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追跡者

Marshals001.jpg

U.S. Marshals
1998年
アメリカ

スチュアート・ベアード監督


トミー・リー・ジョーンズ、、、ジェラード連邦保安官上級代理
ウェズリー・スナイプス、、、マーク・J・シェリダン
イレーヌ・ジャコブ、、、マリー
ロバート・ダウニー・Jr、、、ジョン・ロイス外交保安局捜査官

「逃亡者」は観ていない。特に観る予定はないが、この作品からすると観てもよいかとは思う。
(この映画は「逃亡者」のスピンオフものらしい)。
話や流れはよくあるものである。
カーアクションやガンアクションも色々見てくれば、特に際立つところはない。


マーク・J・シェリダンのタフさ加減は、ほぼスーパーマンっであった。
元海軍特殊部隊でCIA工作員でもあるが、そのレベルではない。
まあ「ブレイド」のひとであるから、アクションはお任せであろうが、ともかく丈夫である(笑。
とりわけしぶとさが魅力であった。
それを言ったら、敵役は「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jrである。若い!余りに若いが(笑。
トミー・リー・ジョーンズだって、「メン・イン・ブラック」である、、、。
つまりタフな人揃い、、、?何が言いたい(笑。
キャストは、とても濃いことは確か。皆よい仕事をしている。

Marshals002.jpg
スリルといっても、ひたすらマーク・J・シェリダンが中国に国家機密を売る組織から濡れ衣を着せられ、警察から命を狙われ続ける話である。逮捕ではなく命を狙っている。組織の陰謀に気づいており、邪魔で危険な存在なのだ。
彼は何度も絶体絶命の危機を強靭な体力と体術で切り抜けてゆく。
(勿論、推理やスキルも優れているが)。


片やジェラードのきびきび指揮官としての采配をとるところは、小気味よいものがあった。
渋い芸風で階段の登り降りや走ったり泳いだりはかなりキツそうで、こちらにもそれがよく伝わってくるのであるが、しっかり頑張っていた(笑。
追跡捜査の途中で、マークが本当に殺人犯なのか疑い始め、別の陰謀の存在にも気づいてゆく。
が、最後の最後まで真相には迫れず、マークが殺されかけた時に、はっきりとその実態を知る。
間に合ってよかった、である。

流れはスピーディで、アクションも凄く、特にマークがビルの屋上から電車に飛び乗るシーンは、してやったりの印象的な見応え充分のものであった。
やりやがったな、という表情で苦々しくそれを見守るジェラードの姿もよい。
この類の場面がいくつかあり、緊張を途切れさせないものだ。
ただ、黒幕が外交保安局捜査官(もう少し大物の方が説得力がありはしないか)である。
政府関係者の犯罪(陰謀)である為、仲間と思っていた相手(同僚)に撃ち殺されるショックがこの手の物語の特徴である。
丁度、SFで地球人に憑依した異星人が、唐突に次々と地球人を殺してゆくような構図だ。
ここでも感情移入していた若い刑事がジョンに撃ち殺される。
われわれとしては、早くジェラードがジョンの正体に気づいてくれないかと思いつつ、画面に食い入る。
そういう定石だ。

Marshals003.jpg
「ふたりのベロニカ」の素晴らしさには遠く及ばない(あちらは、芸術作品であり比べるものではない)が、イレーヌ・ジャコブはここでも魅惑的である。
(わたしは、まだ「トリコロール~赤」を観ていない。これは大変不味いこととは思いつつ、そのままだ)。
こういう人が一人出るだけで、ドラマが華やかになるという好例であるか。
ただ彼女の人物イメージはやや平坦すぎる描き方に思えた。


最後、悪の黒幕であったジョン・ロイスが病室のベッドに横たわるマークを殺そうとしたところに現れるジェラードとのやりとりは、かなりのカタルシスである。
ここまで、ずっと酷い目に合わされてきたマークがやっと、ほっと息のつける時が来たというもの。
ずっと、過酷な逃亡を図ってきたのだ。
いつ彼の嫌疑が晴れるのか、でこちらもハラハラしてきた分、ようやくスキっとする。

サスペンス・アクションの基本条件を満たす、渋く爽快な映画であった。
もう少し、イレーヌ・ジャコブを活かしてほしい気はした。
(彼女が走ったり塀にしがみついたりばかりでは、勿体ないではないか?)


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