剣術の腕は剣豪レベルではないか、、、。
わたしはてっきり姑息な手を使って相手を陥れて倒し、1万石をせしめたのかと思っていたが、正々堂々と勝ち取っている。
確かにいらんことはペラペラ喋るが、それに呑まれるようでは相手も大したことはない。
「ホラ」は謂わば自らを奮い立たせ鼓舞する呪文のようなものである。
しかも引き寄せの効果も充分に期待できることを実証している。
何だ、、、人生の達人ではないか、、、そういうことか。

典型的な口八丁手八丁男である。
電気業界最大手の増益電気でホップ、ステップ、ジャンプの要領で出世し、アイドル社員の南部可那子のハートも射止める。
全てトントン拍子で進むところが小気味よい。
植木等はこうでなければ、という感じに行くが、最後に特に驚かされる結末はなかった。
終始、植木等カラーで、お任せで乗せられていればそのまま行き着くべきところに運ばれてくる。

無責任男の植木からは脱皮してしまっているが。
(やっぱりダーティさに関して製作側からの意向とか入ったのだろうか?ちょっと残念)。


相変わらず面白いが、入り込めない距離感はどうにもならない。
しかし全く頭を使わず安心してニヤニヤ観ていればよい映画はとても貴重だ。
最近、映画を観るのが実は苦痛でならない。
押しつけがましさから気が重くなり途中で退場したりしている。
鬱陶しさがまるでないところが好ましい。


由利徹の出番が少なすぎた。
(どうしても期待してしまうのだ、、、あの味に。このシリーズもうひとつの個性ではないか?)




この映画で初めて「小松の大親分」(小松政夫)がエキストラではあるが、映画に登場したそうだ。
どこにいたか、二度目に見るときに確認したい(笑。

彼もまた由利徹みたいに、出てきたらどうしても気になってしまう人である。

植木等ファミリーの動向~映画はまだまだ追う必要がありそうだ。
「ながーい目で見てください」と小松政夫も言うように。

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