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ファニーガール

Funny Girl001

Funny Girl
1968年
アメリカ

ウィリアム・ワイラー監督
ウォルター・シャーフ音楽
喜劇女優ファニー・ブライスの自伝的ミュージカル

バーブラ・ストライサンド、、、ファニー・ブライス
オマー・シャリフ、、、ニック・アーンスティン
アン・フランシス、、、ジョージア
ウォルター・ピジョン、、、フローレンツ・ジーグフェルド・ジュニア


昨日の”ドリームガールズ”が黒人音楽(ソウル/R&B)によるミュージカルであったが、これはいつも観るミュージカルであった。
しかし、思ったほど歌がないミュージカルに思えた。
バーブラ・ストライサンド、もっと歌ってもよいのに、、、。

オマー・シャリフは「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバコ」の方が良かったな。
ギャンブラーとは、イメージが違うな、、、。
顔がとっても真面目で誠実そうだから余計に危なさは増すが。

バーブラ・ストライサンドは勿論、名前と顔は昔から知っているが、そのパフォーマンスには馴染みがない。
彼女の文化圏には入ったことがなかったからだ。
歌もチャーミングで上手く、容貌は美人ではないことを売りにしているが、華があり個性的で綺麗である。
充分スターとして人気を集めるオーラを放っている。
謂わば、ファニー・ブライスの自伝的ミュージカルというが、バーブラ・ストライサンドその人自身のためのミュージカルに想える。
観ている間は、彼女の成功譚をそのまま楽しんでいる以外のものではなかったから。
わたしがファニー・ブライスという人を知らないことも大きいであろうが、、、。
まさに主演とは、こういうものを言うのだという姿であった。

わたしは、パンに混ざったベーグルよ。
最初から自覚的に”それ”で売ろうとしていたのは、確かだと思う。
そして何の疑いもなく自分はスターとなることを確信している。
(ここが周りの美女たちとの輝き具合の差である)。
わたしの才能が怖いのね、というのも本心からだ。
ジョークに見せかけ本心を言っている。絶対に言い出したことは、曲げない。
自分が歌う曲は自分で選ぶ、と新人なのにジークフェルド座長に臆せず言う。
また、それが客にも大うけするのだ。(笑いもとれる)。
とても自分の分かっている人である。
(自分がどうすれば最高のパフォーマンスを叩き出せるのかよく知っている)。

バーブラが自分のために自分で書いたような脚本だ。
そういうセリフが随分ある。
そしてトントン拍子に彼女は出世する(笑。
ビッグになり、彼女のことを知らない人はいないほどだ。
簡単すぎて苦労が足りないわ。
好き勝手やってきたから後から苦労するよ。
なんて、あっけらかんとした呑気なやり取りもある。
確かに彼女、巡業公演中に劇団をほったらかして、彼氏のところに飛んで行ったりしてやりたい放題である。
不思議に他の美人な踊り子たちは、彼女を心配したり庇ったりで、ファニーに反目したり攻撃したりする娘もいない。
しかし、彼女は本業ではなく、恋愛で苦労する。

ニック・アーンスティンは誰よりも早く彼女の才能と魅力を発見した人であり、彼女の初恋の人でもあったが、、、。
最初はそっけなくしていた彼女も彼の魅力に惹かれ、熱烈に愛するようになる。
そして結婚し大豪邸に住み、女の子も生まれ幸せの絶頂を迎えるが。
夫は石油に手を出し、散財する。その後はツキに見放されついに借金を重ねる身となる。
彼は何時しか彼女を競争相手として見て、自分も大きなヤマを当て同じくらいビッグになろうとしていた。
「君に追いつきたかった」と明かされて複雑な胸中を見せるファニー。

いっそのこと主夫でもよかろうに、、、。
それは無理か。
プライドの塊みたいな男である。
最後は焦りから騙されたのだろうが罪を犯し、有罪の判決を受け1年半お務めをして出所してくる。
ここでファニーはお互いのため別れる決心をする。
そのこころを舞台で切々と歌いあげ、エンドロールへ。


かなり長く感じる映画であった。
うんと時間経過を圧縮してリズムよく飛ばしているのにどうも長い。
つくりから言って大作なのだが、感情的に共感する面もなく、ほ~っと観て終わった(笑。


勿論、わたしにとって(おそらくオマー・シャリフにとっても)「アラビアのロレンス」、「ドクトル・ジバコ」の方が圧倒的に良かった。
バーブラ・ストライサンドの才能は認めるにしても、、、。




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絵画や映画や音楽、写真、ITなどを入口に語ります。
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