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リーガル・マインド 〜裏切りの法廷〜

The Trials of Cate McCall

The Trials of Cate McCall
2013年
アメリカ
ドラマ映画

リーガル・マインドは『柔軟、的確な判断』をいうが、原題は『ケイト・マッコールの試練(裁判)』というシンプルなものである。
邦題は内容を吟味した上での題であろう。言いえていると思う。

カレン・モンクリーフ監督・脚本

ケイト・ベッキンセイル、、、ケイト・マッコール(弁護士)
ニック・ノルティ、、、ブリッジズ(弁護士)
ジェームズ・クロムウェル、、、サンプター裁判長
マーク・ペルグリノ、、、ウェルチ刑事
アナ・アニシモーワ、、、レイシー(殺人犯)

ケイト・ベッキンセイルは「レタッチ」で見ていたが、もう女の子をもつ母親役であった。
随分大人になっていたが、確かにあちらは1994年のものだ。こちらはそれから19年後だ。あたりまえか。
明日辺り、「レタッチ」もう一度見直してみようか、、、。

それから「ホワイトアウト」なども、、、観始めて止めていた物がある。


さて、この話だが。
殺人事件で有罪判決(終身刑)を受けた女性レイシーの弁護を、アルコール依存症と闘う女性弁護士ケイト・マッコールが請け負うところから始まる。
彼女はアルコール依存症のため、幼い愛娘の親権すら失って自身が保護観察処分中なのだ。
しかも親権を勝ち取った元夫は、遠くに引っ越してしまう。
会うに会えないが、これまでも裁判、弁護の激務のためほとんど娘に会う時間がなかった。
(ある意味、自分の野心のためでもある)。
アルコール依存症もそのストレスから来ている。
悪循環である。キャリア・ウーマンにとって誰もが少なからず抱える深刻な悩みではないか、、、。

そんな身の上だが、彼女の信じる正義のためブレずに戦ってきた矜持が支えであった。
これまで多くを犠牲にして、敏腕弁護士として名を売ってきたのだ。
しかし、元夫や恩師の弁護士に言わせると、単に勝つことが目的であったり自己中心主義であると批評される。

今回引き受けたレイシーの弁護はすでに大変不利な状況で固められており難しい仕事になった。
しかし初めから事件を洗い直すことで警察・検察側の証拠や証言の捏造などが見つかり一つ一つ覆してゆく。
ケイトは苦戦するも逆転無罪を勝ち取る。
だが無罪放免となって喜んでいたレイシーの実態を知って驚愕する。
涙を流し、しおらしい表情で冤罪を訴えていた彼女とはまるで別人であった。

そして何よりレイシーは冤罪などではなく、彼女こそが真犯人であったのだ。
自分が確認した証拠に見落としがあったことに気づく。
軽蔑し反目していた相手と自分が同レヴェルであったことを思い知らされる。
検察・警官側の腹黒さにばかり目が向き、もっとも肝心な部分に洞察が行き届かず、先入観にも邪魔されていた。

全体の「風の向きは変えられないとしても、船の帆は調節できる」のだ。
かつての過ちを侘び、敵であった相手と和解し、味方のように振る舞い利用しようとする相手とは決別する。
ここで彼女は自己解体し、一回り大きく再編成する。
見守ってくれる良き恩師~アドヴァイザーがいたことも良かった。
本当の味方の言葉に耳を向けることが肝心である。

彼女は戻ってきたレイシーの弁護につくが、名誉の敗戦にもってゆく。
レイシー有罪の決定的物証を検察側に渡していた。
折角上手く無罪を勝ち取ったと思い有頂天でいた彼女は法定で激しく暴れて取り乱す。
彼女の本性を見た時である。

事の真実は大変見え難いし、観る者の立ち位置によって変わる。
これらの真偽を確かめそれらのピースをパズルとして組み合わせなければならない。
元々人の罪を測るなど人の目~能力でどれだけ可能なのか。
どれほど法を整備しても、人の施行することである。それが前提だ。
人を法に掛けて審判する人も等しく生身の生活を送っており、その現状はときに大変険しい生をいきているものだ。
しかし極めて高い見識の元、行われなければならない仕事であるしそれを要求されるはず。
実際はそうでもないようだが、、、。
今回の事件でもっとも成長できたのは、ほかならぬケイト・マッコールに思える。


これから先、彼女は娘に受け入れられるのか、、、。
すべて彼女自身にかかっているだろう。


如何にもドラマ映画という感じであった。
日本の2時間ドラマに似ていた。

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