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ハンコック

Hancock.jpg

Hancock
2008年
アメリカ

ピーター・バーグ監督
ヴィンセント・ノー、ヴィンス・ギリガン脚本
アキヴァ・ゴールズマン、マイケル・マン、ウィル・スミス、ジェームズ・ラシター製作

ウィル・スミス、、、ジョン・ハンコック
シャーリーズ・セロン、、、メアリー・エンブリー(レイの妻)
ジェイソン・ベイトマン、、、レイ・エンブリー(広告代理店プランナー)
ジェイ・ヘッド、、、アーロン・エンブリー(息子)


メアリーってシャーリーズ・セロンでは、主人公をプロジュースする人の単なる妻では、大物過ぎる、、、。
それだけで何かあるとは思ったが、まさかこれでは、「イーオン・フラックス」より何倍も凄いではないか!
ここまでやるとは思いもよらなかった。
しかし全てを知った後に、普通に関われる夫レイの器の大きさにも感心する。
メアリーはホントによい夫をみつけたものだ。
「いい人よ」と言っていたが稀にみるいい人かも、、、。


これまでハンコックは80年前(映画で「フランケンシュタイン」を見た後)から、「たった独り」で超人的身体能力を持て余して過ごして来た。
その力を人命救助に使うも、その際に周りの建造物などは歯止めが利かず皆メチャクチャにしてしまう。
(その手のヒーローものでは周りは破壊し放題が、アニメなどにかなりある)。
物的損害は人の命を助けたとはいえ、かなりのものであった。
おまけに愛想は悪く、人との関係など取り繕うとする意志など全くない。
であるから人からは大方嫌われる。
本人はやはり面白くなく酒浸りで過ごす。
そんな悪循環であった。
ロサンゼルスで警察の手に負えない凶悪犯罪の解決?をずっとしてきたが、市長にはお前なんかニューヨークへ行っちまえとか罵られる(笑。
死ねない存在で生き難いというのは、究極的孤独であり悲痛であろう。
豪快なスーパーヒーローものかと思いきや、かなりシリアスであるが、ウィル・スミスであることから重くはならない。


広告の仕事に行き詰っているレイの車が踏切の真ん中で立ち往生となりパニックになったところ、ハンコックがぶっきらぼうに助けるが、そのやり方が粗暴すぎ、いつも通りに周りから文句ばかり浴びせられる。
しかしレイは命を助けられたお礼に、彼が人から好かれるスーパーヒーローになるようにプロジュースしたいと申し出る。
ハンコックに対する人々が抱くイメージの作り変えである。
それからというもの、レイの言う通りにムショにも入り、少しずつ人当たりの基本を学ぶ。
必ず警察には”グッドジョブ”と声をかけるとか、、、(笑。
するとレイの言う通り、手に負えない凶悪犯罪の勃発で、その解決に手を貸してくれという市長からの悲痛の依頼が彼のもとに届く。

レイの言うとおりに飛んで来て着地の際に道路を壊さず、犯人逮捕にあたり建造物も極力壊さず注意し、ひとに対し愛想良くグッドジョブを連発してその場を収めると、すかさず周りの人々から拍手喝采が湧き起こり、本当のスーパーヒーローとして祭り上げられる。
それからというもの、彼は街中の人気者となる。実に単純な変貌であるが、結構そんなものであろう。

Hancock002.jpg


前半はただ普通に面白いと思って観てきたが、後半彼がレイの奥さんメアリーに何かを感じ取り接近した際に、それは突如起こる。
この急展開にはひたすら、ぶっ飛ぶ!
シャーリーズ・セロンを地味な美人妻で終わらせるはずはない、とはずっと感じてはいたが、これはまさかと複雑な思いでその後の展開に付き合うこととなる。
メアリーはハンコック以上の超人パワーをほしいままに炸裂させるハンコックと同じ種族であったのだ!
空を目にもとまらぬ速さで飛びまくる。
ハンコック相手にバトルを展開する。これには半ばこちらは置いてきぼり状態になる。
何なんだ、、、という感じであるが、凄い力技の展開の為、それに任せるだけである。
(それ以外に見ようが無いではないか、、、)。
そしてふたりは引き合う運命を持っているが、接近によって力や身体能力は人並みに落ちてしまうのだ。

ジョン・ハンコックとメアリー・エンブリーは不老不死で気の遠くなるほど長い年月を生き続けてきた存在であるという。
今はもう、その種族の者は皆死んでしまい、彼ら二人だけが残った。
ペアでいると普通の人間同様の脆弱な存在であり、離れて過ごすほどに強大な身体能力と腕力を発揮する原理なのだ。
つまり彼らにとり、一緒にいて滅ぶか、離れて暮らし永遠に生きるかという選択となろう。
メアリーの判断で、ジョンが暴漢に襲われ記憶喪失となったことをきっかけに、80年前から別々に暮らすことになっていた。

又もや拳銃を持った強盗にハンコックは対峙するが、どんな銃弾もこれまで跳ね返して来た彼が、一発の被弾で重傷を負い病院に担ぎ込まれる。そこにすぐに駆け付けたメアリーも銃で撃たれ瀕死の状態となる。
ハンコックは、死にそうな体に鞭を打ってベッドから出て、レイの助けも借りその場から出来る限り遠ざかろうとする。
遠くへ離れれば離れるほど、ハンコックとメアリーの体は回復し、やがて超人的な力が漲り復活するのだった。


数日後、エンブリー一家が夜、楽しそうに3人で歩いていると、ハンコックから電話がくる。
月を見上げるとそこには、レイが仕事で進めて来た慈善活動「オールハート」のシンボルマークがあった。
頑張れよというメッセージであろうか、、、。
最後までやることが粗暴で無神経この上ないが、ウィル・スミスのやった事なら仕方ないという感じにはなる、、、か?


キャストが芸達者である為、グイグイと力技で見せられた感もある。
製作者側の思惑もかなりありそうな気もするが、シンプルに観て愉しめる映画である。



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