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ヒプノティスト―催眠―

Hypnotisören001

Hypnotisören
2012年

スウェーデン

ラッセ・ハルストレム監督
ラーシュ・ケプレル『催眠』原作

ミカエル・パーシュブラント 、、、エリック・マリア・バルク(催眠医療精神科医)
レナ・オリン 、、、シモーヌ・バルク(妻、画家か?)
トビアス・ジリアクス 、、、ヨーナ警部(国家警察)
ヨナタン・ボークマン 、、、ヨセフ(生き残った長男)


この題を見て直ぐに連想したのは、”ヒプノシス”だった。
LPアルバム全盛時代、アルバムアートワークを音楽コンセプトに分かちがたく結びつけ、ジャケットを藝術レベルに押し上げたプロジェクト集団である。”イエス”、”ピンクフロイド”、”ルネサンス”、”ピーター・ガブリエル”のジャケットデザインは今でも印象に残っている。、、、急に気になったが関係ないので次の機会にでも、、、(笑。

それから、スウェーデンといえば、わたしの大好きな監督、イングマール・ベルイマン。
タルコフスキーより沢山作品を残してくれたことにも感謝したい。(タルコフスキーは作品が少なかったのがとても残念)。

直接関係ないことはこれくらいにして、、、


北欧旅行の好きな人とか、見ると思い入れのある景色が出てきて感慨深かったりするだろうか、、、。
暗くて寒そう。
氷の張った湖面は、怖い。
そんな印象を持った。
そう、家具、調度類も趣き深い。
いま、デパートで見る北欧インテリアはモダンなものばかりなので、ちょっと印象が違う。

わたしも催眠に関心ある為、観てみたのだが、、、。
結果、見事にかかってしまった!
わたしが。
途中、何度も眠りこけた。
この映画の出演人物たちも皆、少なからず眠そうな人ばかりであった。
いや、単にわたしが眠いだけか、、、
そこが定かではない。
そんな意識状態で、わたしも闘いながら鑑賞するのだった。
(これは、映画鑑賞の新機軸だ。重苦しいスリルだ)。

一家惨殺事件が起き、長男一人が助かる。
ヨーナ警部がエリックの催眠術で彼ヨセフの見たものを探り出そうとする。

手紙が出てきたが何の手紙であったかよく分からなかったが、ヨセフに姉がいることが判明。
その姉や過去のエリックの被験者にも接触するも、手掛かりはなかった。
バルク家に誰かが侵入し、奥さんのカンバスに勝手に警告文を書き、息子をさらってゆく。

妻シモーヌがやたらと夫を罵倒するが、その意味が掴みにくい。
彼女自身の問題か?
夫は単に睡眠障害で困っている人である。
睡眠導入剤を飲んでいる。
あっ、思い出した。2年前に浮気したと言っていた。それでか、、、。
息子の誘拐の捜索に来ていた事務的な警察にも当たり散らしていたが、その気持ちは分かる。
エリックは催眠療法でも事故を起こし、それを封印してきた経緯もあるという。
トラウマを抱えているのだ。夫婦関係もきつい。
その重苦しさが全体の景色の基調でもある。

実は犯人はヨセフであり、彼は養子であった。
実の母の命令でその一家を皆殺しにしたのである。何故だか分からない。
しかも捜査妨害の為、母はエリックの息子も誘拐していた。
かなり精神に異常を来たしていた彼女であったが、誘拐は手際よく出来たらしい。
この映画は犯人捜しのサスペンスではないようだが、何を描こうとしているのかははっきり掴めない。

犯人を追い詰めようというシーンで実に呑気な攻防戦となったのも、ちょっと眠かったからか、、、。
いや、ヨーナ警部は睡眠導入剤とか飲んでる人ではない。
飲んでいるのは、「一流の腕前、腕がよすぎると言われてるくらい」のエリックの方だ。
大事な時に飲んでしまって起きれなかったりする。
ヨーナ警部も拳銃ももたず、年配の女性独りにやたらと手こずる。
大丈夫かと言いたいが、わたしも人のことを言ってる場合ではない。
懸命にここは目を開けて耐える。

サンタの人形を見て大泣きする娘や意味ありげの看護婦や同僚婦人警官が子育て中で仕事どころではない様子やうどんを箸で食べていたりなど、全体の流れに回収されない棘が所々に残っているのは映画らしい。それらが伏線という形で全て束ねられてしまうドラマだとかえって窮屈でわざとらしい。
その点で、映画らしくてよかった。

ともかく、青く薄暗い北欧の空気に包まれ、見る側が催眠に落とされるという、映画である。
その間に、何かを暴かれたりしていたら、、、というサスペンス。
夏場のお昼寝にも最適か。
催眠についてもう少し詳しくその手ざわりが感じられたら良かった。



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