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パニック・フライト

Red Eye001

Red Eye
2005年
アメリカ

ウェス・クレイヴン監督
カール・エルスワース脚本・原案

レイチェル・マクアダムス、、、リサ・ライザート(一流ホテルマネージャー)
キリアン・マーフィー、、、ジャクソン・リップナー(テロリスト)
ブライアン・コックス、、、ジョー・ライザート(リサの父親)
ジェイマ・メイズ、、、シンシア(リサの部下)
ジャック・スカリア、、、チャールズ・キーフ(政府高官)


「夜間飛行便~べイ・ブリーズ」の意味~ことば掛けとなるか、、、。
しかしどう間違っても「パニック・フライト」ではない、、、勝手に3流映画にするな!と言いたい。
何で邦題はこうまでロクでもないものが多いのか、、、?

Red Eye005

とてもよく練られたサスペンス映画であった。
流れに無駄がなく緩急があり、飛行機内という密室で突然主人公に襲いかかる途轍もない災難とそれに立ち向かう彼女の恐怖と不安、葛藤と怒りに知らぬ間に同調している。
列車などより、地上30,000フィートという高度を保つ空間であるためか、その閉塞感も強い。
そのなかでいろいろ思案し策を弄するも、やはり彼女にやれることは限られている。
相手のテロリストの豹変ぶりと底知れぬ恐ろしさは絶望感を呼ぶ。
何と2ヶ月間もホテルマネージャーであるリサを観察して調べ上げており、要人の部屋を指示通り変えないと父親を殺害する、とまで迫られては何をやったにせよ所詮時間稼ぎのレヴェルだ。
追い詰められてゆくリサの心境がよく分かる。
Red Eye002
レイチェル・マクアダムスの凛々しさも文句なしであったが、キリアン・マーフィーのサイコなテロリストも最高だった。
そしてちょっとだけの脇役とは言え、11歳の聡明そうな少女が彼らの不自然さに気づき、飛行機から逃げ出すときにリサを庇うところがあるが、その女優の存在感はなかなかのものである。その後、どういう活躍をしているのだろうか、と気になった。

Red Eye003
ギリギリまで追い詰められ要人暗殺のほう助をさせられる羽目になるが、、、。
着陸を待って、彼女は過激な反撃に出る。
過去に駐車場で襲われたトラウマを抱えているが、もう絶対に負けないという反骨の精神に目覚めたのだ。
ロビーでの安酒べイ・ブリーズを呑みながらの会話などで、どことなくジャクソン惹かれていったリサは、その時点では素敵な出逢いを感じていたはずである。
彼女のトラウマがさらに深刻にならなければ良いがと途中から気になり始めてしまうものだ。(もう感情移入である)。

ボールペンで相手の喉を刺し、巧みに逃走しホテルのシンシアに連絡を図る。
だが携帯のバッテリーがほんの僅かしか残っていない。
この辺の流れは上手い。それに撮影(カメラワーク)もスリリングさをよく演出している。
ターミネーターみたいに喉を刺されても彼女を走って追ってくるジャクソンのサイコぶりが尋常ではない。

リサの指示を素早く実行したシンシアの働きで、要人たちは寸でのところで命を救われる。
何と釣り船からロケット砲をホテルの変更したその部屋向けて放ったのだ。
しかも、事前にロケット砲を海に沈めておいて、撃つ間際にそれが格納されたトランクを釣り上げるという用意周到ぶりである。
直前にその釣り船を警戒してやってきたSPもそこまでは気付かなかった。

そして彼女の家での父親を守るための攻防戦である。
父親を狙っていたテロリストの殺し屋は奪った車でひき殺したが、何とそこにジャクソンがやってきた。
ターミネーター級のサイコテロリストである。
手に汗握るリサのサスペンスアクションが続くが、彼女の窮地の場面で気絶から蘇った父にテロリストは撃たれる。
ここは予定調和だが、鑑賞者は当然この流れを歓迎するはずだ。

前半の空港ロビー、中盤の飛行機内、後半の街に出てからの各プロットがしっかり練られていて展開もよく、特別に驚くような場面はないが、充分スリリングにしっかり見せてゆく。

Red Eye004
最後は、よくやったわね、と自分の指示どうり動いて要人を救った部下を労う。
脚本も秀逸である。


そしてキャストもよく、よくできた映画であった。

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