PICKUP
ザ・ミスト
末期の目
美しき冒険旅行
レヴェナント: 蘇えりし者
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
シャイン
トイレのピエタ
カッシーニ グランドフィナーレ
ゴッド ファーザー
それでも恋するバルセロナ
シチズンフォー  スノーデンの暴露
透明な身体性
森羅万象を描く デューラーから柄澤齊へ
ヴィデオドローム2 ~イスラム国 ~アノニマス
魔術師
ブラック・スワン Black Swan
見えない重力を描く Ⅱ
美の翳りに寄せて
LUCY ルーシー
ミツバチのささやき
娘ふたりと女子美へ☆彡
父 パードレ・パドローネ
写真についてーⅡ
去年マリエンバートで
午前零時の奇蹟(シュル・レアリスム覚醒の時間)
パーフェクト・デイ ~ルーリード ~ローリー・アンダーソン ~スーザン・ボイル
未来派の画家~ウンベルト・ボッチョーニ
Balthus ~ バルテュス展行ってまいりました。
「ゴールドベルグ変奏曲」 バッハ  ~グールド ~P・オトゥール ~ニーチェ
大昔のスケッチ(詩画集のための試作)
すでに世界は終わっていたのか ~ ヒエロニムス・ボスその1
スヌーズレン002
情報リテラシー  ~華氏911 ~不都合な真実
南伸坊「歴史上の本人」
プラトーン
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

セルラー

Cellular001.jpg

Cellular
2004年
アメリカ

デイヴィッド・R・エリス監督
クリス・モーガン脚本

キム・ベイシンガー、、、ジェシカ・マーティン(生物教師)
クリス・エヴァンス、、、ライアン(ジェシカを助ける青年)
ジェイソン・ステイサム、、、イーサン(悪党のリーダー)
ウィリアム・H・メイシー、、、ボブ・ムーニー巡査部長
エリック・クリスチャン・オルセン、、、チャッド
ノア・エメリッヒ、、、ジャック・タナー


「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムがニヒルな悪役で出演。
しかし、身のこなしは、やはり他の悪役とは違う。
体の切れは流石だ。

L.A.コンフィデンシャル」のキム・ベイシンガー、そうボンドガールもやっていたしバットマンにも出ていた、がヒロインの科学の先生。
突然の誘拐・拉致にもめげず、恐怖と不安にのまれながらも、必死に電話をかけ続ける姿は充分に共振できた。
イーサンに叩き壊された電話を修理して、とりあえずかけられるるようにしてしまう。
しかしどうにか、かかった相手がビーチで遊んだ帰りのチャラい兄ちゃんであった。(彼女にもあなたのその軽くていい加減なところが嫌なのとダメだしされたばかりである)。
クリス・エヴァンスは、キャプテン・アメリカの人だ。
そのヒーローとなる数年前の役だが、なかなかの名演技だ。

Cellular002.jpg

この映画は、携帯電話というガジェットでどれほど面白いサスペンスが作れるかという試みとして作られたものだろう。
アイデアの効いたストーリー~脚本である。
ただ、頭を使わずに観ていて、面白かった。

基本、主人公ジェシカとライアン同様、こちらも何故突然、彼女が誘拐・拉致され悪党が彼女の夫(どうやら夫の隠した物)を血眼で探しているのかは謎であり、彼らと共に辿って行く構造であり、俯瞰する立場にない。
その上スピーディーな展開なため、目が離せない。

バッテリー切れと通話が切れることを恐れながら(リダイアル出来ない前提で)、電波~通話が途切れぬようトンネル前で逆進したり、携帯ショップで拳銃で脅して(番号札を取っている状況ではない)バッテリーを買ったり、途中で車が壊れたり、レッカー車で引いていかれたり、有りうることを片っ端詰め込んだ展開に唸るところが幾つもあった。
特に、たまたま繋がった電話がいったん切るともう繋がらないつまり、リダイアル出来ないというところが、スリルを高めている。
演出も上出来である。
さらに適度に挟まれるユーモラスな部分も進行の潤滑油になっている。
そもそも、チャラい兄ちゃんがどんどん追い込まれ頼もしい正義漢に変貌してゆくのだから、それ自体が可笑しいものだ。
逼迫した事態でも笑えるところがある。

もう一つ警察を辞めて、妻と美容院を始めようというボブ・ムーニー巡査部長の飄々とした活躍も面白い。
一見頼りなさげであるが、鋭い判断力と正義感をもった人で行動も早い。
最後の最後に、この引退を控えた警官が、真相に気づきライアンの危機を救う。
とは言え、いきなり携帯にかかってきたどこの誰とも分からぬ相手の状況に同情し、ここまで自分の身の危険も顧みず果敢な行動をとったライアン~クリス・エヴァンスは(戦闘力は供えていないが)、もう半分次に彼の演じるキャプテン・アメリカになっている、と謂ってよい(笑。

結局、悪徳警官が麻薬取引現場で犯人を不当に撃ち殺した現場をたまたまジェシカの夫がビデオに撮ってしまったことが、この物語の発端であった。
撮って逃げたところを目撃されたことで悪党どもが、証拠と証人の抹消のため秘密裏に動き始めたというところ。
警察ということで、彼らは動きやすいとは言えるが、ジェシカの家の家政婦をいとも簡単に銃殺するなど荒すぎる。
ボブ・ムーニー巡査部長が、事件に気づき、ジェシカの家に探りに乗り込んだ時も、悪徳警官がいきなり彼を撃ってきた。
簡単に警察の銃を発砲すると足がつかないか?少し気になる点はある。


噺そのものは、よく練られスピーディでハラハラする展開もいうことないのだが、、、
最後の最後に疑問だが、あんな軽い兄ちゃんが豹変してあそこまでやってくれるだろうか、、、。
というより、あれ程いい人っているだろうか、、、。
ある程度は絡んでも、悪辣な警官に銃で殺されかければ、もう逃げてしまいそうだが。
いや、その時点では彼もアドレナリンが過度に放出され、やる気満々で立ち向かってしまったというところか。
そう、そういった闘争本能に置き換えられていった感もある、にしても、、、
そこだけが唯一最大の引っかかるところではある。


だが重くならない爽快な、面白い映画ではあった。


クリス・エヴァンス「PUSH 光と闇の能力者」の主役もやっていた。うっかり忘れていた。
天才 ダコタ・ファニングも出ている映画だ。

関連記事

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

プロフィール

GOMA28

Author:GOMA28
絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
基本的に、日々思うことを綴ってゆきます。悪しからず。
コメント、メッセージ頂ければ嬉しいです。

*当サイトはリンクフリーです。

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR
最新トラックバック