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間宮兄弟

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2004年
森田芳光監督・脚本
江國香織原作

佐々木蔵之介、、、間宮明信(ビール会社の商品開発部社員)
塚地武雅(ドランクドラゴン)、、、間宮徹信(小学校の校務員)
常盤貴子、、、葛原依子(徹信の勤める小学校の教師)
沢尻エリカ、、、本間直美(ビデオ屋アルバイト店員)
北川景子、、、本間夕美(直美の妹)
佐藤隆太、、、浩太(直美の恋人)
高島政伸、、、大垣賢太(明信の先輩社員)
戸田菜穂、、、大垣さおり(大垣賢太の妻)
岩崎ひろみ、、、安西美代子(大垣の浮気相手)
中島みゆき、、、間宮順子(兄弟の母)


これまで原作のある映画を幾つも観てきたが、原作を読んでから観たというものは、ほとんどない。
この映画もそうである。
しかしこの映画など特に読む必要性は感じない。
強い関心を引く類のものではないし、引っかかる部分や気になる疑問も特にない。
キャストもよく、独特な世界観が充分に表現されていた。
これ一本観れば足りると思う。

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兄弟と母が異様な間柄で面白い。
中島みゆきが母役というのにまず驚く。(だが驚く場面はここくらいである)。
兎も角、現実感はないが、噺として面白いのだ。
(実際、こういう家族もいる可能性はあろうが)。
兄がいつもビール。弟がいつもコーヒー牛乳ではあるが、、、
基本的に感性も感覚も趣味もほとんど同じで、精神年齢も同じくらい。

チヨコレイト・パイナツプルというのを街中で堂々とやって帰ったり、お風呂に一緒に楽しそうに浸かっていたり、床を並べてお話しながら眠ったり、毎日何ということもない反省会を開いたり、紙飛行機を一緒に夜飛ばして遊んだり、、、。お母さんやおばあちゃんからお小遣いをもらったり(設定で二人とも30を越えている)。一緒にレンタルビデオで映画を観るにしても、いつも一緒に同じタイトルを何本も観るのだ。
気になる「彼女」の話も兄弟で仲良くする。特に人妻、大垣さおりへの一目惚れなど、結構積極的で一方的で厚かましい。
兄弟で慎ましくノンビリ暮らしているというだけでもないのだ。
だが、きっぱりと徹信はフラれる。
あの場合、当然の成り行きだろう。

彼らは珍しい部類ではあるが、本間直美・夕美の美人姉妹も、似たような関係である。
とても明朗快活で綺麗な、普通の姉妹であるが、密着(依存)度は強く、間宮兄弟に通じるものは感じられる。
彼らは、一緒にホームパーティをするうちに打ち解けて行く。
そのなかで葛原依子先生は、微妙な立ち位置ではあるが。
そこで生まれる先生と直美とのにわか友人関係も面白い。
なかなかよい雰囲気のパーティではないか。
こんな集まりを招集できれば、楽しくやって行けるだろう。
流石に兄弟だけでは、(絵的にも)厳しいものがある。

兄、明信は直美にフラれるが、弟、徹信は最後に夕美から良い知らせでも来たか?
そんなところで終わる。


わたしはこの何がある分けでもないフワフワした物語は好きである。
この何にもなさが良い。
若い姉妹の率直な屈託のなさがまた心地よい風を呼び込む。
年齢の近い先生と人妻もつむじ風くらいの影響は及ぼしたか。
しかし、のんびり兄弟の時間は流れる。

こうした表現ものは、大袈裟で刺激の過剰なものが多い。
というより多すぎる。
この物語も不自然で不思議に思えるところは少なくないが、別にそうであってもどうでもよいと感じられるものだ。
それよりこの空気感である。
あのホームパーティには、一度くらいは混ざってみたい気がする。

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絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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