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ギャング・オブ・ニューヨーク

Gangs of New York001

Gangs of New York
2002年
アメリカ

マーティン・スコセッシ監督・製作
ミヒャエル・バルハウス撮影
主題歌”The Hands That Built America”U2


レオナルド・ディカプリオ 、、、アムステルダム・ヴァロン
キャメロン・ディアス 、、、ジェニー・エヴァディーン(女スリ、アムステルダムの恋人)
ダニエル・デイ=ルイス 、、、ビル・ザ・ブッチャー(ネイティブズのボス)
ジム・ブロードベント 、、、ウィリアム・トゥイード
リーアム・ニーソン 、、、ヴァロン神父(アムステルダムの父、デッド・ラビッツの指導者)
ヘンリー・トーマス 、、、ジョニー(アムステルダムの幼馴染)
ブレンダン・グリーソン 、、、モンク(ヴァロン神父の用心棒、新保安官に当選)


1846年、ニューヨークのファイブ・ポインツ(殺人横丁)にて。

”都会が鋳造される溶鉱炉”と主人公のアムステルダムの表現する通りの街である。
スコットランド系ギャング、ネイティブズとアイルランド系移民デッド・ラビッツとの因縁の対決に、徴兵制(南北戦争)に反対し暴徒と化す市民、果ては陸軍や海軍も大きく介入してくる大混乱の修羅場が展開されるスケールの物語。
Gangs of New York002

ビル・ザ・ブッチャーが抗争のおりヴァロン神父を殺し、その後はずっとネイティブズの天下が続く。
そこへ当時幼い子供であったアムステルダムが、6年間入れられていた孤児院を出て、ファイブ・ポインツに帰ってくる。
そこはかつて以上に荒廃し暴力的な街になっており、ビル・ザ・ブッチャーの意のままの治世となっていた。
ブッチャーは、冷酷非道な殺し屋であり、カリスマ的指揮官でもあるが、アムステルダムの父ヴァロン神父だけは敵ながら敬愛していた。
そして毎年必ず、全面戦争でヴァロン神父を倒した日~命日に祝賀会を開いていた。
その日は、完全に街がネイティブズの支配下に治められた祝うべき記念日となっていた。

アムステルダムは、ネイティブズの中に巧みに入り込み、ブッチャーの腹心にまで地位を固める。
そして虎視眈々と父の命日に照準を合わせ、父の敵であるブッチャーの命を狙うが、予めアムステルダムの素性をジョニーが密告していたため、逆に囚われ酷い痛手を被る。(ジョニーはこころを寄せていたジェニーがアムステルダムを選んだことを妬んでいたのだ)。
全快してアムステルダムは、父の遺志を継ぎ、デッド・ラビッツを再結成する。
かつての仲間も戻ってきた。
そんな中、新保安官の選挙があり、デッド・ラビッツ陣営は父の用心棒でもあった凄腕のモンクを担ぎ、アイルランド移民の票を集めたいタマニー党の協力も取りつけネイティブズ候補者に選挙で圧勝する。
しかし、その直後話し合いに来た素振りのブッチャーにモンク新保安官は背後から斧を投げつけられ絶命する。
アムステルダムの怒りは絶頂に達し、ブッチャーとの~ネイティブズとの全面対決の運びとなる。

そして壮絶を極める対決である。
単なるデッド・ラビッツ対ネイティブズではなく、役人が金で徴兵制を支配していることに対する憤りから、市民が暴徒と化しその鎮圧に出た陸軍の銃撃、更には海軍の砲撃が街全体を襲い、アムステルダムやブッチャーたちも敵味方なく壊滅的打撃を受ける。
共に重傷を負ったアムステルダムはブッチャーに辛うじて止めを刺す。
ブッチャーは、これでアメリカ人として死ねると言い残し、息を引き取る。

何と言うか、皆役作りが凄い。
特に主役の二人のキャラの強さは際立っている。
デカプリオはここでも相変わらずの重厚かつ繊細な演技が光る。
だが何と言ってもダニエル・デイ=ルイスの怪演である。一筋縄ではいかないその人格をよく表現していた。
キャメロン・ディアスの存在感も際立っておりいうことない。

この年代の街の舞台作りも徹底したものを感じる。
血みどろの闘い、殺人シーンもかなり生々しく壮絶であった。
そういった感覚的に訴える力は強いのだが、物語自体は大味な気はする。
である為、ストーリーに引き込まれて感動するという感じの映画ではなかった。
ただ、個々のシーンや役者の演技、その時代の雰囲気の演出・美術には感心した。

その時代考察。役者の熱演で観る価値のある映画と謂えるか。



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